http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/414.html
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先月の第3回甲状腺評価部会で、御用学者同士の内輪もめ、内ゲバが起きた。
「ヤバイ 福島の甲状腺がん、リンパ節転移が多数!
チェルノブイリでもガンの転移が指摘! 山下俊一氏『小児甲状腺癌の約4割は....』」(阿修羅・赤かぶ 2014/6/11)
http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/669.html
「<リンパ節転移>鈴木眞一『病理組織学的に取ったものからみると、
少なくても50% 多い施設では70%以上見つかります』」(阿修羅・赤かぶ 2014/6/12)
http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/686.html
東京大学医学部の渋谷健司教授が、
「多くの甲状腺がんが報告されているのは、本来なら見つからず症状も出ないガンまで過剰診断により
見つかっているのではないか」
と疑問を述べたのに対し、鈴木眞一教授が、
「取らなくてよい癌を取っているのではない。リンパ節転移や肺転移などがほとんど」
と、もっとも触れてほしくない事実を言わざるを得なくなった。
この論戦について渋谷氏の主張がここに掲載されている。
「福島県の甲状腺の検査のやり方を見直してほしい、と私が発言した理由」 (Huffington Post 2014/6/26))
http://www.huffingtonpost.jp/kenji-shibuya/thyroid-function-test_b_5518695.html
彼はこう言っている。
「しかし、何度も自分たちで測定をしたが、それでもやはり健康に影響を与えるレベルの被ばく量は、
子供では見つからなかった」
これは明らかにウソである。
昨夏に1Fのガレキ撤去で大量の放射性塵が舞い、稲の汚染まで見つかって大騒ぎになっている。
住民が被ばくしていないわけがない。
測定方法に問題があるか、測定器の不良か、データを隠蔽・改ざんしているかのいずれかだろう。
またこうも言っている。
「1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故の後に甲状腺癌が報告 され始めたのは、事故後4〜5年であった。
それでは、なぜ、福島県では被ばく量が高くないのに、甲状腺癌が3年間という短期間で多数発見されたのだろう」
これも間違った認識である。
チェルノブイリ周辺では、事故の翌年から小児甲状腺がんは徐々に増え始め、5年後から激増している。
事故後5年間が、事故前と同じであったわけではない。
福島では、現在、徐々に増え始めている段階にあるのだ。
数十人というと激増したように思えるが、福島ではろくに避難をさせておらず、人口も人口密度も多いことを考えれば
理解できる。これから何千、何万という患者が出る前兆である。
渋谷氏は以上の考察から、こう結論する。
「しかし、3年間の基礎調査を終え、本格調査が実施され始めたこの段階で、これほど多くの甲状腺癌が
見つかっている原因の一つに、検診による過剰診断の可能性を考慮する必要がある」
これが間違いであることは明白であろう。
鈴木眞一氏の言うとおり、転移しやすい悪性の甲状腺がんで、即手術が必要な患者が大半なのだ。
それが放射能汚染により引き起こされたことは明白である。
渋谷氏は公衆衛生学の専門家であるが、こんなにいい加減な調査や推論で、甲状腺がんの原因を
過剰診断であろうと安易に断定するのは、信じがたいことである。
ここで、渋谷氏の経歴を見てみよう。
「渋谷健司」(ウィキペディア)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%8B%E8%B0%B7%E5%81%A5%E5%8F%B8
[略歴]
1991年、東京大学医学部医学科卒。同年に医師免許取得後、帝京大学付属市原病院麻酔科医員(研修医)として勤務。
1993年、東京大学医学部附属病院医師(産婦人科)を経て、米国ハーバード大学リサーチ・フェローに就任。
1999年、米国ハーバード大学より公衆衛生学博士号取得。同年、帝京大学医学部産婦人科助手に就任。
1999年、皇太子妃の妹である小和田節子さんと結婚。
2000年、帝京大学医学部衛生学公衆衛生学講師に就任。
2001年、世界保健機関(WHO)シニア・サイエンティスト(保健政策のエビデンスのための世界プログラム)就任。
2004年、WHOコーディネーター(評価・保健情報システム/保健統計・エビデンス)就任。
2006年、小和田恒夫妻とともに皇太子夫妻が滞在していたオランダのヘット・アウデ・ロー王宮を訪問(東宮大夫発表)。
2008年、東京大学大学院医学系研究科国際保健政策学教室教授に就任。
2012年、一般社団法人ジェイ・アイ・ジー・エイチ(JIGH)の代表理事に就任。
2013年、星槎大学非常勤講師として細田満和子教授とともに公衆衛生学を担当。
東大医学部を卒業後、ハーバード大学に留学、公衆衛生学博士号を取得。
ハーバード大と言えば、過去に重松逸造や長瀧重信といった人たちも留学し、
公衆衛生学を学んでいる。御用医学者のエリート・コースなのだろう。
米国留学後、帝京大学医学部産婦人科助手に就任。
帝京大学医学部と言えば薬害エイズ事件で逮捕された安部英が医学部長、副学長であった。
渋谷氏は薬害エイズとは無関係なのかも知れないが、御用学者の関係者を調べると、
必ず過去に大問題を起こした人物や組織が出てくるのが興味深い。
この後、IAEAが実質的に支配するWHOで働いた。2008年に東大医学研究科教授に就任。
雅子妃の妹である小和田節子さんとは1999年に結婚。
彼女たちの母方の祖父、江頭豊は、言うまでも泣く、水俣病の解決を引き伸ばし、
暴力団を雇って抗議する住民・漁民を弾圧したチッソの社長・会長である。
写真家のユージン・スミス(夫人はアイリーン・美緒子・スミスさん)は、暴力を振るわれて片目を失明している。
(雅子妃批判者は、江頭豊の出自や家系についてあれこれ詮索・批判をしているが、生まれはどうでもよい。
社会に出て何をしたかが問題である)
水俣病を拡大させた張本人、その孫娘の夫が御用学者となり、また政府に都合の悪い事実を
隠蔽しようとしているのだ。おぞましいことである。
これで小和田家の評判がますます悪くなるのはまちがいない。自業自得である。
渋谷氏は東大・ハーバード大学卒、しかも雅子妃の義弟というエリートであるが、
こういった肩書きがあれば、水戸黄門の印籠と同じように、庶民は「ははぁ」とひれ伏すと、
まだ政府は思っているらしい。あきれるばかりだ。
東大の学者は、「原発は絶対に爆発しません(斑目春樹)」、「プルトニウムは飲んでも大丈夫(大橋弘忠)」など、
デタラメばかり言っているので、完全に信用は失墜している。
東大の学者の言うことはデタラメ、マヤカシだというのが今日の常識である。
渋谷氏を始め御用学者の言うことを信じていたら、とんでもない目にあう。
それは水俣病の悲惨な歴史を見れば明らかである。
安全デマを流して、汚染地帯の住民を避難させず、見殺しにした御用学者は、
今後厳しく責任を追及されることになるだろう。
(関連リンク)
「小児甲状腺ガンは事故の翌年からわずかに増え始めて、5年後から増える。
だからメンゲレ山下は今、逃げるのだ!」 (阿修羅 mainau 2013/2/1)
http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/122.html
「甲状腺がんの流行曲線 チェルノブイリ(ベラルーシ:14歳以下)」 (すくなしの冷や水 2014/7/19)
http://inventsolitude.sblo.jp/article/101787426.html
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