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御用学者、福島で甲状腺機能が低下しても、原発事故との関連を直ちに否定(6/1 福島民報)
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Sunday, June 15, 2014 東京江戸川放射線
甲状腺機能低下症は、甲状腺から出されるホルモン(甲状腺ホルモン)の分泌が低下することによって起こる疾患で、顔のむくみや疲れ、便秘などの症状が出現します。甲状腺機能低下症の原因として最も多いのが慢性甲状腺炎です。別名「橋本病」とも呼ばれ、中年以降の女性に比較的高い頻度で見られます。
一方、放射線被ばくによる甲状腺機能低下症については、これまで種々の調査が行われてきました。これまで分かっているものでは、頭頸部(けいぶ)のがんを放射線で治療することによって、甲状腺が極めて高い線量(3万ミリシーベルト以上)を被ばくすると、甲状腺機能低下症が起きることが知られています。一方で、広島や長崎の原爆被爆者やチェルノブイリ原発事故の被災者ではこれまでのところ、被ばく線量と甲状腺機能低下症の関連は示されていません。福島県下の住民は、現在までの被ばく線量から考えても、甲状腺機能低下症が放射線被ばくによって起こるとは考えられません。
甲状腺機能低下症の治療は、甲状腺ホルモンの錠剤を内服するのが一般的です。きちんと服用すれば、比較的容易に治療することができます。甲状腺機能低下症を疑うような症状を自覚したら、早めにかかりつけの医師に相談することを勧めます。もし、甲状腺機能低下症と診断され、治療が必要と判断された場合には、医師と相談しながらきちんと治療することが大切です。
http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2014/06/post_10098.htm
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