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高濃度汚染魚ムラソイ
福島第一原発隣接港湾から セシウム85000ベクレルの汚染魚ムラソイ検出 汚染水継続流入を示すセシウム134も高濃度検出(FGW)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=46075
August 15th, 2014 Finance GreenWatch
東京電力は15日、福島第一原発に隣接する港湾内の魚類調査結果を発表した。それによると、セシウム含有量が最高で8万5000ベクレルのムラソイなどが見つかった。6月の調査よりセシウム量は増加している。
最高値を記録したムラソイは、7月24日に第一原発の物揚場付近で捕獲されたもの。東電の発表では、原発から港湾内に日量数百億ベクレルの放射性物質が流入しているとみられることから、同ムラソイからは半減期が約2年のセシウム134が22000ベクレル検出され、事故後の放射性物質を吸収したことを示している。
ムラソイはカサゴ目フサカサゴ科メバル属で、鮮度がよければ刺身にもなる。塩焼きや煮つけなど、どんな料理も可能で、値段も安いことからポピュラーな魚として知られる。最高値をつけたのとは別に、7月9日に東波除堤付近で採取されたムラソイからも55000ベクレルを検出した。今回のサンプル調査対象の27検体のうち、100ベクレル以上の放射性物質濃度を示したのが、大半の24検体となった。
港湾内と外洋はシルトフェンスで遮られているが、同フェンスは、過去に再三、台風等でフェンスが切れる事故が起きているほか、港湾内に作業船舶が出入りする際にも開放されている。これらの度に、港湾内の高濃度汚染魚が外洋に流出しているとみられる。福島県周辺でのムラソイ、タケノコメバル、マコガレイ、シロメバルなどの魚種には要注意という以外ない。
http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/f1/smp/2014/images/fish01_140815-j.pdf
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