04. 2014年5月21日 07:25:56
: RwIGdmPm56
>>03 さんが挙げたリンク先の (このカスタマーレビューに対する) コメントより投稿日: 2012/05/30 11:32:34:JST momokappaさんのコメント: >著者の履歴は存じ上げませんが つまり、著者が本の内容にあるとおり何十年も被曝者を診察して、被爆者40万人のデータをとり、国連に働きかけて認められた医師であることを知らずにこの評価をされたのですね。 (http://www.amazon.co.jp/review/R14NNQKO1XPVBU/ref=cm_cr_pr_cmt?ie=UTF8&ASIN=4594065775#wasThisHelpful ) 投稿日: 2012/06/09 11:53:09:JST rocklow43さんのコメント: 日本だけでなくこういうお医者さんがほとんどですよ、だって教科書にそう書いてあるんですもんね。このお医者さんが悪い訳ではありませんが、ちょっと頭が固すぎるようには思います。 こういう人は「国連」が世界平和の為の機関と思っていて、「WHO」が人類の健康の為に機能していると全く疑いなく信じている方なんでしょう。 「IAEA」が全世界の原発の安全に貢献していると思っているのでしょう。この方は「ICRP」等に多大な影響を受けた教科書を学んで来られたのですから、、、。 普通のお医者さん、ほとんどの日本の医師はこんなもんです。「血小板減少を来すほどの被曝量がある場合ですから、鼻血どころで済むはずがないのですが…。」これどこの医者も言うんだって。鼻血を出すのは一つの原因(血小板減少)しか無いって教え込まれているんだから、、、。 しかし、あなたたちがいつまでもこんな洗脳を受けている限り、私達は国連を信じないようにあなた達の事は金輪際信用出来ないという事も事実なんですよ。そしていつまでもこんなことを言っているなら正にあなたは「WHO」「IAEA」「ICRP」などの手下でしか無いのです。 いい大人が、もう少し世界の仕組みに気付いて下さい。こんなことは今日日、高校生でも知っています。 (http://www.amazon.co.jp/review/R14NNQKO1XPVBU/ref=cm_cd_pg_pg4?ie=UTF8&asin=4594065775&cdForum=FxRRAAZCHWC0N1&cdPage=4&cdThread=Tx3RI1P5LMWYDSZ&store=books#wasThisHelpful )
投稿日: 2013/02/26 0:56:59:JST 投稿者により編集済み(最終編集日時:2013/03/03 8:06:34:JST) 岩清水宏さんのコメント: 現行の理論に異議をさしはさむ余地が少なくなってしまうのは、仕方の無いことですよね。 同じく、医学の末席を汚すものとして、すこしだけ、コメントを残しておきたいな、と思いました。
鼻血に関して。 これは、結論から言うと、原発事故で十分説明可能でしょう。鼻出血のメカニズムは、あなたの仰る凝固系のメカニズムは、全体のケースの中では、ごく一部で、そのほかにも、鼻粘膜局所の炎症(これが一番高頻度でしょうね)、高血圧などの循環器系の原因、などなど、鼻血と聞いた瞬間に、普通は沢山思いつくものだと思いますがね。大気汚染で鼻出血の頻度が上昇するのは、古くは20世紀初頭のイギリスのスタディに始まり、主流学術雑誌をはじめ、各種の学術論文の明記するところです。したがって、放射能汚染粉塵による局所症状、と普通は思いが至る気もします。 もちろん、定量的にも、きちんと説明できますよ。 そうそう、今回の原発事故のときも、次のような議論を耳にしました。 事故当時、「超大量放射性ヨウ素投与療法で、1億ベクレルの放射性ヨウ素を投与しても鼻血はでないから、原発事故で鼻血なんて、絶対にありえない」 なんて議論をしていた人がいる、というのを、後から知り、驚きました。この場を借りて、少し反論を書かせていただきます。 1億ベクレルって、一見、普通の人が聞くと、しり込みしそうなほど、「超大量」と錯覚するんだけど、こういうことを議論する際には、きちんと、体内分布密度などを考慮しながら、ちゃんと計算していかないと、変な結論になってしまうんです。 簡単に計算するために、ちょっと乱暴な数字を放り込んでいくけど、血液を5Lとしたら、まず、投与後、その5Lに均一に拡散されるんだけど、 その後まあ、1億ベクレルの大部分は、比較的早期に甲状腺などの特定臓器に再分布したり、大部分は尿中に排泄される。 議論を自分たちに不利にするために、仮に、ものすごーく多めに見積もって、1億ベクレル(10の8乗、つまり、10e8 Bq)の約半分が血中に、ある程度持続して残っているとすると、計算で、血液1cc中の放射能が出せます。割り算するだけです。 > 今、鼻粘膜のことを議論しようとしてるんだけれど、鼻粘膜と、血液の接点は、毛細血管網という、細い血管のが張り巡らされた末梢血管の部分。 この部分の血管って、医学部、生物学部を出た人間には常識なんだけれど、ものすごーく血管床の表面積が広い。つまり、非常に多数の血管内皮細胞で覆われている。 ちなみに、簡単に試算することができて、毛細血管径を、ざっと7ミクロンとおけば、 > で、この3x10e4メートルの毛細血管に、どれだけの 血管内皮細胞が張り付いているかと言うと、これに、分布密度の3x10e5個/メートルをかければいい。 > 高々、10e4ベクレルを、10e10個もの内皮細胞が囲んでいるんです。細長い土管としてね。 > しかも、均一に放射性物質が溶けていると仮定できるから、ほぼランダムに、このアタックが起こる。 (ま、ちょっと構造的な部分を計算外としているんで、すこし大目になるかもしれないけれど、桁はそんなにズレてない) (補足:毛細血管と毛細血管の距離と、β線の体内での透過距離を考えると、となりの毛細血管から飛んでくるβ線の影響は、あまり大きなものにならないと考えています) こんなにまばらで、確率の低い放射線だと、血管内皮細胞が細胞死に至るこもほとんどなければ、鼻粘膜炎症が起こることもないでしょう。 百歩譲って、たとえ内皮細胞が障害を受けても、ランダムな場所で内皮細胞がやられているわけだから、すぐに修復される。 だから、放射性ヨウ素超大量療法で、数億ベクレル程度を投与しても、ふつうは、全然鼻血になんかならない。 モデルとして、血液と内皮細胞のことだけ論じたけど、粘膜分泌を考えても、組織間液とか考えても、 粘膜細胞を対象に考えても、基本的には、考え方は同じです。うすーい濃度で、均一に分布しているモデルの場合には、 アタックがランダムに、薄い確率でおこる、ということ。 > 仮に、微粒子が花粉くらいの大きさだったとして、20ミクロンくらいと想定すると、これって、ひとつの細胞と同じくらいの大きさなんです。 この微粒子が、仮に、たった1ベクレルのβ線核種に汚染されていたとしたら、 どういうことがおこるかというと、付着した局所、つまり、この微粒子のごく近傍で、1Bqつまり、1秒間に1回、かならず放射線が、同じ箇所ででて、まあ方向性もあるんだけど、 ほぼこの桁の放射線が、同一箇所をアタックし続けることになるんです。 方や1億ベクレルからスタートしたけど、アタックされる確率は、10のマイナス6乗のオーダー 方や、たったの1ベクレルだけど、1秒に1回とか、そんなオーダー。 そんな高頻度で、同一箇所をアタックされ続けたら、そこの粘膜細胞は死んじゃうし、修復も間に合わない。鼻血が出て当然なんですよ。 すごく乱暴な計算だけど、基本的に、掛け算と割り算だけで、きちんと計算すりゃ、簡単に、インパクトの大小がわかる。 同じ「内部被爆」でも、消化吸収で、均一に分布する場合と、粉塵付着での局所の影響とに、場合わけして考えないといけない。 あの当時、住民を安心させたい、という善意の気持ちから、安心論を伝えたいというのであれば、 頭ごなしに「鼻血はデマ」と否定しないで、「鼻血は、汚染粉塵の局所症状で一時的な問題ですから、安心してください」とか 「鼻血が出ていると言うことは、汚染粉塵を体外に排出しようとしている、良い反応だから安心してください」とか 「あくまで、局所症状で、全身状態に影響は無いけれど、鼻洗浄でもやっておけばいい」とか 「念のため、これ以上汚染粉塵を吸い込まないように、マスク着用を」など、言ってあげればよかったんです。 それから、核種によって、良いα線、悪いα線があるはずが無い、なんて、簡単に仰っておられますが、きちんと考えれば、いくらでも、そういうモデルは考えられるんですよ。 たとえば、ラドンのような希ガスは、体内に摂取されても、ひとところにとどまることなく、均一に薄い濃度で分布しますから、上記の鼻血(汚染粉塵)vs放射性ヨウ素の議論の喩えとおなじように、 生体に与える影響はα線核種の割には、極小でしょう。一方、トリウムなどは、肝網内系に沈着し、局所で持続的に慢性内部被爆の原因となり、局所慢性持続被爆の温床となってしまいます。 トリウム内部被爆で、高率に肝臓系の発ガン率が見られることの、ひとつの理解の仕方です。 「実行線量計算」に頼る考え方以外のメカニズムも、考慮に入れていただきたいなあ、と思います。 もっと言いますと、原子核物理学の法則が、絶対不可侵のものだと錯覚しておられるかもしれませんが、現在の原子核物理学の法則は、 すべて、原子核が「気体」の状態での観測・実験データを元に作られています。 原子核が、固体中に、堅く足場固定されたときに、放射性元素が崩壊を起こすと、実は、現在の原子核物理学の理論の延長線上では説明のできないような、 非常に興味深い挙動を示すことが知られているのですが、こういった分野は、ほぼ、一部の例外を除き、全くの手付かずです。 つまり、上記に立て続けに、体内分布の問題を例にあげましたが、体内分布が同じ場合でも、つまり、たとえ、体内に均一分布をする核種同士であっても、 核種によって、当然、生体内分子との結合・相互作用という挙動が変わるわけですから、どの生体分子と結合している際に、 どういう崩壊を起こしたら、どんな影響が起こりうるのか、というのは、全くの未知の分野なのです。 医学の最新知識をもって、非常に丁寧に考察を重ね、今後、何十年かに渡り、実験・実証を繰り返し、新しい研究分野を切り開いていかないといけない状況なんですよ、内部被爆のことをきちんと理解しようとすれば。 実際、セシウムの極く微量の内部被爆で、心臓伝道路の障害が高率に起こる、というデータを、Bandazhevskyが発表していますが、 丁寧にメカニズムを考察していけば、彼のデータは綺麗に説明できる可能性が高く、やはり、現行の理論に反する実例のひとつになって行くでしょうね。 最後に、医学者として、別分野ではありますが、「地図のない分野」で、必死にもがいている身から、一言だけ言わせていただければ、「教科書に書いてあることがすべてはない」 特に、慢性内部被爆のように、ほとんど、調査もされていない学問分野では、沢山疑ってかからないといけないテーマが、山積みなんですよ。 この投稿に返答する 固定リンク | 違反を報告 123人中85人が「この投稿が参考になった」と投票しています。この投稿は参考になりましたか? はい いいえ 投稿日: 2013/03/02 15:03:11:JST 投稿者により編集済み(最終編集日時:2013/03/03 4:07:46:JST) 岩清水宏さんのコメント: vseprさん もう読んでおられないかも知れませんが。先週は、思うところを正直に書いたつもりですが、言葉が過ぎたところがあったかもしれません。 不快に感じておられたら、謝罪申し上げます。医学の分野にいる者同士、究極の目的は、患者のため、住民のため、それは同じと信じていますし、 過剰な注意喚起が、あなたのおっしゃるように、負の面をもたらす点には同意です。 (と最初に書いてはみたものの、これは個人的な体験としての反省と言う意味で、やはり、注意喚起は大事ですね) ここであなたのコメントを目にしたのも何かのご縁ですし、いつかどこかでお会いすることでもあれば、この件に限らず、医学の未来について、意見を交えることが出きればいいですね。 それとは関係ないことですが、私の知人と一緒に、Bandazhevskyの心臓伝道路障害に関し、考えをまとめているサイトを作っています。 思いの至らぬところもある奴ですし、考え違いもやっているかもしれませんが、お時間があれば、行って批判なりなんなりを、してやってください。 意見の一致を見ることはないかもしれませんが、意見を戦わせた末に、お互い何か、うる物があれば、それもご縁ですし。 http://blogs.yahoo.co.jp/geruman_bingo/8557672.html (http://www.amazon.co.jp/review/R14NNQKO1XPVBU/ref=cm_cd_pg_next?ie=UTF8&asin=4594065775&cdForum=FxRRAAZCHWC0N1&cdPage=5&cdThread=Tx3RI1P5LMWYDSZ&store=books#wasThisHelpful ) |