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「原発深刻事故の発生時、原子力安全・保安院の検査官と電力会社の所員の九割が持ち場を離れて「逃亡」」 山崎 雅弘氏
http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/288.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 5 月 20 日 23:35:45: igsppGRN/E9PQ
 

「原発深刻事故の発生時、原子力安全・保安院の検査官と電力会社の所員の九割が持ち場を離れて「逃亡」」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14233.html
2014/5/21 晴耕雨読


山崎 雅弘氏のツイートより。https://twitter.com/mas__yamazaki

「吉田調書」(政府事故調の聴取結果書)目当てに、今日の朝日新聞朝刊をコンビニで購入した。

記事によれば「吉田調書」はA4判で400頁超というボリュームだが、政府事故調は多くの重要な事実を公表せず。

「風評被害」の土壌を作っているのは誰だ? http://t.co/4v3trz3E4t

吉田調書によると、東日本大震災4日後の11年3月15日朝、第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退した。

その後、放射線量は急上昇し、事故対応が不十分になった可能性がある(朝日)http://bit.ly/1vva57X

「東電はこの命令違反による現場離脱を3年以上伏せてきた」

「その中には事故対応を指揮するはずのGMと呼ばれる部課長級の社員もいた。過酷事故発生時に原子炉の運転や制御を支援するGMらの役割を定めた東電の内規に違反する可能性」

「東電が12年に開示したテレビ会議の録画には、緊急時対策室で吉田氏の命令を聞く大勢の所員が映り、幹部社員の姿もあった。しかし東電はこの場面を『録音していなかった』としており、吉田氏の命令はこれまで知ることができなかった」


船橋洋一『カウントダウン・メルトダウン』(文藝春秋)上巻、第1章のタイトルは「保安員検査官はなぜ逃げたか」で、事故発生時に「現場で目と耳の役割を果たす」はずの原子力安全・保安院の検査官が「真っ先に事故現場から逃げ出した」事実に触れている。

以下は原子力安全委員会幹部の言葉。

「エッ、逃げるの? それを聞いたとき、本当にびっくりしたが、保安院の課長がそれを了承したという話を聞いたときはもっとびっくりした。国家公務員法98条違反で処分しなければいけないのじゃないか、と内輪でひそひそと話し合った」船橋洋一『カウントダウン・メルトダウン』上巻p.37

原発深刻事故の発生時、原子力安全・保安院の検査官と電力会社の所員の九割が持ち場を離れて「逃亡」したが、誰もその責任を問われず、電力会社は後者の事実を三年以上も隠し、音声の録音が第一義的目的である「テレビ会議の録画」で、その問題と関連する場面については「録音していない」と説明した。

首相は日本の原発について「世界最高レベルの安全基準」という言葉をよく口にするが、米国NRC(原子力規制委員会)の人間が「理解できない」「米国なら即刻クビだ」(前掲書p.39)と呆れた「逃亡」は問題視していない。

福島事故の前も日本の原発の安全性は「世界最高レベル」だと言われていた。

2月に完成した京都大の医学部資料館(京都市左京区)で、戦時中に同大学の医師が関与して細菌兵器を開発していた旧日本軍731部隊を説明する展示パネルが、すぐに撤去されていた(京都)http://bit.ly/1k1hEyL  

遂に大学までが、不都合な歴史と向き合うのを避け始めたのか。

「731部隊の展示は2008年刊『京都大医学部病理学教室百年史』から引用したパネル2枚。部隊長の石井四郎ら(京大)医学部出身者の関わりを、文献を示し解説」

「『負の歴史と向き合う展示と評価していたのに、撤去には驚いた』と疑問の声」(京都)http://bit.ly/1k1hEyL

昔、米国テキサス州サン・アントニオに旅行した時、市内を散策中に「サーカス博物館」というのを見つけて、中に入ってみた。

米国における興行サーカスの歴史が模型やポスターなど、各種資料で展示してあり、全体に楽しい雰囲気だったが、その中で一か所だけ、全然違う種類の空気が流れる部屋があった。

その小部屋には、アフリカなどから連れてきた少数民族や、いわゆる「奇形」の人をサーカスで「見せ物」にしていた事実の資料が展示してあった。

その時に私が感じたのは「アメリカはひどい国だ」ではなく「自国の負の歴史と逃げずに向き合うアメリカ人は、やっぱり凄い」という尊敬の念だった。

菅官房長官、吉田調書は「公開しない」理由は明言せず(朝日)http://bit.ly/1sOhJWP

「吉田氏は政府事故調の聴取に対し、聞き取り内容の公開を了承している」

「調書を非公開とする理由について菅氏は明言を避けた。政府に保管されているとされる調書は『読んでいない』とした」

>ハッピー 調書には、吉田所長の事故時に様々感じたことや思いを語った対応能力のなさや不手際が記録されてるはずで、それを検証し対策することで二度と事故を起こさないようなヒントになると思うんだけど。なぜ公開せず隠そうとするのか?吉田調書の内容は、国民全員が知るべき事で政府の私物じゃないはず。


 

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コメント
 
01. taked4700 2014年5月21日 00:30:31 : 9XFNe/BiX575U : UKsRbubM5A
>吉田調書によると、東日本大震災4日後の11年3月15日朝、第一原発にいた所員の9割にあたる約650人が吉田氏の待機命令に違反し、10キロ南の福島第二原発へ撤退した。

この部分が微妙。

つまり、事故当初は、本来、福島第一原発敷地内には平日の昼間で典型整備中の原発があったことから、数千人の作業員がいたはずだから。

3月11日の事故後、一般的な下請けの作業員は全員既に退去していたのか?それとも、下請け作業員はいたが彼らのことには触れていないのか、そういったことが不明のまま。

更に、3月15日というと、3号炉の爆発が起こった後。1号炉が3月12日午後3時36分に爆発。3号炉は3月14日午前11時1分に爆発。だから、この時点で自衛隊や消防、警察などが福島第一原発の敷地内には入っていたはず。少なくとも自衛隊は相当の規模で事故対応にあたっていたはずで、彼らのことが全く触れられていない。もし、自衛隊を残して、東電の所員の9割が勝手に退避したなら大問題だがそのこともはっきりしない。

そもそも、吉田所長に聞き取りが2011年の7月の下旬から11月。その頃には相当に隠ぺいの準備ができていたはずで、本当に重要な証拠はみな隠された後の話。

まあ、それでも何も出てこないよりはましかも。


02. 2014年5月21日 00:38:56 : OPcy5shphM
原発事故の放射能での傷害やら死亡事故を考えるからなにかあれば逃げ出すのであるからそもそも民間でこの事業をおこなうことには無理があり、本来であれば軍隊の軍人さんが命をかけて取り組むべきものなのではないのかと思う。

国営というか、自衛隊の事業というかそういう管轄でないと何かあった場合の職務放棄やら逃亡事件はなくならないだろう。どのみち、核爆弾製造のようなことをしているのであればそういう体制でこそなりたつようなことであろう。


03. 2014年5月21日 04:04:28 : yZIxF9LyC2
国営というか、自衛隊の事業というかそういう管轄でないと何かあった場合の職務放棄やら逃亡事件はなくならないだろう。

頭がおかしくないですか?
自衛隊の人たちも死にたくないんですよ。。
逆に科学的知識がない上に、放射能怖いとの知識だけ持っているので、職務放棄で逃げ出すでしょう。

そもそも原発は人災であり、誰の責任かというと、今の政権与党です!!原発を欧米に見習って、安易に導入するから、こうなったのです。しかもリスク管理がなく、共産党のほうが、まだリスク分析できてました。吉井英勝議員だったかな?彼と自民のやりとりをもう一度振り返ってください。

そういう意味でも「欧米では、、」を口にして、すぐに「日本版○○」を考える、政権与党の責任です

中国を敵視するのに、中国を強大化させたのは、何だったか?ご存知ですよね?その一方で中国出身日本人は13万人以上になるのですよ。やっていることが安倍コベ。おまけに自衛隊に「中国出身日本人」さえいます。(本人曰く中国人民解放軍に居た。家族が帰化したので、日本人になって、就職先無いから入隊したとのこと)

本当に、与党の、あの世襲議員野郎たちを何とかしないと、、もう日本は終わりだ。

真の実力主義を標榜するのなら、世襲を防止することこそ、規制緩和なぞよりも、数百倍効果があがるだろうよ。。


04. 2014年5月21日 19:40:45 : 9L5qHJyxOU
      大飯原発の運転差し止め命じる 福井地裁が判決
 
安全性が保証されないまま関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)を再稼働させたとして、福井県などの住民189人が関電に運転差し止めを求めた訴訟の判決言い渡しが21日、福井地裁であり、樋口英明裁判長は関電側に運転差し止めを命じた。(福井新聞ONLINE)


これは快挙だ!
これまで裁判なんて全て茶番だと思ってきた。
これまで差し止め裁判は数々あれど、国民側が勝訴した事はたったの一度しかないと聞く。
だが今回は裁判が国民側に立った。
素晴らしい。
裁判所さえ国民を本気で見ていてくれたなら、汚くなった日本にも一縷の望みが持てる。
希望が湧いてきた。


原発深刻事故の発生時、原子力安全・保安院の検査官と電力会社の所員の九割が持ち場を離れて「逃亡」

それはそうだろうよ。
原発なんて爆発事故になったら逃げるに決まってるよ。
誰だって命は惜しい。
だから、たとえ事故になっても中に人が入れて修理が出来る施設でなきゃダメに決まっている。
原発なんて人知の及ばない、悪魔の発電なのだよ。
ひとたび大事故が起きれば人の命を遣い捨てなきゃ維持していく事すらも困難だ。
そんなもん、全部廃炉にしなきゃいけないに決まっている。

原発なんかやってりゃいつかみんな死ぬんだぜ。
地球も終わるんだぜ。


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