http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/187.html
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1995年に英国チャンネル4が 「Nuclear Ginza (原発銀座)」というタイトルで放送した
樋口健二氏取材のドキュメンタリー番組です。
「Nuclear Ginza Part 1-2」 (British TV documentary 1995 25min)
https://www.youtube.com/watch?v=CNq0qyQJ5xs
https://www.youtube.com/watch?v=t7okfjwy4Vw
[まとめ]
* 臨時作業員に対する放射線管理教育、訓練はなし。マスクもなし。
* 次のような共通の症状に作業員は苦しんでいる。
かぶれ、水ぶくれ、歯が欠ける抜ける、脱毛、歯茎・耳鼻からの出血。下痢、ひどい倦怠感、
精巣や目の傷害、慢性貧血、白血病、皮膚、甲状腺、骨、咽頭、喉頭、肺の腫瘍。
* 感染しやくすなり、老化が早まり、憂鬱で不安になる。
* 癌以外でも内臓疾患、血圧異常など内臓の障害が出ている。
* 外見は健康そうだが体調不良で仕事ができない。なまけているように見られる。(いわゆるぶらぶら病)
* 被曝者は体内に時限爆弾を抱えている。傷ついた染色体の遺伝を恐れて、子供を作らない人もいる。
* 原爆被爆者と全く同じ症状が原発労働者に出ている。
* 若狭地域では50人以上が亡くなっている。全国ではもっと増える。
* 労働者を品物か工具のように扱う。使い捨て、切り捨て。
* 金で黙らせようとする。2-3千万円で口封じ。
* 民主主義が破壊されている哀しい状況。先進国だ民主主義だと言っているけれど、全く絵に描いた餅。
* かつては10年以内に作業員の置かれている状況は改善されると期待したが、原発は増え、さらに悪化。
* この番組についての意見を求めたが、日本の通産省はコメントを拒否。
------(以下コメント)--------
原発作業員を何十年も取材してきた写真家・樋口健二氏による貴重なドキュメンタリーです。
弱い立場の作業員を使い捨てにする原子力業界の体質は、今も昔も同じ、
あきれるほど変わっていない、というより、それがこの業界の本質なのでしょう。
広島長崎の被ばく者と同様の症状に原発作業員が苦しんでいると指摘していますが、
現在、全く同じ症状が福島県を中心とする汚染地帯の住民に起きています。
福島原発の大爆発により、溶融燃料、使用済み燃料が広範囲に環境に放出され、
本来なら原発建屋内で作業をする原発労働者にしか起きなかった被ばく症状が、
多くの住民に生じているのです。鼻血だけではありません。恐るべきことです。
政府・自治体は、ごまかさずに被ばく被害の事実を認め、早急に避難・移住などの
対策を取るべきです。
このまま放置すれば、恐ろしい壊滅的な状況になるでしょう。
(関連リンク)
「樋口健二:写真家が見た原発作業員 / 原発を支えているもの /
被曝する労働者達:下請け・日雇いが支える原発の実態 」 (阿修羅 2013/12/9)
http://www.asyura2.com/13/genpatu35/msg/197.html
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