http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/747.html
Tweet |
http://blogs.yahoo.co.jp/taked4700/11533797.html
日本でも予測される大規模な白内障発症
「低線量汚染地域からの報告」山内太郎・馬場朝子 NHK出版 という本にチェルノブイリでの白内障発症の状況のことが触れられている。
(*以下引用:)
100ページ:国際的合意とされるUNSCEAR(原子放射線の影響に関する国連科学委員会)の2008年の報告書で、チェルノブイリの放射線の影響と認めている病気は、事故直後に放射性ヨウ素を被曝した子どもたちの甲状腺がん、高線量被曝をした原発事故処理作業員の白血病、それに白内障だけだ。
120ページ:フェデリコさんの研究は地道なものだという。彼はその一例を私たちに教えてくれた。1992年、フェデリコさんは線量の異なるふたつの地域の子ども1948人の目を比べることにした。ふたつの地域とは、年間5ミリシーベルト以下の低線量汚染地域のうち、年間1〜5ミリシーベルトのオブルチ地区と、年間0.5〜1ミリシーベルトのボヤルカ地区だ。このふたつの地域は放射線の被曝線量こそ違うが、他の要素、例えば経済状況や食文化などが似通っており、比較するのに適しているという。 (略) そして、比較の結果、より高い線量を浴びたと思われるオブルチ地区の子どもたちの目からは、1000人あたり234.27人の割合で水晶体に異常が見つかった。この異常はフェデリコさんによれば白内障の前段階だという。それに対し、より低い線量を浴びたと思われるボヤルカ地区の子どもたちの目の異常は、1000人あたり149.29人だった。
(*以上引用終わり)
「福島県内各地方 環境放射能測定値(暫定値) (第17244報) 平成26年6月16日 17時現在」( http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec_file/monitoring/sokuteichi.pdf )によれば、福島市で毎時0.26マイクロシーベルト程度だ。
年間5ミリシーベルトはこれを365日×24時間で割れば時間当たりになり、それは、毎時0.57マイクロシーベルトだ。年間1ミリシーベルトは毎時0.11マイクロシーベルトになる。
チェルノブイリの例は事故後6年経過した時点のものであり、福島での毎時0.26マイクロシーベルトは事故後3年のもの。多分、両事例とも計測されているのはセシウムのガンマ線であるはずで、半減期30年であれば3年程度の違いはあまり影響がない。年間2ミリシーベルト程度の被曝を受けている福島市では今後1割から2割程度の人びとが白内障に近い目の異常を発症することになる。また、年間1ミリシーベルト程度の空間線量の地域は関東地方にかなり広く分布しているので、こういった地域でもかなり白内障が出てくるはずだ。
白内障発症を遅らせるとかまたは発症を防ぐ手段があるはずで、そういったものを研究し公開して行くべきではないだろうか。
2014年06月16日23時25分 武田信弘 ジオログはヤフーブログへ移行しました。156
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素38掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。