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2014年5月15日 くろねこの短語
鼻血騒動に踊らされているうちに、福島第一原発では地下水の海洋放出が着々と進行中。『魚が出てきた日』が現実になるのももうすぐか。
鼻血騒動で、福島県の温泉旅行がキャンセルされているそうだ。早くも実害!・・・なんて、あたかも『美味しんぼ』による風評被害のごとく報道されている。なんでもかんでも風評にしたい原子力村にとっては、願ってもない反応です。新聞・TVは鼻血の症状があったと言っただけでバッシングしてるけど、年間の被ばく放射線線量が20ミリシーベルト以下であれば健康上に大きな問題はない、っていう原子力規制委員会のお達しはそのまま鵜呑みにしちゃうんだから、何をかいわんやなのだ。
鼻血バッシングにはこれほどの執念を見せるくせに、汚染水の垂れ流しには無頓着なのも新聞・TVの特徴です。その福島第一原発の汚染水問題はどうなっているかというと、どうやら21日にも地下水の海洋放出が始まるようだ。地下水の放射性物質濃度が目標値を下回ったって東電は発表しているけど、地下水の海洋放出って単に数字だけを基準にしていいのだろうか。
・福島第1地下水バイパス、21日にも海洋放出 濃度大幅に基準下回る
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140514/dst14051423170015-n1.htm
そもそも、地下水がタービン建屋に流れ込んで汚染される前にくみ上げて海に流そうというのが「地下水バイパス」であって、その地下水が汚染されていたってことは想定外だったはずなんだね。だからこそ、汚染の原因を徹底的に究明しないといけないはずなのに、目標値を下回りました、はい、安全です、だから海に流します、って短絡しちゃうのは納得できません。
安全を前提に渋々ながら同意した漁業組合だって、これじゃあいいの面の皮です。鼻血という表現が風評被害につながるっていうなら、地下水の海洋放出はもっと深刻な問題として捉えないといけない。鼻血が何に由来しているかはまださだかではないけど、地下水の汚染は明らかに放射性物質によるもので、汚染そのものは事実なのだ。それを海に流してるんだから、大なり小なり影響が出ないわけがない。それを、影響がないってことを前提にしていることが、そもそも歪んでいる。
海は広いな大きいな・・・だから、仮に汚染されていてもすぐに希釈する、なんて能天気なことを言う学者センセイもいるけど、自然を舐めてるととんでもないことになりますよ。
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