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福島原発事故に「トモダチ作戦」で出動した米空母ロナルド・レーガンの乗組員から初の死者、ガン発症 38歳 一人娘を残して(FGW)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=44671
6月 19th, 2014 Finance GreenWatch
米メディア等の報道によると、日本の東日本大震災の際、福島原発周辺の道支援活動に参加した米空母ロナルド・レーガンに乗船して作戦にあたった38歳の米海軍下士官が、被爆が原因のガン発生によって4月24日に死亡していたことがわかった。同下士官は東電を相手に訴訟を起こしている原告団の一人だった。
死亡したのはTheodore Holcomb(ホルコム)さん。トモダチ作戦には艦体整備士として“原子力トモダチ作戦”に従事した。今年の4月24日、手術が非常に困難なガンの一種、滑膜肉腫 (synovial sarcoma)が原因で死亡した。
ガンで死亡した父を讃える名誉の星条旗を受け取るロナルド・レーガンの乗組員の娘
同氏は、トモダチ作戦に従事後、しばらくして呼吸に以上を来たし始めたほか。右肩の痛みや心拍の異変などの症状が出たことから除隊した。その後、2012年の元旦直前にガンであることが診断で分かった。
彼には、5歳の娘が一人いる。葬儀では彼女が父の記念する星条旗を受け取った。ホルコム氏は東京電力を集団提訴している原告団の一人だった。
同じく、乗組員だったSteve Simmons氏もトモダチ作戦後、8ヶ月後に突然、眼が見えなくなった。また、高熱を発症、足の筋肉に異常を起こして、軍隊からの退役を強いられ、現在車椅子生活をしている。シモンズ氏も原告団の一人で、「東電は世界にウソをついている。その結果、米政府も原発が爆発した地域に、十分な考慮をなく兵士を派遣してしまった」と、”東電のウソ”を厳しく糾弾している。
トモダチ作戦に従事した元米兵士たちは、東電を相手に、福島原発周辺の危険性を十分伝えなかったことが、乗組員たちの被爆につながったとして、損害賠償を求めている。米サンディエゴの連邦裁判所で7月12日に審問が行われる予定だ。
元米兵士にこうした身体的異常が発生していることを聞くと、当時、同様に原発周辺で作業に当たった自衛隊や消防署員、東電の関連会社の社員らの健康状態はどうなっているのかが、気になる。福島の子どもたちの甲状腺がんの発症比率が増加している事実が次第に明らかになっているが、一時、「フクシマ50」と持てはやされた人々は大丈夫か。
最強の空母も、放射能は防げない
参考記事
http://www.nuclearhotseat.com/1964/
http://windswhisperer.blogspot.jp/2014/06/first-death-of-uss-ronald-reagan-sailor.html
http://www.wusa9.com/story/news/local/2014/06/09/wheelchair-bound-navy-lieutenant-retires/10245939/
http://financegreenwatch.org/jp/?p=42870
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