http://www.asyura2.com/14/genpatu39/msg/105.html
Tweet |
戦争中毒の「あべっちゃまくん」暴走に煽られて、最近サッカー情報以下にされている放射能汚染問題。その陰で確実に増えている被ばく被害者に、相変わらず「科学」を標榜する機関は冷徹だ。
実際に多数のがん患者が表れている事態に、事故影響かどうか未確定なら「検査」するのは当然のはずなのだが。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(引用ここから)
福島県外の健康診断に消極的〜放射線専門家会議
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1800
投稿者: ourplanet 投稿日時: 水, 06/25/2014 - 05:55
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う住民の健康診断のあり方等を検討する環境省の専門家会議が26日開催され、福島県外での健康診断について、座長の長瀧重信氏は、子ども被災者支援法が成立した当時とは状況が変わったと話し、UNSCEARでのリスク評価が低い福島県外での健康調査について、消極的な姿勢を示した。
甲状腺の等価線量評価は実測重視
会議では冒頭に、被爆線量評価のとりまとめ案について議論され、外部被曝については個人線量計、甲状腺等価線量についてはサーベーメーター、内部被曝についてはホールボディーカウンターの、それぞれ実測値を重視する方針を確認。甲状腺がんなどに影響する放射性ヨウ素による甲状腺等価線量については、2011年3月に川俣町や飯館村で実施された1080人の実測値を「重要な指標」とした。
初期のヨウ素被曝に関しては、事故後に福島県が実施した外部被曝のスクリーニング検査データをもとに甲状腺の等価線量を推測した論文が紹介されたが、国際医療福祉大学の鈴木元教授は、靴底や手の表面などに付着していた放射性物質を計測した可能性があると指摘。正確な評価は出来ないだろうと論じた。一方、日本学術会議の春日文子副会長は、論文に書かれていないことを憶測するのは妥当ではないと疑義を呈したが、実測重視の方針は維持され、線量評価の議論は終了した。
福島県外の健康診断には消極的
市民の間でもっとも関心が高い健康診断の議題では、まず日本医師会の石川広己常任理事が、日本医師会と日本学術会議が2月に開催した合同シンポウムの議長声明内容を説明。地元、千葉県鎌ケ谷でも甲状腺がんエコー検査のニーズが高まっているとして、国の信頼回復のためにも、長期的な健康支援体制の確立が重要だと主張した。
この後、大阪大学の祖父江友孝教授から「がん検診の利益と不利益」と題した発表があり、韓国での甲状腺がん検診や海外での前立腺がん検診でがんの発見率が上がりすぎ、不利益が起きていると説明。スクリーニング検査をすることによるマイナス面を強調した。こうした発表を受け、鈴木元教授は、「住民の健康不安に関して、検診がベストアンサーなのか? いまだに水道水も飲めないという保護者がいる。」「JCO事故の後も、毎年、がん健診があるために、放射線の影響でがんが増えると思っている人がいる」などとして、健康診断以外のリスクコミュニケーションを強化すべきだとの考え方を示した。
これに対し、再び石川氏が発言。松戸や鎌ヶ谷など福島県外のホットスポットにおいても、「子ども被災者支援法」の理念にのっとって健診の導入を検討すべきだと念を押したのに対し、元放射線影響研究所所長の長瀧重信座長は「「子ども被災者支援法」が成立した時代と今とでは(違う)。線量評価がどんどん出来てきた、リスクについても、科学的にものが言えるようになってきたのは大きな違い」と反論。「放射能が怖いから、こういう検査をやりましょうというのと、放射線のリスクはないけど(診断する)のは科学的な議論が違う」と、国連科学委員会(UNSCEAR)報告書でリスクが低いとされている福島県外で健康診断を行うことについて、消極的な姿勢を示した。
会議7回目にしてようやく健康診断の関する議題に入った専門家会議。市民の不安に応えて健康診断をすべきと考える石川委員と健診の不利益を主張した祖父江委員がそれぞれ資料提出をしたものの、割り当てられた時間は5分と25分。会議の方向性が透けて見える時間配分となった。これまで原爆症認定訴訟で国側の意見書などに名前を連ねてきた放射線問題の専門家」らを中心に、新たな健診について消極的な発言が繰り返された。
【会議に関する動画、記事】
環境省「被曝影響会議」撮影禁止の方針〜副大臣は再検討と発言(2013年12月19日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1704
第1回住民の健康管理のあり方に関する専門家会議(2013年11月11日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1675
住民ら「結論ありきのメンバー」と批判〜環境省健康調査専門会議(2013年11月1日)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1670
第3回 住民の健康管理のあり方に関する専門家会議(2014年2月
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1733
がんリスクめぐり激しく応酬〜第4回健康管理のあり方会議(2014年3月)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1754
第5回 原発事故に伴う住民の健康管理〜国連科学委報告もとに対応へ(2014年5月)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1769
第6回 原発事故に伴う住民の住民の健康管理のあり方に関する専門家会議(2014年5月)
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1780
関連ニュース
2014年6月10日
リンパ節転移が多数〜福島県の甲状腺がん
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1793
2014年3月2日
「甲状腺検査は過剰診療か」がん増加で激論〜福島健康調査
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1735
2014年2月24日
福島の甲状腺がん「放射線影響ではない」〜国際会議
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1732
2014年2月21日
「甲状腺がん、放射線の影響か」国際会議で議論はじまる
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1731
2014年2月5日
甲状腺がん悪性・悪性疑い74人〜福島健康調査
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1727
2013年12月21日
「100ミリ以下はがん増えない」誤り〜専門家会議で一致
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1706
2013年11月26日
福島健康調査・甲状腺検査評価部会
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1686
2013年11月12日
福島県検査で甲状腺がん58人〜最年少は8歳
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1674
2013年8月21日
甲状腺がんデータに大幅ミス〜福島県民健康調査
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1633
2013年8月20日
甲状腺がん悪性、悪性疑い43人〜福島県民健康管理調査
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1630
2013年2月13日
福島県甲状腺検査〜3人が甲状腺がん、7人悪性疑い
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1532
2012年9月15日
甲状腺の検査改善求め〜市民が県立医大に要望
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1441
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(引用ここまで)
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素39掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。