http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/607.html
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マスコミに頻繁に登場し、「被ばく被害はない、安全だ、被ばくで鼻血は出ない」などと
主張している学者たちの肩書きを調べてみた。
小佐古敏荘(東京大学大学院光学系研究科原子力国際専攻教授。原子力工学。工学博士)
菊池誠 (大阪大学サイバーメディアセンター教授。物理学者。専門は学際計算統計物理学。理学博士)
高田純 (札幌医科大学医療人育成センター教養教育研究部門教授。物理学者。放射線防護学。理学博士)
早野龍五(東京大学大学院理学系研究科教授。原子物理学。理学博士)
野口邦和 (日本大准教授。化学者。放射化学。放射線防護学。 理学博士)
早川由紀夫(群馬大学教育学部教科教育講座理科専攻教授。 地質学者。専門は火山。理学博士)
中西準子(産業技術総合研究所フェロー 環境工学。工学博士)
彼らの多くは、理学・工学博士であって、医学博士ではない。放射能の専門家ですらない人もいる。
なぜ、医学を修めてもいない人間が、被ばく被害は心配ない、安全だと断言できるのだろうか。
ここでツイートを2つほど紹介する。
小野俊一医師のツイート (2014/4/29)
https://twitter.com/onodekita/status/461120927053266944
「人間の体のこと、生物のことなど何も知らない『放射線防護学』『保健物理』の教授達が、
現場も見ることなく『安全、安心』を口にする」
人体は非常に複雑、千差万別、理屈通り、教科書通りにはいかない。
同じ薬を投与しても、効く人、効かない人、アレルギー症状を起こす人とさまざまだ。
そういった問題に日ごろ直面している現役の医師からすれば、物理学者や科学者が、
健康に問題ない、安全だなどと断定するのは言語道断だということだろう。
烏賀陽氏のツイート (2014/4/19)
https://twitter.com/hirougaya/status/457488692886523904
「いくら有名校を出ようと、自動車にはねられたけが人を自動車設計者が見て
『大丈夫。心配ありません』と言えばキチガイか詐欺師だと思われる。
ところが、なぜか原子力工学者が、原発事故の健康被害を『大丈夫』『心配な し』と
しゃあしゃあと言う。そして人々も信じ込んだりする」
全くその通りである。
自動車工学の教授が、骨折しているかも知れない事故被害者に、「大丈夫、心配ありません」と
言うだろうか?被害者はそれを信じるだろうか?
こういったとんでもなく非常識なデタラメが、平気でまかり通るのが原子力業界である。
高田純氏は札幌医科大学の教授で、白衣で登場すると医学者かと勘違いしてしまうが、
だまされてはいけない。彼は物理学者であり、医学者ではない。
彼の専門である放射線防護学の定義は次の通り。
http://kotobank.jp/word/%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%98%B2%E8%AD%B7
「人間およびその環境を,放射線被曝あるいは放射性物質による汚染から防護し,
放射線障害の発生するのを防止すること。放射線保護のための実務を放射線管理
あるいは保健物理,放射線防護を研究対象とした学問を保健物理学というが,
放射線防護,放射線管理および保健物理の3者はニュアンスの違いはあるにせよ,
実際にはほぼ同義語として用いられている場合が多い。国際放射線防護委員会は
放射線防護におて国際的に指導的立場にある」
要するに、放射線被ばくや汚染を防護・低減することを目的とした学問である。
どれだけ被ばくすれば人体にどういう影響が出るか、安全か危険かを研究するのは医学であり、
放射線防護学の範疇ではない。医学者でない人間が勝手に安全性を判断してはならない。
当たり前の話である。
過去の事実、データから、被ばくの危険性を指摘するのは、別に医者でなくてもできる。
しかし、安全性を保証するのは医学の専門家でなければならないし、もちろんその判断に
責任を持たなければならない。
今後、被ばく被害が深刻になると、こういった人たちは、
「私の言っていたのは外部被ばくの話で、内部被ばくは医学の問題です」
などと言って、逃げてしまうのだろう。
医者でないのだから、自分の発言の責任を取ることもない。
プルト大橋こと大橋弘忠・東大教授は、「プルトニウムは飲んでも大丈夫」と発言して
大ひんしゅくを買ったが、これらの教授たちも五十歩百歩のレベルだろう。
彼らの言う「安全」を信じていると、とんでもない目にあうのはまちがいない。
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