http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/161.html
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「いま問題になっているのは「風評」ではなく「世論」なのです。なぜそれを「世論」と呼ばないのか。」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14179.html
逸見龍生氏のツイートより。https://twitter.com/camomille0206
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熊沢 透氏 #nhk 19時のニュースで、福島県が小学館に抗議した、と。
そこで『美味しんぼ』に描かれた井戸川氏と僕の同僚が、問題の元として紹介された。
受け取り方はさまざまだろう。
僕は一貫していないだろうが、件の同僚を信用も評価もしている。
身近な仲間だし、一所懸命考えて悩んでいるやつだから。
大学の仲間がその発言によって罰せられたり処分されたりすることを看過することは、いつか大学人としての自分自身の発言が制限されることにつながるよ。
社会がそれを看過することは、いつかみんなの発言が制限されることにつながるよ。
大学のあり方って、そのくらいには社会のあり方と関係がある。
僕はこの件についての大学の対応に関して、今日の午後は比較的近いところで観察していたけれど、「大変遺憾」って付言することの重大性を、福島大学執行部はほんとうに理解しているのか。
いま、真剣に、腹を立てている。 http://t.co/obMRI7uRH8
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これはほんとにマズいだろ…。
この熊沢先生という方が仰るとおり。
「風評被害」という奇妙なことばが、言論の自由制限のための最適解となっていることを、言説分析などおこなう人文・社会科学系研究者は、きちっと問題にしなければならんよ。
だいたい「風評」ってなんだろう。
個人がそれぞれの知識や経験に基づき、責任を持って語った言葉を指して、なぜ「風評」と呼ぶ。
そのこと自体がそもそもおかしいだろ。
「公論」でもなく「世論」でもない、「風評」。
この概念に含意されているのは、無責任で根拠を欠いた、噂のたぐい。
政治的意識の水準に遠く辿り着かぬ、無意識の欲望の次元。
ギュスターヴ・ル・ボンの時代の「群衆」概念との接続が問われるべき。
「群衆」(ル・ボン)概念は、民衆を前にしたブルジョワ層による不安と恐怖に強く彩られたもの。
「多数」の政治的力を封じ込めために構築された抑圧的な〈知〉。
民衆(peuple)の言葉を群衆(foule)の本能へと転換させる装置。
「風評」というラベル貼りの背後にあるのは、自律した政治的個の発言を、曖昧で無責任な集団の本能であると決めつけ、いつのまにか暴徒、叛徒のイメージへと重ね合わせていく、実に巧妙な政治的修辞学ではないか。
「風評」被害という言葉に刻印された政治性を、きっちりと明らかにしよう。
研究者は黙っていてはいけない。
「公論」被害とか「世論」被害とは、さすがに口が裂けてもいえまい、民主国家ならば。
それがなぜなのか、われわれ研究者はもう一度きちんと考えてみなければ。
いま問題になっているのは「風評」ではなく「世論」なのです。
なぜそれを「世論」と呼ばないのか。
あえてわざわざ「風評」と別の言葉で呼ぶのか。
「世論」という言葉を避けるのか。
> 「風評被害」という言葉は、議論の質を深めず、封殺する役割を果たしていますね。言論の自由の公的価値を廃棄するものです。
> 「風評」のラベリングに僕が感じる既視感は、大学の教育「改革」の際に使われた「悪平等を無くす」というお題目。既に「悪」という価値観を持ち込んで議論は始まる。そこでは、不平等よりは平等が良いのではないか、という公正についての視点を排除する政治的修辞があった。
ウォールストリートジャーナルにも、美味しんぼ報道。
「福島県在住を決意した県民たちであっても、原子力への反対を公然と唱える人々は、脅迫電話を受け、復興の邪魔をやめろ、さもなければどこかよそに出て行けと言われる」と。 http://t.co/SvFXLRZF1o
> 同意。もし戦時中ならI氏は憲兵に連行された?単に事故以前とは違う自分や町民の体調不良を町長として事実を一漫画家の取材に応じただけ!国や県が出版社まで弾劾恫喝するは言論弾圧ファシズム!それをTVで眺め平気な愚民は何れ軍国化に迎合!悪は民の内側に有る
> もし私の先輩達がこのような圧力に屈服していたならば、万をはるかに超える水俣病患者は、この世に存在しないものとなっていた。 権力者の意図は「木を見せて、森を見せない」こと。お上の思うツボに嵌らならないためには、鼻血問題を利用した扇動に乗せられず、正当な調査をしない政府を批判する事。
> 1970年代、私の先輩医師が水俣市内の学童の健康被害を調査をした際、地元住民だけでなく、行政や医師なども「差別になる」と批判。環境被害についての正当な懸念、調査・研究を、当の責任者までが、住民を巻き込み、「風評被害」や差別にかこつけて「阻止」しようとするのは、昔からのこと。
> 「美味しんぼ」に登場した、福島大学教員は、大学院時代からの友人。原発事故後にも何度か会い、話を聴いた。私には、彼の話を聴くことしかできなかった。彼が発言したこと自体を問題にするうごきがあるようだ。驚く。発言ができなくなるような空気を作り出すことは、何の問題解決にもならない。
> 美味しんぼ描写、閣僚相次ぎ批判 復興相「風評被害招く」 - 47NEWS(よんななニュース) http://t.co/bf240WDpJ8 根本匠復興相、太田昭宏国土交通相、下村博文文部科学相
> いまのこの国では個人の判断に基づくリスク回避行動が、風評被害、流言蜚語の類として圧殺される。戦時下と同じだ。
> 「科学的にありえない」美味しんぼ鼻血描写で遠藤啓吾・京都医療科学大学長http://t.co/XoqVD95RUwこの学長の説明は非科学的。鼻出血の発生機序を血小板減少に限定。統計学的考察を前提とせずに放射線技師や宇宙飛行士の被曝を例示し、原発事故被曝との被曝様態の違いを無視。
> 重要な観点。 @jucnag 『官庁・公共機関:事実上の圧力 意に沿わぬ報道に「見解」や「反論」』毎日新聞 > http://t.co/SSU8bSL1bX
NHKニュースの『美味しんぼ』報道:大阪大学・平川秀幸教授のコメント訂正 http://t.co/idoGTOJ0qI
二日目の内容は教授自身の修正申入れを反映か。
一日目のはかなり異同あり。
口頭での教授発言の要約が、大きな偏差を生んだ模様。
記事づくりの影の部分が透けて見えるよう。
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