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本屋さんで、ブルーバックスやから、
「またまた専門家が低線量でもダイジョウブって内容か?」という偏見でざっと目を通してみると
・・・・・あれれ
科学・科学技術を原則肯定の講談社ブルーバックスが、たとえ低線量でも生体側はそれを防御することができないという新刊を出すのは何か意味があるのでしょう(と深読みしている)
生体をつくっている化合物の結合エネルギーと、核分裂物質がもつ放射エネルギーをくらばればよくわかる。
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「放射能と人体 細胞・分子レベルからみた放射線被曝」落合栄一郎著
講談社ブルーバック(2014年3月20日第1刷発行)
(帯文より)
福島第一原発事故から3年―。
今なお続く低線量被曝に、どう対応すればいいのか。
たとえ低線量でも放射能は無視できない―。
放射線のもつ高いエネルギーは、
生体内の組織や細胞、分子を破壊する力を備えており、
生体側はそれを防御することはできない。
損傷を何とか修復しようとするが、充分ではない。
ーこれが、「放射能と人体」の基本的な関係である。(「あとがき」より)
「100ミリシーベルトは以下の被曝は心配ない」は本当なのか?
瞬時に高線量の放射線を浴びれば即死する。
では、低線量でも長期にわたって被曝したら・・・?
被曝から約70年を経た現在も、
臓器内部から放射線が出続けているという。
細菌やウイルス、化学物質に対して
免疫システムや解毒佐用を備える人体だが、
放射能にはどれだけ耐えれるのか。
原爆や原発事故、劣化ウラン弾による
被曝の調査報告をもとに、放射線の生体への影響を
科学的観点から詳細に検証する。
(著者紹介欄より)
著者 落合栄一郎(おちあい・えいいちろう)
東京都出身。東京大学大学院博士課程修了。工学博士。
長年にわたり、カナダ、アメリカ、スエーデン、ドイツなどで化学の教育と研究に従事。
生物無機化学専攻。
現在はカナダ、バンクーバー在住。
著書に中国語とスペイン語にも訳された「Bioinorganic Chemistry:a Introduction」
(Allyn and Bacon(Boston)1977)
「生命と金属」(共立出版、1991)
「Bioinorganic Chemistry:a Survey」(Elsevier(Amsterudam)2008)
「Chemicals for Life and Living」(Springer(Heidelberug)2011)
「原爆と原発」(鹿砦社、2012)
「病む現代文明を超えて持続可能な文明へ」(本の泉社、2013)
「Hiroshima to fukushima;Biohazard of Radiation」(Springe、2013)
などがある。
日刊ベリタ紙記者。
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放射能と生物の適応進化については、市川定夫さんの「遺伝学と核時代」(社会思想社)をお勧めする。
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