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世界を覆うヒロシマ―「原子力」という名の希望なき技術:ドイツ哲学者ギュンター・アンダース/Slate他(7月2日)
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2014/07/slate72-5f42.html
2014年7月 7日 フランスねこのNews Watching
「原子力は受け身的で合法化された暴力である。
私たち市民は緊急に自らを守る態勢を整えなければならない。」
人間らしさと使用者自らを破壊しつくす原子力の脅威について積極的に発言し続けたドイツ出身の哲学者ギュンター・アンダース(1902〜1992)の著作が、福島原発事故以降フランスで注目を浴びています。2冊の代表作がパリで新たに翻訳・出版されたのを機にアンダースの言葉を振り返りたいと思います。
「ヒロシマの後に希望は無い」
アンダースの原子力についての思索は、広島・長崎への原爆投下に端を発しています。
●「広島原爆図」/Slate
http://www.slate.fr/story/89333/rien-esperer-hiroshima
元米軍兵士のイーザリーは日本への原子力爆弾投下に参加し、一瞬で10万人もの人々の命を奪ったにもかかわらず米国内の各地で英雄扱いされる自らの姿に苦しみ、犯罪を犯すようになります。「敵」を殺したことに傷つき苦しむ兵士は最後には陸軍病院に幽閉され言論を封じられます。
イーザリーにあてたアンダースの手紙
「病んでいるのはあなたではありません。あなたこそが正常で、そのようなまともな人間の反応を封印して、甚大な罪を何か偉大な功績か何かのように見なそうとする社会の方が狂気に陥っているのです。」
アンダースは「私たちは原子力時代の良心の立ち入り禁止区域にいるのだ」という言い方をしています。
「原子力は使用者自らを破壊し尽くす兵器である」
「核戦争は想像力の欠如に起因している」
今日の私たちの現実にも当てはまるのではないでしょうか。
●Slateの記事を参考にしつつ、別途アンダースについて調べた内容を追加して記載しています。
http://www.slate.fr/story/89333/rien-esperer-hiroshima
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