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「鼻血のことなんかで、日本の医者は、何でそんなにむきになるんだ」と笑い飛ばすバンダジェフスキー博士。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/4a219a8da70b8dd470b7dbd56815ca36
2014-05-14 02:43:04 木下黄太のブログ
そういえば、思い出したんですが、バンダジェフスキー博士と以前、鼻血について話したことがありました。
この鼻血の話をどうしてしたのかというと、被曝問題に関心があるという立場を言いながら、過剰に「鼻血は被曝と関係ないという」主張を強固にする、有名小児科医の存在があるからです。
この人がどうしてそういう発言をするのかは、よく知りませんが、こうしたことを博士に伝えました。
すると、
「だって、汚染地で鼻血なんて普通に起きている話だから。日本の医者はそんなどうでもよいことに何で拘るのか。しかも、心臓に出てくる症状や、血液疾患などに比べると、鼻血がおきているのかどうかなんて、そんなに大切な話ではない。それが、おきているのかどうなんて、何でそんな議論しているのか。」とこう話して、笑い飛ばしました。
鼻血が被曝によっておきている可能性があると考えていながらも、現地でよくおきている現象で、そのことを特に重視してとらえておらず、ほかに優先すべきことがあるという見解でした。
というか、日本人のそうした奇妙な反応に、理解できないような感じでした。
また、バンダジェフスキー博士には、今回の美味しんぼの鼻血騒動について、どういう見解があるのかは、一応聞いていますので、もし何か反応が返ってきたら、メルマガでお伝えします。
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ヤブロコフ博士のチェルノブイリレポートの翻訳です。岩波書店の刊行本とは違う人の翻訳ですが、ここの呼吸器疾患の初期症状で、まず真っ先にあげられているのは、鼻血です。
鼻血は呼吸系等に疾患の出るスタートとして位置づけられているだけです。
根拠がどうのとか下らない事しか言わないジャーナリストや文化人、医師、マスコミは『チェルノブイリ被害の全貌』は絶対に読んでいないと思います。
こうした当時のチェルノブイリ事故関連で出されている文献のまとめで、明確に指摘されていることを踏まえずに、今回のマンガ『美味しんぼ』に過剰反応するのは全く合理的ではありません。
また、鼻血はこういう観点で考えれば、放射性物質を吸気被曝している入り口の現象とみなすこともできます。つまり、吸気被曝という放射性物質にとって最も危険なリスクを軽視させたいという、国や福島県に地方自治体、御用学者、医師、マスコミ、ジャーナリストが揃い踏みして同じ音色を奏でているのは、完全に戦前と同じ状態の日本であるということです。
反権力を唱えていたような連中の欺瞞は、自民政権よりも更に薄汚く、僕の目には映っています。
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呼吸器系疾患の初期症状(日本語訳)
5.5 呼吸器系疾患
チェルノブイリからのフォールアウトによって汚染された地域では、いたるところで呼吸器系の罹患が著しく増加している。鼻腔、喉、気管、気管支、肺などの呼吸器系の疾患は、放射線による影響の中でも、明白なる最初の影響であり、(症状は)鼻血や喉の刺激感から肺がんにまで及んでいた。ホット・パーティクル、別名 ”チェルノブイリ・ダスト” は、溶融した核燃料に由来する放射性核種と共に、金属の建造物や、土壌等からの微粒子をも含んでいた(詳細は第1章参照)。これらの微粒子は、ウラン酸化物の低可溶性のゆえに、長期間にわたって肺の組織内に残存するのである。事故につづく初期の何日かの間において大人の口、喉、気管などの呼吸器系におこった諸症状は、基本的に、放射性核種がガスあるいはエアロゾールという形態であったこと関係していた。この初期の期間においては、I-131、Ru-106、Ce-144が呼吸器系に最も深刻な影響を与えた(IAEA, 1992; Chuchalin et al., 1998; Kut’kov et al., 1993; Tereshenko et al., 2004)。さらに、ホット・パーティクルと外部被ばくによって、呼吸器系疾患にさらなるダメージが引き起こされた。それは、また、免疫系やホルモンが変化したことも影響している。最も小さなホット・パーティクル(<5μm)は、容易に肺の最深部まで到達し、いっぽうそれより大きな微粒子は、肺より上部の呼吸気道でトラップされたのである
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広河隆一氏がチェルノブイリの頃におこなったアンケートなどの結果が出ている文章を今回に絡んで公表しています。全体は、リンク先をご覧下さい。一部、引用しておきます。
http://www.labornetjp.org/files/0514days
●チェルノブイリ地区の村々の避難民 12,864 人の回答
「事故後1週間に体に感じた変化」
頭痛がした 7,805 人 60.7%
吐き気を覚えた 5,497 人 42.7%
のどが痛んだ 5,160 人 40.1%
肌が焼けたように痛んだ 813 人 6.3%
鼻血が出た 2,491 人 19.4%
気を失った 1,194 人 9.3%
異常な疲労感を覚えた 7,259 人 56.4%
酔っぱらったような状態になった 2,471 人 19.2%
その他 1,966 人 15.3%
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