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「美味しんぼ」の鼻血描写には根拠があった!! (とある原発の溶融貫通(メルトスルー))
http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/301.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 5 月 21 日 14:02:28: igsppGRN/E9PQ
 

「美味しんぼ」の鼻血描写には根拠があった!!
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7687618.html
2014年05月20日11:26 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)


いわゆる「美味しんぼ問題」の基礎資料となるべき疫学調査の存在について


人気マンガ「美味しんぼ」における福島原発事故の描写が物議をかもしている。


本稿ではそれらの議論の詳細には立ち入らないが、そうした議論をする際に前提として踏まえるべき基礎資料の存在が見過ごされているように思われるため、その点について注意喚起する趣旨で筆をとった。


「美味しんぼ」において「福島の真実」として描写された内容の幾つかの点が今回批判にさらされているようだが、その中でも最も強く批判されているのが鼻血の描写であるようだ。


作中、主人公である山岡が鼻血を出すシーンが描かれ、その父である海原雄山が「私も鼻血が出た」と語り、また、実在の人物であるところの井戸川克隆前双葉町長が登場し、「私も鼻血が出ます。」「福島では同じ症状の人が大勢いますよ。言わないだけです。」と語るのが問題の描写である。


これらの描写が、「風評被害をあおる」ものとして指弾されているのだ。


福島県知事、石原環境大臣に続き、安倍首相までがこの点に言及して「根拠ない風評に国として全力で対応」と述べたとのことである。


そこで、「原発事故の被害者を母集団として、鼻血が出るという症状を描くことに根拠があるか」という点に絞って、コメントしたい。


結論から述べると、「(原発事故の被害を受けた)双葉町民を母集団として、鼻血が出るという症状を訴えた人は有意に多く、そうした症状を描くことに根拠はある」と思われる。


以下、その根拠を述べる。


私が共同代表を務めるSAFLAN(福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク)では、2011年の発足直後から、将来的に、放射線被曝の健康影響を巡って深刻な立場の対立が起こり、議論が行われるであろうということが予想され、また、福島県によって予定されていた健康調査が、不十分な調査項目、対照地域の不備など、疫学調査として不十分なものに留まる見込みであることが判明したことから、政府などの実質的な利害関係人を排した独立の疫学調査の実施が必要である考え、疫学の専門家である岡山大学の津田敏秀教授らのグループに委嘱して、福島県双葉町、宮城県丸森町、そして対照地域としての滋賀県木之本町を対照に、大規模な疫学調査を実施してきた(以下、「本調査」という)。


その結果は既に双葉町民等に対して説明され、また、公表もされてきたものであるが、今回の議論において見過ごされているように思われるため、改めてSAFLANのウェブサイトにおいてダウンロード可能な状態としたので、一次資料をご自身で検討した上で議論いただけるだけの冷静さをお持ちの方には、ぜひご参照いただきたい。


双葉町等での疫学調査の「報告書」について
http://www.saflan.jp/info/870


これは、一部のメディアで報道されている、中地重晴氏の論文で扱われている調査と同一の調査の報告書の本体である。
http://oohara.mt.tama.hosei.ac.jp/oz/661/661-01.pdf


今回の美味しんぼ騒動の中で、渦中の人となった井戸川町長が(自身の主張にとって積極方向に働くはずの)この調査に言及されない理由は不明であるが、おそらく単純に失念されているのではないかと思われる。


また、本調査の存在について、双葉町が故意に隠蔽しているのではないかとの一部報道もあるようであるが、双葉町が小学館に対して送った抗議文の文面は「現在、原因不明の鼻血等の症状を町役場に訴える町民が大勢いるという事実はありません。」というものであり、本調査が平成24年11月の時点で行われたものであることなどを考え合わせると、その抗議文の表現は本調査の存在と矛盾するものではないことは指摘しておきたい。


本調査の報告書をご覧いただければ分かる通り、


・ 双葉町で鼻血は有意に増えている


・ もっとも、その有症割合は1.1に留まる


・ 鼻血を特別視すべきではなく、その他にも様々な主観的・客観的症状が訴えられている


・ 原因については一度の調査では特定できず、放射線被曝によるものか、その他の例えば避難ストレスによるものかを特定するためには、継続的な調査が必要となる。


と言った点に留意されるべきである。


私たちが懸念しているのは、長期・継続した調査によって蓄積されるべき科学的知見が、今回の騒動のような、きわめて短期的に消費されてしまう社会的な文脈の中に巻き込まれ、冷静な議論の前提となるべきファクトが散逸してしまうことである。


本来であれば、こうした大規模な疫学調査は、国などの公的存在が責任を持って行うべきものであるものの、予断に満ちた秘密会での事前シナリオが暴露されるなど、福島県の実施する県民健康管理調査への市民の信頼が著しく低下していることが、本質的な問題であることは否めない。


かつての野党時代の公明党(ほか自民党を含む当時の野党各会派)が提案していたように、国の責任に基づき、より幅広な疾病の可能性を踏まえた健康管理調査の実施が急務であることを指摘して、本稿を終えたい。



河ア 健一郎 弁護士


アクセンチュア東京オフィス勤務を経て弁護士に。早稲田リーガルコモンズ法律事務所所属。 共編著に「3.11大震災 暮らしの再生と法律家の仕事(日本評論社)」「避難する権利、それぞれの選択(岩波書店)」「国家と情報(現代書館)」など。新刊「高校生からわかる 政治のしくみと議員のしごと(トランスビュー、共著)」発売中。 福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)共同代表として,原発事故に伴う避難者の方々への支援活動に取り組んでいる。


2014年5月20日 2時13分
http://bylines.news.yahoo.co.jp/kawasakikenichiro/20140520-00035486/


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"風評"被害ではなかったのです。


 

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コメント
 
01. 2014年5月21日 15:55:12 : XDTH4wogLg
「鼻血はない」という、根拠がない風評を流したのは、政府、福島県、双葉町、マスコミ、御用学者、ネット工作員たちだったわけだ。

02. 2014年5月21日 16:15:25 : JMVuCdSRQI
>原因不明の鼻血等の症状を町役場に訴える町民が大勢いるという事実はありません

まあ、鼻血出して役場に文句言う奴は珍しかろう。
普通の者は病院に行く。
しかし、広島長崎の被曝者健康手帳に相当する物は必要だと思う。


03. 2014年5月21日 22:22:29 : Jny2RmHXSQ
風評だとか言っているから
国が胸を張って隠蔽するんだよ
福島の人は毎日どれくらい放射能が出ているかも興味がないのかもしれない
マンガに文句は言えても国には言えないのか
それとも見てみないふりしてるのか
仲間を増やしたいのか

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