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原発事故後の健康支援で逆走 環境省の専門家会議(東京新聞:こちら特報部)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/432.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 7 月 22 日 09:30:25: igsppGRN/E9PQ
 

原発事故後の健康支援で逆走 環境省の専門家会議
http://magicmemo.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/633-e905.html
2014年7月22日 東京新聞:こちら特報部 俺的メモあれこれ


福島原発事故後の健康支援を議論する環境省の専門家会議が、あらぬ方向に走り始めている。今月16日の会合でも、外部から招いた研究者が健康診断の拡充を求めると、座長は「議論したくない」とそっぽを向いた。健診拡充は子ども・被災者支援法も求めているが、座長自ら「成立時と現在は状況が違う」という声を上げている。被災者たちがこうした姿勢を到底、受け入れられるはずもない。(榊原崇仁)

◆健診拡充に後ろ向き

「(福島原発事故で拡散している)放射性物質が福島県境でとどまるとは思わない。早く県外の住民の症例も把握すべきだ。放射線量の評価ばかりに、こだわるべきではない」

16日にあった環境省の専門家会議。ゲストで招かれた疫学者の津田敏秀・岡山大教授は、同県内外の住民がどれだけ被ばくしたかの議論に時間を費やす会議の現状に疑問を呈した。

しかし、座長の長滝重信・元放射線影響研究所理事長は「非常にユニークな方がおられる」と、津田教授の指摘を突き放した。

同県では事故直後から県民健康調査が実施され、事故当時18歳以下だった県民を対象に甲状腺検査などが進められている。ただ、現在は国費による健康調査は福島分のみ。このため、専門家会議では現在、他の地域でも健診などが必要か否かを議論している。

座長の長滝氏は、@同県内外の住民の被ばく線量を評価A線量に基づく健康影響を分析B必要な健康支援が何か考える─という方針を掲げており、6月26日の前回(第7回)会議で、ようやく線量評価の骨子がおおむねまとまった。

骨子には、独立行政法人・放射線医学総合研究所の推計や同県による住民の行動調査などから、甲状腺がんを引き起こす放射性ヨウ素の内部被ばくは「大半が50ミリシーベルト以下」、外部被ばくは「『福島県でも99.8%が5ミリシーベルト以下』という調査結果は全体の傾向を見る上で妥当」と記された。

だが、この評価結果は不確かな部分が大きい。

ヨウ素被ばくを分析しようにも、実測したのはわずか1000人程度。同県による甲状腺検査対象の0.3%だ。放射性ヨウ素は半減期が8日と短く、現在からは実測し難い。外部被ばくの行動調査も、回答率は25.9%と低迷している。

津田教授は会議の席上、「病気とその原因の因果関係を考える際、原因側のデータが少なくなりがちだ。病気の側から考えるのが、国際的な疫学分析の基本になっている。原因から考えるのは、実験室のやり方にすぎない」と主張した。

さらに「線量評価にこだわると対策を先送りし、被害を広げる」と続け、同県内外で甲状腺がんやその他の病気の症例把握のため、早急に健診し、事故を境に病気が増えたか、地域によって差があるかなどを分析すべきだと強調した。

会議に招いたにもかかわらず、座長の長滝氏はこの意見をほぼ無視した。

この対応に対し、津田教授は「私はオックスフォード大出版局の教科書に基づいて発言している。先生の方がユニークですね」と応酬したが、長滝氏は「先生と議論するつもりはありません。線量に基づいて議論する」と述べ、一方的に話を打ち切った。

◆住民の期待に応えず

国の放射線の健康影響に対する消極評価は、今に始まったことではない。

内閣府の有識者会議「低線量被ばくのリスク管理に関するワーキンググループ(WG)」は2011年12月に報告書をまとめ、「発がんリスクの増加は100ミリシーベルト以下の被ばくでは他の要因の影響に隠れるほど小さく、明らかな増加の証明は難しい」と断じた。

内閣府のWGも、長滝氏が議長を務めた。環境省の専門家会議で委員を務める丹羽太貫・福島県立医科大特命教授や、遠藤啓吾・京都医療科大学長もメンバーだった。

専門家会議は現在のところ、同県内外の被ばく線量は100ミリシーベルトをかなり下回ると見込んでいるため、「放射線による健康影響は証明できない」「影響が証明できない以上、福島県内の健診すら不要」という方向に傾き始めている。

実際、専門家会議では、すでに健診拡充に後ろ向きな発言が出ている。

12年6月に成立した子ども・被災者支援法は健診拡充や医療費軽減などを求めているが、長滝氏は第7回会議で「法案ができた時と、今と非常に大きな違いがある」「線量の評価がどんどんでき、リスクについて科学的に物が言えるようになった」と、必要性に否定的になっている。

同様に専門家会議メンバーの祖父江友孝・大阪大教授は、同じ会議で「過剰診断」という言葉を使い、健診の不利益を説いた。

これは甲状腺がんのように進行が遅いがんでは、寿命まで発症せず、体に悪さをしない可能性がある。にもかかわらず、健診でがんを見つけることで、余計な不安を抱かせたり、手術による心身の負担を生じさせたりするという意味だ。

同じくメンバーの鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長も「住民の健康不安に対し、健診をすることが本当にベストアンサーなのか、十分議論しないといけない」と主張する。

ただ、党の住民側からは逆に健診の拡充を求める声がわき上がっている。

今月13日には原発事故後の生活について、福島県内外の母親らが語り合う会合が東京都内であった。

参加した栃木、茨城、千葉、埼玉の4県で甲状腺検査をする市民団体「関東子ども健康調査支援基金」の稲垣芳さん(42)は「検査の募集では、すぐに申し込みが殺到する」と話した。

出席者の一人で、福島県大玉村から小学2年の娘と神奈川県内へ避難している鹿目久美さん(46)は「原発事故で子どもの病気の不安が増えた。それを調べてもらいたいと思うのは当たり前。福島県内であろうと県外であろうと、母親ならそう考える」と訴えた。

会合を主宰したNPO法人「子ども全国ネット」の伊藤恵美子代表(51)も「専門家会議は子ども・被災者支援法をないがしろにしている。住民の不安解消につながるわけがなく、不信感しか生まない」と語る。

専門家会議の委員でも、異論を抱く人がいる。その一人、日本医師会の石川広己常任理事は「現在の専門家会議は、住民の意見を反映していない。不安を抱く人に、一方的に『大丈夫』と言わんとする人の気がしれない」と批判する。

「低線量被ばくの影響は誰にも分からない」という立場から「放射線により、何らかの病気が生じていないか、生じた場合、どう対処するかを早く検討しなければならない。そうした備えがあって、初めて不安は解消できる」と語る。

「健診の利益や不利益は専門家を称する人たちが、一律に決められるものではない。健診の体制を整えたうえ、当事者である住民に判断を委ねるべきだ」

[デスクメモ]
専門家会議を長滝さんが仕切っている。この事実だけで、政府が福島原発事故をどう総括したかは明白だ。放射線影響研究所の前身は「治療せず、原爆の効果を調査」した米国の原爆傷害調査委員会(ABCC)だ。そこに連なる人脈が「安全神話」に関与した。いまは「安心神話」の流布に奔走している。(牧)


2014年7月22日 東京新聞:こちら特報部
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014072202000168.html


 

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コメント
 
01. 2014年7月22日 14:21:23 : I8BPuo81R4
この専門家は、チェルノブイリ原発事故の健康被害調査の時に行ったことを、福島原発事故でも繰り返すようだ。

最初は放射線恐怖症、ストレスのせいにして、健康被害を否定。次に健康被害が明らかになると、過剰診療のせいにする。いよいよ、否定できなくなって、健康被害を認める。

何とかの一つ覚えで、国民は放射能被害の犠牲になる。


02. 2014年7月22日 15:52:32 : YylixLkL5Y
もう医者でも専門家でないな。人間であるかどうかも怪しい。それが原子力村の御用学者。

03. 2014年7月22日 20:04:16 : 8A4nY2b0oM
助教が健康被害と、自分の瓦礫広域処理、大人は食べろ発言を認めるのはいつか。
東電の経営陣のように、引退、逃亡する気か?

04. 2014年7月22日 23:55:00 : gt8JdlA4TD
>>3
お前さんの工作は笑いを誘うギャグにしか見えないから
もうやめた方がいい。

05. 2014年7月23日 00:11:07 : FfzzRIbxkp
私は原子力空母ロナルド・レーガンの乗務員に関する健康被害の調査がどうなっているのか気になっています。

乗務員が被ばくで亡くなられたという知らせもありましたので、
日本政府は空母ロナルド・レーガンの現場検証の結果も出してほしい。

それから雷からも放射線が出ていますが、
昨今の人工的な雷などは、発信源周辺の磁場の乱れやその影響で、放射性物質を集めているのではないかと思うので、人工の雷を発生させている兵器の周辺の線量測定をしてほしいです。また、そのような仕事をしている自衛隊や気象関係者の被ばく量もWBCで測定した結果が出るといいです。


06. 2014年7月23日 03:42:14 : aiMZAOJQqY
長瀧重信は、極悪御用学者の重松逸造の弟子。
731部隊研究者の福見秀雄(元・長崎大学長)とも深いつながりがある。
メンゲレ山下、高村昇のボスでもある。

放射線影響研究所(旧ABCC)理事長は、第3代が重松、第4代目が長瀧で、
原爆被害の隠蔽・過小評価に尽力している。

長瀧は、重松と一緒に、1991年にチェルノブイリ安全宣言を発表、
住民に健康被害はないと主張して、世界中から激しい非難を浴びた。

要するにIAEAお抱えの御用学者だ。

福島の住民の健康調査をまともにやる気は全くない。

最初から、「放射能の影響はゼロ」と結論は決まっているのだから、
都合の悪いデータの収集をやるわけがないのだ。

http://arita.com/ar3/?p=4674
http://kitanoyamajirou.hatenablog.com/entry/2014/04/08/170006


07. 2014年7月23日 04:02:18 : NLJogkV26k
>>6
彼らも助教のように大人は騙された責任を取って汚染食品を食べろとまでは言わないぜ!

08. 2014年7月23日 06:12:12 : 0ZoaofiqIk
>>04
小出さんの功罪ははっきり分けないと、ただの宗教

福一以前の反原発は認めるが、
現実に、放射性物質が飛び散った後の被曝に関する言動は間違っている。


09. 2014年7月24日 16:25:23 : OqmSmfruhw
母のガン検診で、便潜血:陽性

実は昨年も陽性で、大腸内視鏡検査でポリープを取ってもらっている。
今年も陽性とのことで、また昨年の病院に問い合わせてみると。


今、混んでいる(大腸内視鏡)んですよねー。
今からですと、早くて8月末になりますが・・・。(7月10日頃の話)
(昨年は2〜3週間後に検査できた。)
なぜそんなに激しく混んでいるのかは不明

8○歳ですよね・・・
お歳もお歳ですし、再検査(大腸内視鏡)されなくても良いんじゃないですか?
(電話に出た看護師の話で医師の判断ではない。)

一度医師に聞いてみてから(病院側から)電話するとのこと

40分後に電話があり、医師も今年は(放置で)良いとのでは?とのこと

その後、電話の看護師が信じられない一言
「40代や50代の人なら、今年ももう一度検査しましょうか・・となるのですけどね。」
そして
「ガン検診自体、もう受けなくてもいいんじゃないですか?」

なんじゃそりゃw
相手が目の前にいたら胸ぐら摘んで締め上げていたかもしれないw


トリアージではないが、それに近い形で検査機器を融通しなければ対処できないくらい要精密検査(再検査)の対象が増えているのだろう
その原因はほぼ間違いなく、あの福島で現在進行形の汚染だろう。


年寄りは先が短いのだから諦めろw
80年も生きたのならもう十分だろうw
みたいな看護師がいるとは夢にも思わなかった。


これ、全て実話だからな。


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