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4号機の実状を再考する
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7677085.html
2014年05月13日12:06 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)
以前,「1〜4号機それぞれの爆発についての槌田敦氏の説まとめ(その3)」http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/6343064.htmlという記事で,その時点での4号機の状態を推測しましたが,この3年の間に幾つか真実に近いと思われる情報が入ってきて,当時の理解と全く異なることが判ってきました。
それで,このブログなりの4号機の実状をまとめてみましょう。
まず,その記事を振り返ってみると,
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4号機は6時と9時の2度の爆発があり,この二つの爆発は全く質が違う。
建物4階で起きた9時の爆発は東電の公式発表どおり水蒸気爆発であった可能性が高い。
しかし,建物5階で起きた爆発は水素爆発ではない。
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と書かれていますが,ここまではいいですね。
しかし,
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5階の爆発は床面付近で発生し,水蒸気と熱湯を垂直噴出していたが,使用済み燃料プールは壊れていない。
燃料プールが壊れていないのであれば,使用済み燃料が爆発したのではない。
垂直に吹き上げていることから,ふたが上にある原子炉内の爆発であったと考えられる。
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この部分の情報は大きく改定されています。
4号機からの燃料取り出しはやっぱり大芝居だった!!
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7669925.html
上の記事(およびその記事にリンクされた他の記事の情報)によれば,4号機の使用済み燃料プールは壊れており,殆どの燃料棒は環境に出てブルドーザーで敷地内に埋められているということが判っています。
ということは,
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この爆発は何だったのか?
水蒸気と熱湯の吹き上げは約3ヶ月続いた。水素が3ヶ月間持つとは考えられないので水素爆発ではない。
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の部分は誤りであり,核爆発(即発臨海爆発)であった可能性があります。
そして,以下の部分,
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しかし,なぜ燃料が入っていないはずの原子炉が爆発したのか?
公式発表では4号機には燃料が入っていないことになっているが,実は燃料が入っていて,その核燃料が核分裂反応し爆発した。
夜に撮影された映像を見ると原子炉から噴出しているものが青く光っているのが確認できるが,核分裂反応が起きているときには青い光が発生する。(東電はサーチライトで照らしていると否定。)
3号機と4号機の違いは3号機はペレットが崩れ落ちていたため,大量の放射性物質を放出したが,4号機は原子炉の中に水があったのでペレットは維持されており,それゆえ放出された放射性物質の量は少ない。(通常の運転を蓋を外して行なっている状態。)
では,なぜ4号機の原子炉に燃料が入っていたのか?
電力会社は原子炉の定期点検を早めに終わらせ,試験運転と称し,事実上の営業運転を行なっていた。税金のかかる営業運転よりも税金のかからない定期点検中に電気を売れば利益が上がるから。
当時,泊原発と大飯原発で同様に定期点検期間中の事実上の営業運転をしていたために,その二つを止めたくないがために,4号機には燃料が入っていなかったと嘘をつく必要があった。
東電はその嘘の上塗りをするために,"空"の4号機の原子炉内の写真を公開したが,その写真は偽物の疑いがある。
なぜなら,同時期に公開された燃料プールの水は濁った海水が写っているにもかかわらず,その水と繋がっている原子炉内の水は澄んでいて濁っていないという矛盾があるから。
事故当時,3月16日発表の使用済み燃料プールの貯蔵量は783体だったが,その後4月12日に1331体に変更した。
その差548体は原子炉内の燃料の数だが,入ってないことになっているので,変更せざるを得なかった。
その後,204体の新燃料も入っていることに気付き,1590体貯蔵可能なプールの中に合計1535体に再変更された。
(実際はプールに987体,原子炉内に548体がある。)
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は,おおむね正しいと思います。
ということは,原子炉内にある548体の約倍の数987体の使用済み核燃料が,3月15日に環境にでてしまったということになります。
すると,最後の部分,
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因みに,東電は4号機の建屋にクレーンとカバーを設置し,燃料を取り出す計画だが,なぜカバーを付けるかというと,原子炉内部から548体の燃料を取り出すところを見らては困るから。
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は誤りで,正しくは「987体の使用済み核燃料が環境にでてしまったことを隠すため」ということになります。
そう考えると,以下の幾つかの点のつじつまが合います。
●いくら探しても4号機の爆発シーンの画像や動画がないこと。
●4号機の燃料取出しを見せないよう,カバーで覆ってしまったこと。
●取り出し作業に関して,東電と規制委が異常なまでに楽観的であること。(吊り上げるものがないのなら,失敗するはずもない。)
●4号機クレーンの仕様書に建屋の傾きは考慮されていないこと。(吊り上げるものがないのなら,考慮する必要もない。)
●4号機の燃料取り出しに米国が支援すると言ってきていること。(米国もこれからの核事業のために4号機の事実は知られたくはない。)
●みのもんた氏が4号機の燃料ブールを見に行くと言った後,番組を干されていること。
4号機燃料取り出しと建屋カバー建設計画の真相
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/6358494.html
やっぱり東電に任せている場合ではない4号機問題
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7402615.html
4号機クレーンの設置の仕様書には建屋の傾きは考慮されていない!!
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7401415.html
東電 4号機の燃料取り出しで米国の申し出を受け入れる!!
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7392612.html
みのもんた氏がTVから外された本当の理由
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7320841.html
わたしたち日本人の殆どが程度の差こそあれ,2011年3月15日に被曝されられていたのです。
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