http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/610.html
Tweet |
電力小売り自由化の安売競走で焦る東電の思惑
http://wjn.jp/article/detail/4321774/
週刊実話 2014年6月19日 特大号
東京電力が10月から従来の“縄張り”を飛び越え、全国で電力の小売りを始める。既に中部電力や関西電力は最大市場の首都圏へ進出しており、2016年に迫った電力小売りの全面自由化をにらんで「仁義なき戦い」が幕を開ける格好だ。
話題を呼んでいるのは、東電のその手法。5月末に設立した子会社を通じて東京に本社を置く大企業の地方工場や銀行支店などに一括販売。北海道から沖縄まで全国を網羅することで、値引き幅に交渉の余地を残すと同時に、関西や中京圏に本社を置く企業を対象に地元の電力会社よりも安い価格を提示して顧客の切り崩しを図るという。
「東電が危機感を募らせる理由は他にもある。東京ガスやソフトバンクが今春から電力小売りに参入したばかりか、石油元売り最大手の日鉱日石エネルギーも参入を計画している。首都圏は全国の電力需要の3割超を占める宝の山ですから」(新電力関係者)
とはいえ、東電を含め電力各社は燃料費高騰を理由に料金値上げを繰り返しており、これでは大企業と一般家庭の料金格差が開くばかり。そんな悲鳴へのアリバイ工作なのか、東電は先ごろ首都圏の大型マンション向けに割安料金で供給する事業も開始した。東電が送った電気をマンションの管理組合が一棟分をまとめて買い、電圧を落として各世帯に配ることで、料金は通常よりも5%前後安くなるという。
「ただし、大々的に宣伝すれば利用者が増えて収益が落ち込む。だから東電は宣伝を控えている。勉強不足の管理会社も多く、世間の認知度は低い。それをいいことに東電は、問われれば『こんな方法もあります』との消極的な姿勢を続けています」(マンション管理会社)
何はともあれ、電力の小売り自由化によって“安い電気”が売られるようになるのは結構なこと。できるなら『牛丼屋戦争』並みの最安値合戦を期待したいものだが…。
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素38掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。