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中国・国家海洋局、海域放射能調査でセシウム137を初検出と報道。4号機核燃料の移送先変更というリスク。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/36b60c5aee6d9ee9dd1b68ca2daf5e75
2014-06-20 02:55:58 木下黄太のブログ
中国の国家海洋局が、今回おこなった海の放射能調査。
総航程がおよそ5500海里、125kgの試料を採集したそうです。
「多核種濃縮装置」を独自開発したと言っています。
報道内容では、「福島第一原発由来のセシウム137を検出」と言っているそうです。
これまでの中国のこうした調査で、中国の海域で「セシウム137を検出」は言っていませんでした。
ですから、そうしたことが、どういうことなのかは、考える必要があります。
http://www.soa.gov.cn/xw/hyyw_90/201406/t20140618_32260.html
しかし、この国家海洋局のホームページでは、分析は終わっていないと書いているから、まだ少し確認したほうが良いと思います。
詳しいことが現況ではあまりにわかりません。
この汚染はどのくらいのレベルなのか?
セシウム137を福島由来と伝えていると伝えている根拠は何か?
独自開発の「多核種濃縮装置」は何なのか?
実はわかりません。
放射能調査に詳しいある国立大学の研究者にも聞きました。
「中国側の調査精度に疑問はありますが、理論的には、海洋のどこにでもセシウムがあるでしょう。ただ濃度が?ですが。」という感覚みたいです。
しかし、中国がどういう意図にせよ、日本の原発事故由来で、放射能汚染が中国の海洋に広がっているという主張が始まったことは、被曝回避の観点からも、日中の政治的力学分析の観点からも、軍事的感覚からも、重要な状況の始まりであると僕はおもいます。
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4号機のプールから取り出さす核燃料、その処理が予定通りに出来ないために、東電は苦肉の策を言い始めています。
東京電力は保管用の容器(キャスク)が足りないため、4号機の未使用だった核燃料180本について、移送先を6号機にするそうです。これは、共用プールがいっぱいになるため、更に使う予定だったキャスクの安全度に問題があり、使用に関しての許可が下りないため、とりあえず6号機に移すということみたいです。
おそらくスケジュールを優先するために、東電が考え付いた方法と思います。
一年前には、「実物大の実験施設として活用する」としていた6号機が、今度は保管庫になるという話に変わりました。
6号機は他の号機よりは、やや高い位置にはありますが、高台というのには、無理があります。
震災時に何とか保てたとはいえ、この6号機に移設することで、本当に安全が保てるのか、疑問があります。
なんと言うか、基本的に取り出す核燃料をどういうふうに次に置くのか、その方法が定まらずに、東電が燃料の取り出しをおこなっていたことが、あからさまになったのがこの話と思います。
本末転倒な状況です。なぜ拙速に事を更に進めようとしているのか。僕は疑問です。
きちんと考えて対応しないと、更に禍根を残すことがおきないとも限りません。
いったい、何をやっているのでしょうか。
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