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国が主導、福島原発の賠償一律半額に、死亡慰謝料は50%に抑える(7/9 毎日新聞)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/251.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 7 月 09 日 08:34:45: igsppGRN/E9PQ
 

国が主導、福島原発の賠償一律半額に、死亡慰謝料は50%に抑える(7/9 毎日新聞)
http://radiation7.blog.fc2.com/blog-entry-4038.html
Wednesday, July 09, 2014 東京江戸川放射線


 東京電力福島第1原発事故の賠償問題を裁判外で解決する手続き(原発ADR)を担当する「原子力損害賠償紛争解決センター」が、避難中に死亡した人の遺族に支払う慰謝料を低く抑え込んでいることが分かった。死に至ったいくつかの要因のうち、原発事故の与えた影響の度合いである「寄与度」をほぼ一律に「50%」と決め、ほとんどのケースで慰謝料を半額にしていた。センター側は、中には満額支払うべきケースもあったが「迅速な処理を優先した」と説明しており、被災者の救済が置き去りにされている実態が浮かんだ。【高島博之、関谷俊介】

 センターの実務を担う文部科学省の「原子力損害賠償紛争和解仲介室」で、今年3月まで室長を務めた野山宏氏(裁判官出身、現在は宇都宮地裁所長)が、毎日新聞の取材に「50%ルール」の存在を認めた。

 原発ADRは被災者側の申し立てを受け、「仲介委員」と呼ばれる弁護士が和解案を作成。被災者と東電の双方に提示し、両者が受け入れれば和解が成立する。約260人いる仲介委員はそれぞれ独立しているが、複数の関係者によると、個々のケースでばらつきが生じないよう、仲介室と相談して和解案の内容を決めることが多い。

 野山氏の説明によると、原発事故翌年の2012年前半、一部の「有力な仲介委員」(野山氏)をセンターに集め、「死亡慰謝料に関しては、十分な証拠調べをしていない点を考慮し、寄与度を大体50%としよう」と提案し了承を得た。

 センターがホームページで公表している和解成立案件のうち、死亡慰謝料に関するものは26件。このうち、寄与度が記載されている11件のうち10件は50%で、金額は700万〜900万円だった(残る1件は90%、1620万円)。また、11件以外に、毎日新聞が遺族に取材して確認した事例でも、センター側は死亡による慰謝料を1800万円と算定したうえで、「寄与度は50%」として東電の支払額を900万円とする和解案を示していた(和解成立)。

 野山氏は「本当は寄与度が100%認められる事例もあるが、とりあえず(和解案では)50%と出す。丁寧に審理したら、とても今の期間(1件につき平均約6カ月)が維持できない」と迅速化が背景にあると説明した。原発ADRは正式な裁判では時間や弁護士費用がかかり、被災者の負担が重いために作られた制度だが、野山氏は「批判はあるかもしれないが、こういうやり方が限界。不満ならば裁判をやってください」と主張した。

 原発賠償の基準を巡っては、センターの上部組織である「原子力損害賠償紛争審査会」が策定した指針と、センター内部で決めた「総括基準」があり、いずれも公表され、賠償の対象や期間、金額などが記載されている。ところが、50%ルールに関する記載はなく非公表だ。センターは取材に対し「50%は目安であり(仲介委員を拘束する)基準ではないため、公表する必要はない」としている。

 東京電力広報部は「寄与度について回答する立場にないが、仲介委員が各事案の個別事情を踏まえ、提案されているものと理解している」としている。

 ◇ことば【寄与度】

 事故や事件による被害に対して、加害者の行為だけではなく、持病など被害者がもともと持っていた要因も結果に影響した場合、被害全体に占めるそれぞれの要因の割合。たとえば、もともと精神疾患があり、交通事故で疾患が悪化した場合、「事故の寄与度は70%」と算定した裁判例がある。この考え方に基づく司法判断や和解を「割合的認定」や「割合的解決」と呼ぶこともある。

http://mainichi.jp/select/news/20140709k0000e040165000c.html

 

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コメント
 
01. 2014年7月09日 09:34:56 : HF6FBvIcSI

いま 松尾尊~『大正デモクラシー期の政治と社会』を読んでいるが

ほぼ一〇〇年前に起きた

米騒動への「救済と称する弾圧」とまったく変わっていない

 フクシマと米騒動にピタリと共通する文言を 松尾氏が書いている。

《 このように、米騒動において支配階級のとった対策は、弾圧といい、救済といっても根本は一つのものなのだ。つまり、民衆に対し片手で鞭をもってむち打ち、片手では飴を投げあたえてしゃぶらせ、そうして支配体制を維持していこうという彼らの常套手段の、くっきりと目立つ一典型だったのである。》

      [京都地方の米騒動における官憲の対策]より

    国家と支配階級の本質はまったく変わっていない 。。。。



02. 2014年7月09日 21:37:23 : 1ioo7h1uY6
■「死亡慰謝料に関しては、十分な証拠調べをしていない点を考慮し、

 寄与度を大体50%としよう」と提案し了承を得た。

 ◎寄与度50%と言う事は

  ・ 二人に一人は 盗電の殺人って事になる!

  ・ やっぱ震災関連死てのは 『原発放射能被爆死』って事だった!

  ・ わが国安屁政権下では 殺人事件を 『文科省』が担当すんだ!

 ◎『死亡した人の受取金額』:900万円/人

  ・ 安っす!

  ・ 友達作戦米兵100人余の被爆に対する補償請求額

    10億円/人 合計1.000億円

    (被爆であって死亡ではない)


  


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