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http://inventsolitude.sblo.jp/article/99062608.html
チェルノブイリ事故の後、外国に行った私にその国の人々が何に注意すべきかを教えてくれました。大変感謝しています。
残念なことに、今度は、私が外国人の皆さんにアドバイスをしなければならなくなりました。私は、このブログで、日本人に呼びかけていることと同じことをここに簡潔に書きますので、ぜひ参考にしてください。
1 日本でも、できるだけ皆さんが母国で食べていた料理を食べるようにしてください。米や麦、鶏肉、野菜などは母国から運ぶことは困難でしょう。でも、調味料や香辛料は可能でしょう。日本の伝統的な調味料は、これから汚染が進むことは避けられません。海産物を使った日本のダシは特に警戒してください。
日本で使われているスパイス類、香辛料はほとんどが輸入品です。持ち込んでも、日本で購入してもリスクは同じでしょう。
2 日本で購入しなければならない穀物や肉類、野菜については、「来日中の外国人の皆さん! 私たちと一緒に内部被曝の回避に努めましょう」の記事に掲げた米国の輸入禁止品目の多い県の産物を避けるようにするだけでも大きな効果が見込めます。
http://inventsolitude.sblo.jp/article/98548281.html
日本人の中には、米国の輸入禁止品目のある県の産物をはじめ、これらの県に近い、神奈川県や秋田県の産物も買わないと決めている人もいます。
3 福島第一原発事故から3年以上経過し、空間線量率は次第に下がっています。しかし、放射性物質は風に乗り、あるいは雨水に流されて移動を続けています。
このため、放射性物質が濃厚に蓄積するところも出ており、野性の植物や動物の汚染は続いています。2014年の春も「こしあぶら」という木の芽から強い汚染が見つかっています。農作物の汚染はこれから先も続きます。
4 日本を訪れた外国人をもてなすときは、日本人は、海産物を使いました。残念ながら、太平洋には福島第一原発事故直後に放出された大量の放射性物質が降下していますし、福島第一原発から汚染水が太平洋に流入しており、海産物がセシウムやストロンチウムによって汚染されていると危険視する人が多くなっています。
特にストロンチウムについては、どの海域の海産物にどれだけ含まれているか調査もされておらず、楽観できません。
特に日本の太平洋側沿岸で漁獲された魚類からは、高いセシウム濃度が検出されたものもあり、これを食することは、10年、20年も経過した後での深刻な病発症の大きなリスクを抱え込むことになります。
5 日本語、特に漢字は、都道府県名に関するものだけでも覚えてください。まずは、前の記事に掲げた県の名前は必須です。そして、ラベルを見ても産地が分からないときは、店員に「何県産ですか」(Nanikensan desuka?)と尋ねてください。
ただし、「放射能は大丈夫か」と尋ねるのは良い質問ではありません。なぜなら、店員もその商品の放射能汚染の程度は知らないからです。答えられませんし、不機嫌な顔をして立ち去るかもしれません。
6 日本人の中でも、汚染された食べ物を食べないように気をつけている人は少数派です。テレビでは、毎日、美男美女がいろいろなものをおいしそうに食べています。
彼らは、仕事でカネをもらって食べているのです。テレビによく出てくるような芸能人の体調悪化の情報が続いています。
放射能に対する抵抗力がある人もいるのかもしれませんが、来日された外国人のほとんどの方は、そのような特別の抵抗力はないはずです。体調が悪化し、病気になれば治療費もかかります。働けなくなれば日本で生活していくことは困難になります。
7 日本人も、外国人に親切な人ばかりというわけではありませんが、来日された方が健康を害されないように遠くから見守っている人はいます。
皆さんには、すでにいろいろな友人や知り合いがおられるでしょうが、その人達がどうしたら放射能で汚染された食品を回避できるか、確かな知識を持っているとは限りませんし、むしろ関心がない場合が多いでしょう。
実は、日本人も、放射能問題を学ぶために大変な努力をしているのです。「日本のおばさんは頑張る若い母親を応援している」を読めば、日本の中年女性がどんなに猛勉強をしたか分かります。
http://inventsolitude.sblo.jp/article/98865211.html
そして、この手記を書いた中年女性は、被曝回避に努める日本の若い母親に対すると同じように来日中の外国人の母親にも被曝回避の努力を望んでいます。そして、機会があれば、手を差し延べるでしょう。
8 福島第一原発の収束作業は、困難を極めており、日本人も次の災害が起こる危険が大きいと心配しています。来日中の外国人の皆様は、次なる事故が発生した際には、適切な情報に基づいて速やかに被曝回避のための行動が取れるよう、家族や友人と検討しておくことを強くお勧めします。
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