極小化した個々の作業員に視点を当てても公共事業化の思惑フィルターを
通ってしまうと、待遇はそのままでいつのまにか、今以上に人員を増やす、
あれも心配これも心配といろいろと予算を盛る、挙句の果てに廃炉ビジネスの
研究だと称してさらに予算が盛られる。こうやって地元の土民や行政を巻き
込んで事業体としてどんどんと極大化していく。

けれども肝心の事故復旧に対しては何ら成果をあげれない。
もんじゅや核サイクル事業と何ら変わらないではないか。

このマクロの矛盾を個々の作業員を必要以上に心配なさる方々は、どう説明するんだ。
ハッピーなんかにだまされるな、やつは現状が永遠に続くぬるま湯に
浸かっていたいだけだろう。この手の心配なんだー騒ぎに付き合っても
同じことの繰り返しをいつまで続けるというのか。

それを外からこの作業員にしても地元民にしてもメディア（特にぬるま湯のNHK）が
あれこれ心配してあげるのは、自分たちのなんらかの、こころの後ろめたさ、
善性（偽善とはいわんが）を埋めても、問題の解決には決して至らず、
逆に事業のさらなる肥大化を生むだけ。

共産主義社会に生きているのではないのだから、社会の原理原則はコストで
あるのは当たり前であって、終始一貫したコストの物差しで考えるしかない。
（それもコスト観念を最も知ってるものを外から連れてきて）
そしたら自然と答えは出てくるだろ。