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福島原発「作業員6000人」の現実[前編] ジャーナリスト・水石徹 現役作業員が内部告発!(週刊実話)
http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/199.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 7 月 05 日 16:25:45: igsppGRN/E9PQ
 

福島原発「作業員6000人」の現実[前編] ジャーナリスト・水石徹 現役作業員が内部告発! 「美味しんぼ」ではわからない監視、密告、人間不信の敷地内(1)
http://wjn.jp/article/detail/8442430/
週刊実話 2014年7月10日 特大号


 俺たちは、東照宮(栃木県日光市)の三猿と同じだ。要するに“見ざる、聞かざる、言わざる”ってこと。東電(東京電力)、現場の監督から厳命があってよ。「敷地内で見聞したことは、外で絶対に喋っちゃダメだ」ってね。新聞、雑誌に書かれるのを異常なほど恐れているんだ。

 俺たちは命令通りのことをやってるだけだけど、上層部は何もかも隠したいんだ。外部に知られちゃ都合悪いことがあるから、喋られると困る。作業員には、そうとしか思えないんだ。

 外で喋ったのがバレたら、あの手この手で圧力がかかり、現場(敷地内)に出入りできなくなってしまう。つまり、クビってことだ。圧力うんぬんの前に、「明日から来るな」と即刻、クビを言い渡してくる下請けもある。

 原発での体験が文章になったりマンガになったりして話題になってるけど、ありゃ元作業員であって現役じゃない。現役なら、チェックが厳しくて、あんなこと、できるわけないんだ。

 桜井正雄さん(仮名)は、爆発事故(2011年3月)が起きた福島第一原発の敷地内で働く一般作業員。「ひどい汗かき」らしく、額から吹き出る汗をタオルで拭き取りながら、事故原発での作業体験を語り始めた。現役ゆえに、「実名はもちろん、詳しい年齢、出身地も伏せてくれ。クビになるのは嫌だから」と事前に釘を刺された。

 「俺は技術者ではないんで、専門的なことには触れられない」
 と前置きし話を続けた。

 テレビに上空から撮った第一原発の映像が出るけど、どれくらいの数の作業員がいるか、あまり知られていないよね。俺自身、「えっ、そんなに!」と驚いたけど、常時6000人が働いているんだ。これだけの人数がいれば、ワイワイガヤガヤと賑やかだと思うだろうけど、実際は逆。

 休憩時間になると、喫煙所に20〜30人が集まってくるが、会話はほとんどない。たとえ話しても、せいぜい出身地くらい。関西弁がいちばん幅を利かしているけど、出身地は北海道から沖縄まで全国にまたがっている。こんな暑さの中で働いているんだから、普通ならグチの一つや二つ出てもおかしくないんだが、それがなかなか出ないんだ。

 なぜ、グチや不満が出ないかというと、上司に密告されるのを怖がっているからだ。俺たち原発作業員は、薄気味悪いほどの沈黙、そして密告の世界に生きているんだ。黙々と働くだけ。ただただ命令に従ってね。

 作業員同士で話さないのは、いや、話せないのは、互いに不信感を持っているからだ。最近の話では、こんなことがあった。

 小名浜(いわき市)のソープランド街へ5人でオンナ抱きに行ったとき、ひょんなことから仲間うちで口喧嘩になった。殴り合いにはならなかったけど、路上で大声で言い争う様子を仲間のだれかがスマートフォンでこっそり撮って、声も録音していた。

 翌朝、現場に出たら、上司が喧嘩の一部始終を知っていたのにはビックリだ。仲間うちでも、そこまで密告してしまうヤツがいるということだ。だから、信用できるわけがない。相互不信の極みだね。


           ◇

福島原発「作業員6000人」の現実[前編] ジャーナリスト・水石徹 現役作業員が内部告発! 「美味しんぼ」ではわからない監視、密告、人間不信の敷地内(2)
http://wjn.jp/article/detail/0837233/
週刊実話 2014年7月10日 特大号

 こんなことが下っ端作業員に限らず起きている。下っ端を監督する立場にある上のクラスの連中が休みの日、何人かでゴルフに行った。その中の1人がプレー終了後、芝生に寝転がった。青空の下で、そうしたくなる気持ちはわからないでもない。ところが、いつの間にか、寝転がっている写真がだれかに撮られ、連中の上司に送られていたんだ。

 それだけじゃない。ゴルフの帰り「一杯やろう」となって、JRいわき(平)駅近くにある田町という飲み屋街でスナックに入った。そこで上機嫌になった1人が、ホステスと肩組んでカラオケ歌ったら、その様子までスマートフォンで撮られていた。その写真も連中の上司に送信されていた。

 寝転がったり肩組んだりするのが仕事に悪い影響を与えるわけでもないし、就業規則に違反するわけでもない。それなのに、息抜き、気晴らしの様子までいちいち上司にこっそり報告されるんだから、こんな気色悪いことはないだろう。

 スパイごときのヤツがどこにいるかわかんないから、それぞれが警戒し合うのは当然だ。休日だろうが何だろうが、どこにいても監視されている、追われていると警戒心が先に立ってしまう。そんなこんなで作業員は被害妄想になっている。下っ端、上役問わずだ。

 莫大な税金をつぎ込んでいる国もそうだと思うが、東電はじめ、元請けの鹿島、大成建設、清水建設、竹中工務店などの大手ゼネコンは、外で原発作業員に問題を起こされるのはマズイと神経をピリピリさせている。だから、監視を厳しくさせている。

 事故原発の敷地内は、北朝鮮もいいところだ。あちらじゃ、いたるところにスパイ網が張り巡らされ、家族間でも監視し合っているというじゃないか。大袈裟でも何でもなく、それが福島第一原発の現実なんだ。

 ついでに言うなら、テレビ、新聞などに「福島第一原発の真実」なんて言葉がちょくちょく出るけど、目に見える現実はあるが真実なんてありゃしないんだ。はっきり真実といえるのは、俺たちが働く現場には放射能がたっぷりあるということだけ。

 先ごろ、漫画『美味しんぼ』に端を発した福島県民の“鼻血”騒動について話を聞いてみた。

 原発作業員の中にも鼻血が出たのは何十人もいる。俺も放射能が原因かと怖くなった。しかし、よくよく聞いてみると、よそ見歩きで現場の鉄骨や重機の端に鼻をぶつけたとか、鼻クソをほじくりすぎて粘膜を傷つけたとか、盛り場で喧嘩してパンチ食らわされたとか、そんな類の話ばかりだ。『美味しんぼ』には被曝が原因とあるが、あれは俺が知る限り現実じゃない。真実かどうかは、はたして被曝で鼻血が出るものなのか、その道の専門家が調べなきゃわからない話だろ。

 現場作業員の間では、『美味しんぼ』なんて話題にもならんよ。あれは、あくまでも漫画の世界なんだという認識だから、話題にならないのは当然といえば当然。それに対して総理大臣までが口を挟み、福島県知事まで「許せない」という論調だ。放射能を浴びながら、汗水流して働いている俺たちにとっては、バカバカしい限りだよ。「被曝で鼻血が出た」と漫画で描かれて、どうして、あんなに問題になるのか理解に苦しむね。


           ◇

福島原発「作業員6000人」の現実[前編] ジャーナリスト・水石徹 現役作業員が内部告発! 「美味しんぼ」ではわからない監視、密告、人間不信の敷地内(3)
http://wjn.jp/article/detail/2984082/
週刊実話 2014年7月10日 特大号

“作業員”を送り込むヤクザ

 心配させるのが嫌だから、女房にもまだ言っていないけど、俺には鼻血なんかより深刻な問題があるんだ。原発で働き始めてから、体じゅうのあちこちが赤くなって痒くなり、尾てい骨のところに吹き出物ができて困っている。

 作業中、そこが急に痒くなるので作業服の上からゴシゴシ掻くと、とたんにチンポがむずむずして小便が漏れそうになる。上下ツナギの服だから、その場で立ち小便というわけにはいかない。急ぎトイレに駆け込もうにも、そこまで車で10分近くかかるから我慢するにも限界がある。結局、タレ流しのまま作業を続けるということもあるのさ。

 皮膚科に診断してもらったら、「ダニに噛まれたか、ヘルペス(帯状疱疹)かもしれない」と言われ、塗り薬を処方してもらったんだが、半年経っても尾てい骨の痒みは消えない。この2〜3カ月は、そこに瘡蓋ができて、それをカリカリ掻いてはがすと瘡蓋がまたできる−−の繰り返しだ。

 つい最近、塗り薬をもらいに行ったとき、医者に仕事の内容を打ち明けると、「危なっかしい場所で働いているんだな。ひょっとしたら放射能の影響かもしれんな」と言われ、ゾッとしたよ。ピンセントではぎ取った瘡蓋を精密検査に回している最中だが、結果が出るまでは気が気じゃない。結果が出たって、『美味しんぼ』の鼻血と同じで、放射能との関係はわからないんじゃないか。

 爆発を起こした建屋の内部、特に原子炉に近い地下部分は放射能が高く、当然、防御服を着用せねばならない。しかし、建屋周辺で働く作業員の服装は驚くほどの軽装だ。

 冬はともかく、この時期は下着を着ても着なくてもいいが、白い上下のツナギ服だけで作業する。化繊(化学繊維)の薄っぺらな服でウィンナースーツと呼ばれ、触った感じは紙と間違うくらいだ。胸の左右に30センチ四方の窓があって、内側に放射線量計などを入れる。この部分だけ外から見えるようビニールでできている。ただし、この服では放射能から身を守ることはできない。当然、放射能に汚染されているから、1日で使い捨てにするし、敷地外に持ち出すことはご法度だ。

 今回は、俺たちがどんな軽装で働いているか知ってもらうために、袖を通していないものを必死の思いで持ち出してきた。後でまたこっそり返却するつもりだ。

 最初は、こんな軽装では危ないんじゃないかとビビッていたが、1カ月も過ぎると、自分がバカじゃないかと思うくらい気にしなくなってしまう。慣れるというのは、ホント、危険だよ。

 背中に昇り龍の刺青ある30代の男が仕事終わって着替えの最中、
 「男の子ばかりだから女の子がほしいんだ」
 と言ったら、両腕にこれまた刺青ある年配の男から、
 「子供なんかつくれるわけないだろ。ただの子供じゃなくて手足がなかったら、これ以上の後悔はないだろ。親が死んでも子供はずっと苦しみ続けるんだ。国や東電が保証してくれるわけじゃないんだぞ!」
 と、たしなめられていたね。先にも言った通り、沈黙と密告の世界だから、こんな会話が耳に飛び込んでくると、無性にホッとするんだ。この刺青男2人を原発に送り出している会社の社長は、ある地域で名の知れたヤクザだからね。いまは足を洗っているのかどうか知らないけど、そっち系統の作業員はいくらでもいる。世間が知らされていないだけで、これが事故原発の現実なんだ。(以下次号)


 

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コメント
 
01. 2014年7月05日 17:59:03 : Fz9HdhePO6
表の現実と、裏の真実ですか…

6000人の作業員、一人一人に現場を離れられない
事情が有るのでしょうね。

東電のエリート社員より刺青の作業員の方が
余程マトモな事を言っています。


02. 茶色のうさぎ 2014年7月05日 18:58:23 : qtmOTsgWNIsK2 : y2etv6BcKk

この実話は真実に近いのかも?いや真実だね! タイトルは福一刑務所の真実かな!

どこの一般会社でも契約社員やバイトでも秘密厳守の契約書には必ず署名するけどな!

目安箱や命の電話などが欲しいですね!行方不明者は数知れずってのもあるの?、ママこわいよー!

安心、安全で命の保障がないとだね!当然、待遇改善などの組合も無いよねー!

福一より囚人刑務所のほうが安全で安心して眠れるね病院もあるよー!3食付!


03. 2014年7月05日 19:27:31 : xAQCJA1WS6
福島原発は日本国の近未来の縮図だ。

放射能汚染が拡大し、どうにも隠せなくなったら、北朝鮮以上の密告社会が訪れるということだろう。

少しでも自由を味わいたいなら、国外に脱出するしかなさそうだ。


04. 2014年7月05日 22:21:49 : 2haLSdurgM
いずれにしろ、いつまでも隠せるものではない。人には口もある。耳もある。それこそ発達した通信手段はある。

福島原発の収束作業は実質全く進んでいない。すでに実質破たんしている。やがて隠せなくなって堰は破れ一気に崩壊する。

崩壊しないと信じているそこのキミ、逃げ遅れるぞ。


05. penki 2014年7月07日 07:17:20 : pa1kxF5wv1pO6 : cH4jhM3bG2
こんなの信じる奴いんのか
どう見ても創作じゃん

06. 琉神マブヤー 2014年7月07日 08:09:13 : SiodLxLGERN8s : VHdW5mzoLE
>>5
創作を信じてしまって何の害が有る?
逆に創作で無かったら取り返しの付かない害を被る訳だが、その時は笑ってごまかすのか?
自分の親兄弟、子供が苦しんで死んでいっても「あーあ残念、放射能の影響は有ったのかー。。。」で済むのか?

07. 夏も爽席 2014年7月07日 09:24:08 : YlJzBCjjO2yEw : OIePXgdzlc
作業自体にどれほど
復旧のための効力があるんだ
根本的な解決策のないまま
無駄に近い努力を費やしているだけでは
ないのかな
チェルノみたいな石棺策もとらず
水ぶっかけてるだけ
やってますよてポーズだけだろ
しっかりした解決もできずに
ゲンパツ再稼働を喚く
この国は狂ってるよ

08. taked4700 2014年7月07日 10:16:25 : 9XFNe/BiX575U : nW1eedVVnk
>>06

>創作を信じてしまって何の害が有る?

明らかに創作で、でっち上げであり、一種の洗脳を目指した話ですね。原発作業員の方のお話はマスコミによって全国的に報じられているものもあるが、ほぼ全て一種の洗脳をやっていると思えます。

そう判断する根拠は次のものです。

1.「外で喋ったのがバレたら、あの手この手で圧力がかかり、現場(敷地内)に出入りできなくなってしまう。つまり、クビってことだ。圧力うんぬんの前に、「明日から来るな」と即刻、クビを言い渡してくる下請けもある。」ということはある意味、とても納得できる。しかし、「寝転がったり肩組んだりするのが仕事に悪い影響を与えるわけでもないし、就業規則に違反するわけでもない。それなのに、息抜き、気晴らしの様子までいちいち上司にこっそり報告されるんだから、こんな気色悪いことはないだろう。」と言い、その根拠を「莫大な税金をつぎ込んでいる国もそうだと思うが、東電はじめ、元請けの鹿島、大成建設、清水建設、竹中工務店などの大手ゼネコンは、外で原発作業員に問題を起こされるのはマズイと神経をピリピリさせている。だから、監視を厳しくさせている。」とか、「事故原発の敷地内は、北朝鮮もいいところだ。あちらじゃ、いたるところにスパイ網が張り巡らされ、家族間でも監視し合っているというじゃないか。大袈裟でも何でもなく、それが福島第一原発の現実なんだ。」と説明していることが矛盾している。そもそも、何らかの問題があったときにそれを追及することが効果があることで、単に行動をいちいち把握しているということを誇示しても意味がない。更に、福島県内ではかなり原発作業員や除染作業員の方による問題が起こってしまっている。作業員の方たちの中にスパイは当然いるだろうが、それ以上に街中の至る所に監視カメラが付けられているということのはずだ。いちいちスパイがスマートフォンで撮影などするはずがない。また、原発内部の様子が出てこないのは純粋にマスコミが流さないからであり、原発作業員のかたはそれなりに話をしている。それがマスコミに流れないだけだ。マスコミが流しているのは、例外なく、一種の洗脳を目指したものであり、この記事でも「原発作業員の中にも鼻血が出たのは何十人もいる。俺も放射能が原因かと怖くなった。しかし、よくよく聞いてみると、よそ見歩きで現場の鉄骨や重機の端に鼻をぶつけたとか、鼻クソをほじくりすぎて粘膜を傷つけたとか、盛り場で喧嘩してパンチ食らわされたとか、そんな類の話ばかりだ。『美味しんぼ』には被曝が原因とあるが、あれは俺が知る限り現実じゃない。真実かどうかは、はたして被曝で鼻血が出るものなのか、その道の専門家が調べなきゃわからない話だろ。」として、原発現場での鼻血は被曝と関係がないとしている。ともかく、鹿島などが監視をしているということは現状とあっていない。ゼネコンが問題なら、それよりも権力のある官庁がもう少しまともに機能している。現状はゼネコンも官庁も国会も除染費用や原発作業員日当について手が付けれない。つまり、官庁を超えた権力が働いているということだ。だから、この記事はそういった連中の一人が考えた創作だ。

2.「現場作業員の間では、『美味しんぼ』なんて話題にもならんよ。あれは、あくまでも漫画の世界なんだという認識だから、話題にならないのは当然といえば当然。それに対して総理大臣までが口を挟み、福島県知事まで「許せない」という論調だ。放射能を浴びながら、汗水流して働いている俺たちにとっては、バカバカしい限りだよ。「被曝で鼻血が出た」と漫画で描かれて、どうして、あんなに問題になるのか理解に苦しむね。」という話しも矛盾している。なぜなら、「なぜ、グチや不満が出ないかというと、上司に密告されるのを怖がっているからだ。俺たち原発作業員は、薄気味悪いほどの沈黙、そして密告の世界に生きているんだ。黙々と働くだけ。ただただ命令に従ってね。」と事前に言っているからだ。原発作業員の中では肝心なことは何も話せないと言っているのだから、「美味しんぼの話も、被曝を取り上げたものだから当然話せない」と言わなければならないが、そうではなくて、「美味しんぼの話は漫画のことだから関係ない」というのは、被曝を心配しているものがする発言ではない。特に、この話の後で「つい最近、塗り薬をもらいに行ったとき、医者に仕事の内容を打ち明けると、「危なっかしい場所で働いているんだな。ひょっとしたら放射能の影響かもしれんな」と言われ、ゾッとしたよ。」と言っている。被曝に対しての考え方がかなり大きくぶれていて、同一人の発言とは思えない。つまり、作り話と言うことだ。

3.「爆発を起こした建屋の内部、特に原子炉に近い地下部分は放射能が高く、当然、防御服を着用せねばならない。しかし、建屋周辺で働く作業員の服装は驚くほどの軽装だ。」と、その続きの発言である「冬はともかく、この時期は下着を着ても着なくてもいいが、白い上下のツナギ服だけで作業する。化繊(化学繊維)の薄っぺらな服でウィンナースーツと呼ばれ、触った感じは紙と間違うくらいだ。胸の左右に30センチ四方の窓があって、内側に放射線量計などを入れる。この部分だけ外から見えるようビニールでできている。ただし、この服では放射能から身を守ることはできない。当然、放射能に汚染されているから、1日で使い捨てにするし、敷地外に持ち出すことはご法度だ。」が、多分、今回の記事では最も悪質なデマだ。この話を普通に読むと、「原子炉に近い地下部分は放射能が高く、当然、防御服を着用」するので、被曝が防げると思ってしまう。しかし、放射線を遮る本当の意味での防護服はタングステン繊維で作ってあったり、鉛の板が入っていたりと、非常に特殊なものであり、それ相応の専門作業をするときに、限られた人間が着用するだけ。一般的な作業員がそういった本格的な防護服を支給されることはないし、着る機会もない。そして、一般的に防護服と呼ばれているのは、ここで言っている「白い上下のツナギ服」で、「化繊(化学繊維)の薄っぺらな服でウィンナースーツ」のこと。そして、当然ながら、これは放射性微粒子の付着を防ぐだけで、被曝そのものは全く防げない。

4.「子供なんかつくれるわけないだろ。ただの子供じゃなくて手足がなかったら、これ以上の後悔はないだろ。親が死んでも子供はずっと苦しみ続けるんだ。国や東電が保証してくれるわけじゃないんだぞ!」ということも悪質。本来は、「国や当然にきちんと被曝対策をしろと言いたい」とか「このままでは作業員がいなくなる」と言わなければならないのに、東電や国には責任を追及しても無駄だと言外に言っている。また、子供を作るなとも伝えているわけで現場での被曝がいかにひどいかを一応は知っているように思える。


ともかく、福島第一原発事故前から嘘で隠ぺいされていた被曝被害がなおさら隠ぺいされようとしている。こうやって隠ぺいしても被害が無くなるわけではなく、今でも福島第一原発からは放射性物質が大気中へ、地下水へ漏れ出ている。

ウソをついている側が既に被曝被害を受けているはずなのだが、自分でウソをついているから被曝を認めようとせず、他者を犠牲にして被曝被害を拡大しようとしている。

こうやって、日本は世界の核廃棄物の処分場にされていくのだ。しかし、そのことは、確実に地球規模での汚染を招き入れる。きちんと現実を認めてその対策を立てるべきだ。

なお、ウィンナースーツという用語は疑問。


09. 2014年7月07日 11:49:08 : aiMZAOJQqY
内部告発というから、どんなことが暴露されているのかと期待したが、
要するに監視・密告が厳しいというだけの話。

どこそこに3号機から飛び散った燃料が埋まっているとか、
4号機の原子炉からこっそり燃料を抜き取っているとか、
地面の割れ目から高線量の蒸気が噴き出しているとか、
そういう話を期待していたのだが、そんなヤバい内容が雑誌に載るわけもない。

創作かどうか議論するほどの内容ではない。

せめてこのぐらいのことは言ってもらわないと話にならない。

「磐城相馬さんの福島第一原発作業日誌」
http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/757.html
http://blog.livedoor.jp/fukushima1f/

「福島第一原発・収束作業の現場から 原発労働者が実情を訴える」
http://www.asyura2.com/14/genpatu36/msg/558.html


次号はもうすこし内容のある記事であることを期待する。


10. 2014年7月08日 10:09:27 : oPGDoyt50M
この作業員の話が工作だとすれば、「美味しんぼ」の鼻血騒動を否定するのが目的
のはずだ。ほかのいろいろの話は目的を達するための撒き餌だろう。

この記事の語っていることの内容の大部分は、作業員が「見猿、聴か猿、言わ猿」
状態に置かれていること、スパイが暗躍しているといったことだ。

これはすでにドイツ公共放送などで報じられている。しかし、もちろん他の証言も
大事である。たとえ工作であっても、工作の成功のためには真実を混ぜる。

あらためてハッピー氏が工作員であることをおもいだす。


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