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ひとりだけスーツの本田 (C)真野慎也/JMPA
眼球突出で絶不調の本田、バセドー病で甲状腺切除手術、恐るべき放射能の影響(6/30 日刊ゲンダイ)
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Thursday, July 03, 2014 東京江戸川放射線
ザッケローニ監督の最大の見込み違いが、大黒柱・本田圭佑が体調の不安を抱えコンディションを崩していたことだ。
本田には喉仏の下にクッキリと10センチの手術痕があり、バセドー病の症状が進んで「甲状腺切除手術に踏み切った」とサッカー関係者の間ではもっぱらだ。
バセドー病は、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される自己免疫疾患。痩せる、眼球が突出する、心臓がドキドキする、大量発汗、手が震える――といった症状が表れる。
本田は、W杯初戦コートジボワール戦の前半16分に先制弾を決め、3戦目コロンビア戦では前半終了間際にFW岡崎のゴールをアシストした。しかし、2戦目ギリシャ戦を含めて3試合とも後半になると完全に足が止まった。コロンビア戦では何度もボールを奪われて失点の発端にもなり、珍しく両膝に手を置いてうな垂れる場面もあった。新天地ミランで干されて試合勘を失い、コンディション調整に失敗したといわれたが、少なくともバセドー病の諸症状が出て、万全の状態ではなかったことは事実。チーム内からも「いつもの圭佑さんじゃなかった」という声が噴出した。
■最後の会見で一人だけスーツだった理由
W杯1次リーグ敗退が決まり、日本代表は合宿地で監督、選手が記者会見に応じて「解散」したが、選手全員が練習着で対応する中、本田ひとりだけが背広にネクタイを着用。そのままチームを離れて単独行動。移籍先クラブのメディカルチェックを受けるためにドイツ経由で帰国した長谷部以外の監督、選手が同じチャーター便で帰国する中、本田の姿はどこにもなかった。
「背広にネクタイ姿は手術痕を見られたくなかったから」「メディアに追い掛け回されるリスクから一緒に帰国しなかった」など、現地であれこれ理由が取り沙汰された。
いずれにしても、本田の絶不調を知りながら使い続け、チーム全体のパフォーマンス低下を招いたザッケローニが1次リーグ敗退の責を負うのは当然だとしても、本田に執着する指揮官をいさめなかったコーチ陣、監督と気心の知れた仲なのに本田外しを提言しなかったサッカー協会技術委員会の原委員長もまた、同罪と言わざるをえない。
本田はW杯前報道陣に、「一度も自分の口から、手術したなんて言っていない。今、自分自身がここにいるということだけで十分じゃないかなと思います」と、手術については明言は避けていたが、チームスタッフは本田の体調についてしっかりコミュニケーションを取っていたのだろうか。
http://news.infoseek.co.jp/worldcup/article/gendainet_214405
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