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福島第一原発 “凍土壁”実験を初公開、汚染水防ぐ切り札となるか
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2202736.html
福島第一原発で大きな問題となっている汚染水。その抜本的な対策として期待されているのが、建屋周辺の地盤を凍らせ、地下水の流入を防ぐ「凍土壁」です。16日、その実験の様子が初めて公開されました。
事故から3年あまりがたち、廃炉に向けた作業が続く福島第一原発。増え続ける「汚染水」への対策が急がれますが、16日、その「切り札」と期待される技術の実証実験が公開されました。土を凍らせて地下水の浸入を防ぐ「凍土壁」です。
「実際にスコップで叩いてみます。聞こえますか?音が出るぐらい硬いです。実際に触ってみますと、ひんやりします」(記者)
凍土壁とはおよそ30mの深さまで刺した凍結管に、マイナス30度ほどの冷却材を注入。周囲の地盤を凍らせることで、地下水の流入を防ぐというものです。計画では、1メートル間隔で凍結管を設置し、1号機から4号機の周囲、およそ1.5キロを凍った土の壁で囲みます。これにより、建屋や放射性物質を含む土壌に地下水が流れ込むのを防ぎ、新たな汚染水の発生を抑えることができるというのです。16日に公開された小規模な凍土壁でも壁の内側に水はありませんが、外側には染みこんだ地下水が溜まっているのが分かります。
1日およそ400トンのペースで増え続ける汚染水。国は抜本的な対策として、この「凍土壁」に期待を寄せています。
凍土壁の技術は、「東京湾アクアライン」などさまざまなトンネルの止水工事で使われてきましたが、これほど大規模な凍土壁は国内では初めてです。
「凍土方式の遮水壁が有効であることについて、議論を重ねてきている。また、それが現実に実現可能と考えている」(資源エネルギー庁 原発事故収束対応室 新川達也室長)
一方で、原子力規制委員会は、その安全性と有効性に疑問を指摘しています。
「凍土壁を作ったら原子炉建屋とタービン建屋が沈み始めましたなんて、考えたくもない話だが十分な検討はされているのか。作った方に失礼にあたるかもしれないが、『エイヤッ』と決めた部分が かなりあるのではないか」(原子力規制委員会 更田豊志委員)
また、冷却剤を常に循環させ、凍らせ続ける必要があるために、電気代など年間十億円という巨額の維持費がかかることも指摘されています。
「実際にどのくらいの期間、使うのかというのは今後、実際に運用を始めていった後に効果を見極めながら考えていきたい」(東京電力 プロジェクト計画部 中村紀吉部長)
凍土壁は汚染水対策の切り札となるのか。国と東京電力は来月の着工を目指しています。(16日17:22)
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