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2014年4月の死者数が事故前の40%増、福島県の二本松市
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めげ猫「タマ」の日記
福島県の2014年4月中(5月1日付)の人口動態が福島県のホームページにアップされていました(1)。そこで、福島県内でも放射性物質汚染が酷いと思われる福島県二本松市の各年の4月の死者数をまとめると
2010年4月 55人
2014年4月 77人
で原発事故前に比べ40%も上昇しています。でも放射性物質汚染の少ない南会津地域ではそのような事はありません。1ヶ月データでは統計誤差大きいので過去5ヶ月を集計したら、二本松市の死者数は
原発事故前2009年12月から10年4月 299人
最近の5ヶ月2013年12月から14年4月 355人
で約19%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら3%でした。偶然とは思えません。
福島県二本松市(にほんまつし)は、福島県中通りの北に位置する市である。「智恵子抄」に詠われた安達太良山と阿武隈川で知られています(2)。福島第一原発事故の為に避難区域となった浪江町、葛尾村、川俣町山木屋地区に隣接し(2)(3)、二本松市には避難区域は設定されなかったのですが、福島原発事故で放射性物質に汚染されました。人の住む場所としては最も放射性物質汚染の酷い場所の一つです。一方、南会津地域は福島原発から福島県の中では最も放射性物質汚染が軽微だった場所です。どちらも内陸にあり、津波被害はありません。また震災犠牲者および関連死の方もいません(4)。
※(3)(5)にて作成
図―1 二本松市と南会津
福島県の4月中の人口動態が発表されたので(1)、二本松市と南会津地域の死者数を比較してみました。
(a)二本松市 (b)南会津地域
※(1)を集計
図―2 各年4月の死者数
二本松市では原発事故以降に急に死者数が増えていますが、南会津は違います。ただ1ヶ月の集計では誤差が大きいので、前年12月から4月までの5ヶ月間の死者数を比較してみました。
※(1)を集計
図―3 前年12月から4月までの死者数
原発事故前2009年12月から10年4月 299人
最近の5ヶ月2013年12月から14年4月 355人
で約19%増えています。このような事が偶然に起こる確率を計算したら3%でした。偶然とは思えません。
<余談>
漫画雑誌に原発見学後に鼻血を流すシーンが描かれ議論になりました(6)。(=^・^=)は鼻血でなく「葬式」が増えたと描くべきだったと思います。死者数が増えている以上は葬式も増えています。さすがの安倍出戻り総理も事実無根とは言えないと思います。
それにしても、最近は放射性物質汚染を気にしない人が増えたような気がして(=^・^=)は心配です。
※(7)をキャプチャー
図-4 登山客でにぎあう安達太良山(二本松市)山開き2014
以下に偶然に起こる確率の計算表を示します。
表―1 偶然に起こる確率の計算結果
※計算方法は(8)による。
―参考にさせていただいたサイト様および引用した過去の記事―
(1)福島県の推計人口 - 福島県ホームページ
(2)二本松市 - Wikipedia
(3)東京電力株式会社福島第一原子力発電所について−原子力被災者支援−(METI/経済産業省)
(4)平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況即報 - 福島県ホームページ
(5)東日本大震災関連情報 放射線モニタリング測定結果等 | 原子力規制委員会
(6)美味しんぼ:「誤解を」や「よくぞ」…「福島の真実」に - 毎日新聞
(7)第60回 安達太良山 山開き
(8)めげ猫「タマ」の日記 偶然に起こる確率の計算方法について
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