http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/712.html
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また安全デマ・パンフレットが出ました。
「福島県南相馬発・坪倉正治先生のよくわかる放射線教室」
(発行・ベテランママの会 監修・早野龍五東大教授)
http://firestorage.jp/download/1447698b822d4110cd7a9b0a3538abd69d5e5e1b
阿修羅の読者にはもはや説明無用でしょうが、間違いを指摘しておきます。
(1) もともと放射線は周囲に存在しています
自然界にあるからと言って安全ということにはならない。
一酸化炭素も硫化水素ガスも自然界には存在するが、濃度が上がれば危険だ。
自然放射線による被ばく量の上に、原発事故の汚染による被ばく量がさらに加わるのだから、
安全だとは言えない。
(2) 食べ物にもカリウム40という放射性物質が含まれています
またまたバカの一つ覚えのカリウム40。
進化の過程で体内のカリウムの量が一定になるような仕組みが体に備わっているが、
セシウムやストロンチウムに対してはそのようなメカニズムはなく無防備である。
セシウム137は心臓に集まりやすく、わずかな量でも心筋を破壊して心不全を引き起こす。
今更、カリウムなどを持ち出しても誰もだませない。
(3) 放射性物質は人口のものも自然のものも影響は一緒です
体内での挙動、蓄積部位は違うから、人体に対する影響は同じとは言えない。
上に挙げたカリウムとセシウムがよい例。
ストロンチウム90はカルシウムの代わりに骨や歯に取り込まれ、
強烈なベータ線により、骨折、歯欠け、白血病を引き起こす。
すでに骨折、歯欠け被害が激増している。
同じ線量であっても、体内に蓄積される部位は物質により異なるので、当然影響は異なる。
(4) 被ばくには外部被ばくと内部被ばくがあります
ありますだけでは説明不足だ。
両者は、赤熱する石炭に手をかざして暖まるのと、それを飲み込むぐらいの違いがある。
(C.バスビー博士)
線量は距離の2乗に反比例する。1/2の距離では4倍、1/10なら100倍となる。
磁石同士を近づけると急に吸引力が強くなるのを想像すればよい。
内部被ばくは距離はゼロに近いのだから、被ばく量は莫大であることは子供でもわかる。
いったん体内に取り込まれたら、1日24時間365日、近傍の組織にダメージを与え、
あらゆるトラブルを引き起こす。
(5) 内部被ばくはWBC、 外部被ばくはガラスバッジで測ります
WBCではアルファ線、ベーター線は計測不可能、ガンマ線核種も体内奥深くにあるものは
測定不可能。内部被ばくを正確に測定できる方法はこの世にはまだ存在しない。
ガラスバッジも、着用している反対側からの放射線は体で遮蔽されてしまうから、
正確な被ばく量は得られない。
そもそも政府・自治体の配布するガラスバッジは線量が低く出るように仕組まれており、
全く信用ができない。
大山こういち氏も同様の指摘をしている。
「ガラスバッジの目的は線量に基づかない対象地域を正当化すること」
(とある原発の溶融貫通 2013/10/28)
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7382691.html
WBCもガラスバッジも、測定値が大きければ危険だとわかるが、
小さいから安全だとは絶対に言えない。
(6) 南相馬で体内から検出する人はほとんどいません
WBCの測定限界や測定時間で、結果はいか様にも変わる。
繰り返すが、WBCでは内部被ばくをすべて測定することは不可能。
(7) 内部被ばくの原因のほとんどは食材由来です
間違いである。
放射能に限らず、体内に取り込まれる汚染物質の8割は呼吸によるものだ。
1日の呼吸量は1万3千リットル(200リットルドラム缶で65本分)、重さで17キログラムにもなる。
1日の食物摂取量の10倍だ。
すでに、直径数ミクロンの溶融核燃料微粒子が茨城県などで検出されている。
毎日たくさん食べても年間で何ミリシーベルトなどと言っているが、
放射性微粒子を一粒でも吸い込めば、すぐに数十ミリシーベルト単位の被ばくをしてしまう。
(8) 流通している食品を食べて内部被ばくが増えている人はいません
内部被ばくを正確に測定することは不可能なのだから、増えていないとは言えない。
内部・外部被曝の実効線量係数には全く科学的根拠がなく、デタラメである。
「放射能と人体(10)安全デマのキモ」 (院長の独り言 2012/1/13)
http://onodekita.sblo.jp/article/53082228.html
(9) 水道水は除去できているので安全です
そんなことは断定できない。
放射性微粒子が舞っている環境下では、いくらでもどこからでも水に入り込む。
(10) 南相馬市、相馬市の市街地の空間線量は西日本と変わりありません
この地図は2004年のものだと薄い色で表示されているのが笑える。
事故前なのだから、西日本と変わらないのは当たり前だ。
おそらく汚染がひどすぎて、現在の汚染地図を載せられないのだろう。
(11) 現在の南相馬市、相馬市のガラスバッジの検査結果がそのことを示しています
前述の通り、ガラスバッジは全く信用できない。
(12) [Q] 放射線は他の人に移りますか?
衣服等が放射性物質で汚染されていれば、当然他人にも汚染は拡がる。
体内に取り込まれた放射性物質は、亡くなって火葬されれば、また大気に放出され、
他人の体に取り込まれる可能性がある。
半減期の長い放射性物質は、何十年にも渡って環境の中を廻り、生物へ害を与え続ける。
(13) [Q] ミネラルウォーターを購入していますが水道水は大丈夫ですか?
[Q] 井戸水や山から流れてくる用水路の水は大丈夫ですか?
大丈夫だとは言えない。どこでも放射性物質で汚染される可能性がある。
(14) [Q] 店頭の食品に放射性物質濃度が明記されていませんが大丈夫ですか?
検査体制は極めていい加減なので、信用できない。
汚染されていない産地の食材を選ぶしかない。
(15) [Q] 魚は食べてもいいですか?
福島近海の魚、とくに底ものは極めて危険である。
東電は、これから汚染水を大量に放出する計画なので、魚介類の汚染はさらにひどくなる。
(16) [Q] 子どもを生むことはできますか?
問題外。大人が健康で暮らしていけない環境なのに、どうやって育てるのか。
(17) [Q] ストロンチウムやプルトニウムのことを考えなくてよいのですか?
セシウムに比べて絶対量は少ないが、危険性は数百倍以上だから、当然計測する必要がある。
測定しようとしないのは、知られては困る結果が出るからだろう。
(18) [Q] 3歳以下の子どもたちの外遊びは大丈夫ですか?
子どもを早死にさせたかったらどうぞ。
(19) [Q] マスクはしたほうがいいですか?
地獄玉を吸い込まないように、できるだけマスクはするべき。
(20) [Q] これから何もしなくていいのですか?
安全だ、心配ないと言っておきながら、なぜ
「定期的に検査を続けることは重要です」
と言うのか。矛盾している。
まず住民がしなければならないのは、汚染のない地域への避難・移住だ。
写真を見ると、坪倉センセイは以前に比べてずいぶん痩せてしまった。
癌にでもなったのではないか?他人事ながら心配である。
安全だ、心配ない、と言いながら、自分が病に倒れてはお話にならないだろう。
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