http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/454.html
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作家の神津カンナが原発推進本を出版した。
出版社は、原発推進・右翼雑誌WiLLを出版しているWAC。
「冷蔵庫が壊れた日」(神津カンナ著 WAC)
http://web-wac.co.jp/book/tankoubon/863
「ハンバーグで考える電源のベストミックス
日本はエネルギーを作り出す資源の乏しい国で、石油、石炭、天然ガスなどはほとんど輸入に頼っているが、これらは中東情勢で価格が大きく変動するし、 CO2を出して環境負荷が高い。太陽光や風力は、気象条件に左右されて大きな力にするのは難しい。原子力という縁の下の力持ちのような電源のうえに、これ らがうまくミックスされて、資源のない日本も電源の心配をせずに暮らしていたのだ。原子力への批判は大きいが、もう一度、新しい日本の電源のミックスを、 ハンバーグのように、ボールの中で作り上げなければならないのだ」
神津カンナは「フォーラム・エネルギーを考える(ETT)」という会の代表をしている。
http://www.ett.gr.jp/about/greeting.html
この団体の前代表は、元東大工学部教授、原子力ムラの中心人物である茅陽一だ。
http://www.ett.gr.jp/about/office.html
エネルギーを考えると言っているが、正体は原発推進プロパガンダ団体である。
(原子力という語を使うと敬遠されるので、名前はぼかすのが彼らの常套手段)
この団体のメンバーは、木元教子、ケント・ギルバート、堺屋太一、ダニエル・カール 、堀紘一、
舛添要一、増田明美、宮崎緑など、例によってロクでもない御用文化人がずらり。
http://www.ett.gr.jp/about/member.html
3/11では危機一髪だった女川原発を訪ねて、安全性をアピールしている。
http://www.ett.gr.jp/feature/vol001.html
今年3月には、母親の中村メイコと原発銀座のある福井県を訪れ講演会をしている。
親子二代で御用タレント活動だ。ご苦労さまです。
http://www.ett.gr.jp/information/2013/n20140301.html
この本に関する早川タダノリ氏のツイート。
https://twitter.com/hayakawa2600/status/471532526138163200
「食べものと「電源のベストミックス」をアナロジーするのは日本民族の伝統らしく、
拙著『原発ユートピア日本』でも紹介した資源エネルギー庁のパンフ『夢』では
こんな感じで暴走している。端的に言って気持ち悪い。(2006年第一号)」
この図の原子力の部分には、セシウム137やストロンチウム90がたっぷり含まれているのだが、
こんなミックスバーガーを神津カンナは平気で食べるのか、子供たちに食べさせるのか。
かつて原発PRに担ぎ出された有名人が厳しい批判にさらされて、
後悔している人も少なくないのだが、この期に及んでこんな推進本を出すとはよい度胸である。
さすがに筋金入りの御用作家である。
原子力ムラの出す金に目がくらんだのか、あるいは本気で原発は必要と思っているのか知らないが、
被ばく被害が深刻になるにつれ、御用有名人の人気はガタ落ちし、誰にも相手にされなくなるだろう。
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