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「美味しんぼ」問題 〜 頑張れ小学館!
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2014/05/post-72ac.html
2014/05/14 誰も通らない裏道
「美味しんぼ 〜 福島の真実編」の内容に対してメディアが風評被害を助長するなどと批判をしている。
・読売新聞5月13日付社説
「美味しんぼ」 風評助長する非科学的な描写
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20140513-OYT1T50009.html
なぜ、このように反発するのかといえば、それは原子力ムラが「隠したい真実」に正確に当っているからだ。
といって私が読んでもとくに目新しい情報があったわけではない。いたって当たり前のことが書いてあるに過ぎないと思う。が、そう思うのは従来から反原発の立場にあったからでもある。
ところが「美味しんぼ」というのは長く続く人気漫画であって原発に関心のない一般の読者も多い。
これまで巧みな情報操作で眠らせていたそういう一般大衆が、目覚めてしまっては困るのである。
つまり、「美味しんぼ」問題は体制の危機の芽をはらんでいるのだ。
そして、こうした場合、全力でその芽を摘みにいく=袋叩きにするのがマスメディアの仕事で、それは過去から現在まで一貫して行われてきたことである(最近では小沢一郎バッシングが記憶に新しい)。
今週の「美味しんぼ」の最終ページには「その現実を知れば知るほど、明らかになる復興の難しさ──次号、「福島の真実」編クライマックス」と予告が書かれている。
そして原作者である雁屋哲は自らのブログで「その23、特にその24ではもっとはっきりとしたことを言っているので、鼻血ごときで騒いでいる人たちは、発狂するかも知れない。」と書いている。
・雁屋哲の今日もまた
反論は、最後の回まで,お待ち下さい
http://kariyatetsu.com/blog/1685.php
おそらく今、政府や原子力ムラは次号の内容を発売前に知ろうと必死になっているだろう(※ちなみにそれは本気になれば可能で、いくつかの方法が頭に浮かぶ)。
そして私が若干危惧するのは、発行元である小学館が最後まできちんと持ちこたえられるかということだ。
ちなみにここで「持ちこたえる」とは、原作者を守れる、作品の方向性を維持できるということ。
おそらく編集の現場は大丈夫だろう。また、「美味しんぼ」という作品の貢献度から見て編集長や担当役員クラスも大丈夫だと思われるが、小学館というのは日本を代表する大出版社だけにいろいろな人がいる。
ネット上では原作者にリンチを呼びかけた人物がいたが、今後、小学館に街宣をかける右翼が出てくるかもしれないし(もっとも本当の右翼だったら東京電力へ行くはずだ。赤尾敏氏ならそうしていただろう)、さまざまな方面から圧力がかかる可能性はある。
そうなった時に「撤退」を主張する人が出てきて、その勢力が拡大すると危ないことになるわけだが、私は是非とも小学館に最後まで頑張って欲しいと思う。
なんとなれば、真実を正しく知らせることがメディアの使命であり、しかも残念ながら日本でそれができる有力媒体は大変に希少だからだ。
頑張れ小学館!
※ちなみに「美味しんぼ」と真逆の位置にいるのが講談社の「島耕作」である。
・誰も通らない裏道(2008/06/17)
週刊朝日、島耕作のダメっぷりとSPA!の健闘
http://fusenmei.cocolog-nifty.com/top/2008/06/post_ca64.html
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