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「謝え!」「償え!」ついに立ち上がった飯舘村民 2500人がADR申し立てへ http://t.co/wWGl5o2fMR
村民は怒っている。あまりにもおとなしすぎた。恩恵もなんもない放射能が降ってわいた。そういう矛盾に声をあげて東電に事故の究明や説明をちゃんとさせよう・・
— はなまま (@hanamama58) 2014, 7月 27
【いいたて通信(40)】「謝え!」「償え!」ついに立ち上がった飯舘村民 2500人がADR申し立てへ
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140727/dst14072707000001-n1.htm
2014.7.27 07:00 産経新聞
申し立てに向けての思いを語る長谷川健一さん(後ろ)=福島県伊達市
「謝(まや)え! 償え!返せふるさとを」
力強いスローガンとともに福島県の飯舘村民が立ち上がった。
東京電力福島第一原発事故の事故から3年半を前に、飯舘村民の4割にあたる約2500人が10月をめどに国の原子力損害賠償紛争解決センターに和解仲介手続き(原発ADR)を申し立てることを決めた。
申し立ての中心になっているのは飯舘村で酪農を営んでいた長谷川健一さん(61)だ。
長谷川さんは「飯舘村民は怒っている。あまりにもおとなしすぎた。恩恵もなんもない放射能が降ってわいた。そういう矛盾に声を上げて東電に事故の究明や説明をちゃんとさせようということで申し立て団を結成した」と力強く話した。
飯舘村は放射線量に応じて、避難指示解除準備、居住制限、帰還困難の3区域に分けられ、賠償内容も区域で決められている。
副団長の佐藤公一さん(66)は、「放射性物質は村全体に降った。賠償が3区域に分けられるのはおかしい」と憤る。
こうした線引きによる賠償の格差が住民間に分断を作る要因となっている。ADRに対しても格差や分断を恐れ、二の足を踏む人もいる。
この日行われた住民説明会でも、長泥地区でADRへの申し立てに参加して賠償額が増えた人と参加しなかった人との関係に亀裂が生じたとし、「福島市などで土地や家を買う人が増えた。これでは地区が崩壊してしまう。そのことを十分に頭に入れて進めてほしい」と訴える住民もいた。
本来ならば必要のない新しい家や土地をめぐって被害に遭った住民同士に亀裂が生まれてしまっている。必要のない負の感情が原発事故によって引き起こされている。
長谷川さんは「個人で東電に直接請求できる人と、そうでない人の賠償格差が大きくなっている。それを埋めるために立ち上がらなければいけない」と話す。
今回のADR申し立ても含め、これまで申し立てを行ってきた飯舘村の長泥地区や蕨平地区もすべて住民主導で行っているのが飯舘村の特徴だ。
飯舘村で最初にADRを集団で申し立てた長泥地区や蕨平地区も地区の住民らが自分たちでまとまって闘いを続けてきた。
とくに帰還困難区域に指定されている長泥地区では、申し立てから1年半以上が経過しての和解で住民たちも苦しい思いをしたが、センターは、被ばく不安への慰謝料として、1人当たり50万円(子どもと妊婦は100万円)を提示し、東電も支払いに応じた。ADRの集団申し立てで、東電が被ばく不安への慰謝料を支払うのは初めてという画期的な和解となった。
長泥弁護団の小林克信弁護士は報告会で「非常に画期的な内容で、今後のADRで長泥の和解例が指針になっていくだろう」と話した。
浪江町では馬場有町長が「共通する被害は町が代理人になって被害救済を行う」と町が主導して町民約7割の1万5千人が参加して精神的賠償の増額を申し立てた。
長谷川さんらも当初、村に浪江町と同様の対応を求めたが、村は避難区域の再編で格差を縮小したことを理由に「関与しない」と答えたという。
長谷川さんは「行政に対して言いたいのは行政には助けを求めないので邪魔をしないでほしいということです」と語気を強めた。
長谷川さんらは20ある行政区で説明会を行うなど草の根の活動を続けて賛同者を集めてきた。
長谷川さんは「われわれがふるさとを追われて汚された賠償はない。その声を上げていかないといけないし、なかなか個人で請求できないお年寄りなどに寄り添っていきたい」と話した。
ADRでは、東電が浪江町や同村蕨平地区住民への和解案の大半を拒否する問題が相次いでおり、厳しい闘いが待ち受けている可能性がある。
弁護団の河合弘之弁護士は「飯舘の村民は十分待った。不条理な放置に甘んじるべきではない。きちんと東電の責任を追及して単にお金の問題ではなくて真の意味の生活再建、地域再建をしていくお手伝いをしたい」と話し、住民とともに闘うことを誓った。(大渡美咲)
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