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避難の死角 脱出/無理承知のバス頼み
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7759324.html
2014年07月07日10:23 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
大雪で車が立ち往生し、国道279号を徒歩で移動する人々。南北に細長い下北半島は避難ルートが限られる=2012年2月、むつ市と青森県横浜町の境界付近
<500人 3台で移送>
福島第1原発事故からの避難は、致命的なつまずきから始まった。肝心の「足」が圧倒的に足りなかった。
原発で炉心溶融(メルトダウン)が起きていた2011年3月12日早朝。北西8.6キロにある福島県浪江町役場は、避難住民約500人でごった返していた。
当時の町の計画では、非常時には県が車両を用意するはずだった。「早く手配を」。町が再三要請しても、県が応えることはなかった。
「情報が混乱していた」と県は釈明するが、そもそもの計画への疑問は拭えない。県が福島第1、第2原発の事故に備え、浪江町を含む周辺6町の住民用に登録していたバスは68台。速やかに避難させるには十分な輸送力とは言い難い。
結局、町は自力で3台を確保し、12日午前8時40分からピストン移送に乗り出した。行き先は原発から西に約30キロ離れた津島地区。全員を運び終えたのは深夜だった。
「バスの確保には無理がある」。苦い教訓を踏まえ、町は新たな避難計画ではマイカー移動を原則にする考えだ。
<台数確保難しい>
いかに多くの住民を安全圏に移送するか。福島で露呈した移動手段の脆弱(ぜいじゃく)ぶりは、多くの原発立地自治体が直面する課題となっている。
青森県の下北半島東岸に位置する東北電力東通原発(東通村)。30キロ圏内のむつ市はことし4月、住民約5万2000人を青森市にバス移送する計画を立てた。
速やかな避難を実現させるのに必要な車両は約1300台。これに対して実際にあるバスは下北半島全体でも約180台にとどまり、全てを使えるあてもない。
バス会社は所有車両を自治体に貸したり、長距離路線に投入したりしており、常に手元にあるとは限らない。30台を保有する会社は「今要請を受けても回せるのは1台か2台程度」と明かす。
<渋滞生む車利用>
少ない台数によるピストン移送にも壁が立ちはだかる。
国の原子力防災会議連絡会議は、民間運転手の被ばく線量の上限を1ミリシーベルトとする方針を打ち出した。「高線量地域に1回行けば限度を超えかねない」(福島県原子力安全対策課)。車両はあってもドライバー不在という事態が現実味を帯びる。
それでもむつ市にはバスに頼らざるを得ない事情がある。原発を避けて半島を南下するルートは片側1車線の国道279号に限られる。マイカーが大量流入すれば、渋滞は避けられないからだ。
通行車両が増えれば、事故による足止めの危険も高まる。12年冬にはスリップしたトラックが道路をふさぎ、野辺地町−むつ市間の約40キロが半日以上不通になった。
避難計画を具体化する作業はこれから本格化する。むつ市の須藤勝広防災政策課長は「高速道路が整備されない限り、簡単に解決策は見つからない」と嘆いた。
2014年07月05日土曜日
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201407/20140705_73004.html
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名無し:07/05 07:01
http://t.co/uNxchzhd8G
炉心溶融が起きていた2011年3月12日早朝…浪江町役場は、避難住民約500人でごった返していた。当時の町の計画では、非常時には県が車両を用意するはずだった…町が再三要請しても、県が応えることはなかった
— 2ちゃん原発情報 (@2ch_NPP_info) 2014, 7月 5
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