http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/491.html
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田中康夫氏のサイトを見ていたら、表題のような主張をされている文書が見つかりました。
URLは次のものです。
http://www.nippon-dream.com/wp-content/uploads/img-820125840.pdf
このPDFの文書の一番下の段の右側にフクイチ30キロ圏に世界中から核廃棄物を受け入れれば最大最強の安全保障政策と述べられています。コピーができない設定なので、こちらに文書のコピーができません。
この文書がいつ掲示されたものなのか、つまり、今も田中氏がこの主張をされているのか、不明です。
また、核廃棄物と言っても、高レベルのものから中レベル、低レベルのものまであり、ガラス固化体とか使用済み核燃料とか、または原子炉圧力容器本体などもあります。それぞれをどうやって保管するのかという問題もあります。
現在、高レベルの核廃棄物の保管は、世界中どこも、ほぼ乾式キャスクで行うことになっています。乾式キャスクに入れる前は、冷却用のプールで水冷をしているようです。水冷に普通の使用済み核燃料なら最低限5年から10年程度かかる様子です。MOX燃料の場合は水冷が数百年必要と言われています。いつの時点で、つまり、水冷が必要な燃料を受け入れるのかという問題がまずあります。
次に、乾式キャスクは耐用年数が現状で50年程度の様子です。耐用年数が過ぎたら詰め替えの必要があります。これをどうするかがやはり問題です。
更に、核燃料はジルコニウムの被覆管に収まっていますが、これの耐用年数もあります。どのぐらい耐用年数があるのか自分は知りませんが、核廃棄物の多くは崩壊して他の核物質に変化をしていきますから、熱が発生し、中には希ガスに変化するものもあります。つまり、内部の圧力も変化する可能性があります。まあ、非常に徐々に崩壊するので無視できるのかもしれませんが、数千年、数万年という期間の保管が必要ですから、その間、どうなるのかを考えておく必要はあるでしょう。
皆さんは、この田中康夫氏の提言に対して、どう考えられますか。
- Re: 田中康夫氏の主張:福島30キロ圏を永久に居住不可にして世界の核廃棄物を受け入れるべし 松 2014/7/28 07:03:19
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