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福島以外でも依然100ベクレル以上の魚介類検出相次ぐ 千葉・手賀沼のコイ、栃木・日光のイワナなど(FGW)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=44174
6月 1st, 2014 Finance GreenWatch
原子力規制委員会のまとめによると、4月以降の全国の水産物中の放射性セシウム検査の結果、食品基準(1kg当たり100ベクレル)を超過した魚類は42件に上った。このうち大半が福島県下で漁獲されたものだが、栃木県や千葉県などでも超過魚類が依然、見つかっていることがわかった。
調査は4月以降に検査を実施した全国の水産物中の放射能セシウムの含有量を調べたもの。その結果、もっとも高い値は、5月14日に福島県伊達市で採取されたイワナで740ベクレルだった。全体で42件の100ベクレル超過魚類が検出された。海洋魚は次第に検出濃度が低下気味の傾向がうかがえるが、淡水魚は引き続き高い濃度を出すケースが少なくない。森林の放射能除染が手つかずのままであることが、河川や湖沼の汚染につながっているとみられる。
福島県以外では、宮城県岩沼市二の倉沖で採取されたクロダイから110ベクレルが検出された。それ以外では、群馬県東吾妻町の今川でイワナ130ベクレル、同中之条町の上沢渡川のヤマメ120ベクレル、栃木県日光市の中禅寺湖のブラウントラウト240ベクレル、ヒメマス100ベクレル、日光市足尾町原向の渡良瀬川のイワナ140ベクレルなどが目立つ。
また千葉県手賀沼からはギンブナ110ベクレル、コイ210ベクレルと高い値が検出されている。同沼は閉鎖性水系で、ホットスポットとして騒がれた柏市などから河川が流入することから、100ベクレル超の魚類以外でも、モツゴ53ベクレル、スジエビ49ベクレルなどと、魚種を問わず、相対的に高い値となっている。同様に閉鎖性水系の茨城県霞ケ浦(西浦)でも、ギンブナが69ベクレル、64ベクレルと比較的高い値が続いている。
http://www.jfa.maff.go.jp/j/housyanou/pdf/140530_result.pdf
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