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《ネオ竹槍事件》「美味しんぼ」に協力した荒木田岳・福島大学准教授への“締め付け”が始まった
http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/134.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 5 月 13 日 10:49:24: igsppGRN/E9PQ
 

【ネオ竹槍事件】「美味しんぼ」に協力した荒木田岳・福島大学准教授への“締め付け”が始まった
http://alcyone-sapporo.blogspot.jp/2014/05/blog-post_3194.html
2014年5月13日 低気温のエクスタシーbyはなゆー


☆美味しんぼ 福島知事「風評被害助長、残念」と不快感 
(毎日新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140512-00000088-mai-soci

https://web.archive.org/web/20140512211430/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140512-00000088-mai-soci

また、福島大は同日、中井勝己学長名で、漫画に載った准教授の発言内容について「大学としての見解ではない。(准教授の)個人の見解。大学人としての立場を理解したうえで発言するよう注意喚起する」との見解を発表した。


☆福島大、美味しんぼ描写は「個人の見解」
(共同通信→日刊スポーツ)

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20140512-1299966.html

https://web.archive.org/web/20140512212019/http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20140512-1299966.html

12日発売号の中で、荒木田氏は主人公らの取材を受け、除染作業の体験を基に「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できないと思います」と発言したとして描かれている。

福島大はコメントの中で「立場を明らかにした上での発言が掲載されたことで、福島県民をはじめとした多方面にご迷惑、ご心配をかけたことは大変遺憾」とした。


《アーカイブ》

☆「基準緩和より脱被ばく」 荒木田岳・福島大准教授に聞く
(東京新聞・特報。2013年3月14日)

http://www.asyura2.com/13/genpatu30/msg/700.html

荒木田さんは除染目標の緩和ではなく、被ばくを少しでも抑えることに集中すべきだと考える。

「居住を前提にすれば、基準を変えようという発想になるが、本当は安全か否かが肝心だ。基準を現実に合わせるのはおかしい。受け入れたくない福島の現実を直視しなくては。放射線は浴びない方がいいに決まっている。食でも、がれきでも一緒に被ばくすることを絆とは呼べない」

ただ、「脱被ばく」第一の行動が困難を伴うことも経験している。

勤務先でも、学生の被ばくを少しでも減らそうと、新潟県で集中授業をしていくことなどを提案した。だが、同僚から「お金はどうするのか」 「集中授業では身に付かない」と否定的な声が相次いで提案は頓挫した。


《歴史メモ》

☆新名丈夫

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%90%8D%E4%B8%88%E5%A4%AB

太平洋戦争中、1944年(昭和19年)2月23日付東京日日新聞(現・毎日新聞)一面に、「勝利か滅亡か、戦局は茲(ここ)まできた」、「竹槍では間に合わぬ、飛行機だ、海洋飛行機だ」という記事を書いたため、東條英機首相が激怒し、二等兵として陸軍に懲罰召集を受けることになった(竹槍事件)。


☆竹槍事件

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E6%A7%8D%E4%BA%8B%E4%BB%B6

竹槍事件(たけやりじけん)とは、第二次世界大戦中の1944年(昭和19年)2月23日付け『毎日新聞』第一面に掲載された戦局解説記事が原因でおきた言論弾圧事件。

問題となった戦局解説記事は同社政経部の新名丈夫記者が執筆した記事で、「勝利か滅亡か 戦局は茲まで来た」という大見出しの下でまず「眦決して見よ 敵の鋏状侵寇」として南方における防衛線の窮状を解説し続いて「竹槍では間に合はぬ 飛行機だ、海洋航空機だ」として海軍航空力を増強すべきだと説いている(『毎日新聞』(1944年2月23日付)の記事参照)。

これは海軍航空力増強を渇望する海軍当局からは大いに歓迎されたが、時の東條英機陸相兼首相は怒り、毎日新聞は松村秀逸大本営報道部長から掲載紙の発禁および編集責任者と筆者の処分を命じられた。

毎日新聞社は編集責任者は処分したものの、筆者である新名記者の処分は行わなかったところ、その後ほどなく新名記者が37歳にして召集された。

(略)

新名の執筆記事は「勝利か滅亡か 戦局はここまで来た」「竹槍では間に合わぬ 飛行機だ、海洋航空機だ」と題して、1944年(昭和19年)2月23日付の『毎日新聞』朝刊に掲載された。

「勝利か滅亡か 戦局はここまで来た」
「日本は建国以来最大の難局を迎えており、大和民族は存亡の危機に立たされている。大東亜戦争の勝敗は太平洋上で決せられるものであり、敵が日本本土沿岸に侵攻して来てからでは手遅れである」
「竹槍では間に合わぬ 飛行機だ、海洋航空機だ」
「大東亜戦争の勝敗は海洋航空兵力の増強にかかっており、敵の航空兵力に対して竹槍で対抗することはできない」

新名は開戦時から海軍を担当、18年1月から約半年間はガダルカナルで従軍して前線の惨状をつぶさに見聞きし、日本の窮状と大本営作戦の内容を把握していた。 この記事に東條は激怒。

陸軍報道部は、毎日新聞に処分を要求。更に内務省は掲載新聞朝刊の発売・頒布禁止と差し押さえ処分を通達した(ただし、この時点で問題の朝刊は配達を終えていた)。

そこへ火に油を注ぐように、同日夕刊トップでは「いまや一歩も後退許されず、即時敵前行動へ」と題する記事が掲載された。記事中で日本の抹殺、世界制圧を企てた敵アングロサクソンの野望に対しわれわれは日本の存亡を賭して決起したのである。敵が万が一にもわが神州の地に来襲し来らんにはわれらは囚虜の辱めを受けんよりは肉親相刺して互に祖先の血を守つて皇土に殉ぜんのみである。しかも敵はいまわが本土防衛の重大陣地に侵攻し来つてその暴威を揮ひつつある。われらの骨、われらの血を以てわが光輝ある歴史と伝統のある皇土を守るべき秋は来たのだ。
と述べており、記事の趣旨は戦争自体を肯定した上で戦況が悪化している現状を伝え、その打開策を提言したものであるが、東條は「統帥権干犯だ」として怒った。夕刊記事の執筆は新名ではなく清水武雄記者によるものだったが、この責も新名が引き受けた。

新名は責任を感じ、上司の吉岡文六編集局長に進退伺いを提出したが、吉岡はこれを受理せず、3月1日、自身が加茂勝雄編集局次長兼整理部長とともに引責辞任した。

東條の怒りはおさまらず、内閣情報局次長村田五郎に対して「竹槍作戦は陸軍の根本作戦ではないか。毎日を廃刊にしろ」と命令した。村田は「紙の配給を停止すれば廃刊は容易」とした上で「日本の世論を代表している新聞のひとつが“あのくらいの記事”を書いたことで廃刊になれば、世論の物議を醸し、外国からも笑われます」と述べ、東條を諫めた。


 

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コメント
 
01. 2014年5月13日 11:19:45 : D5gqEFhwoc
学者が個人的見解を述べたら圧力をかけられるという
福島大学は政府の見解を学生にすり込む洗脳期間なのかね。

02. 2014年5月13日 13:34:06 : FyodjO52js
>立場を理解したうえで

これは、決して一大学人にのみ言えることではない。これを敷衍すれば、究極には、日本国民という立場を理解しろということになる。

戦中には、人間としての普遍的な立場を否定して、「貴様は、人間である前にニッポン人じゃないか!」という倒錯した発言が公然と行われていた。

大学人としての立場など、普遍的人間としての責任と正義の前には、露ほどの価値もないことは言うまでもない。


03. 2014年5月13日 14:32:46 : TGgfYEbPRU
大学では「被曝は安全」って教えてるんだろか・・・?
学生の安全より大学の経営が優先事項・・・。

04. 2014年5月13日 18:22:24 : Kzxj69xmKE

 竹槍事件かぁ、知らなかった。 正しかったのは記事の方だよなぁ。

 懲罰召集というのもあったのか、逆に立場を利用して徴兵逃れしたヤツもいるだろう。


05. 3流人 2014年5月13日 19:29:13 : XctgDAAL2QhHk : 7feRp86sGM
>大学としての見解ではない。

だれかが「大学としての見解」と思ったのだろうか?
少なくとも、私は個人の見解として受け取っていたが。

>大学人としての立場を理解したうえで発言するよう注意喚起する

大学人としての立場とは何か?
私としては、どんな学者も大学の意向などにとらわれず、学者・研究者として、その人の知っていること・考えたことを率直に発言することを望む。

「私の立場では、こうとしか言えない」、「私の立場では、これ以上言えない」というようなことは、(学者も経済的事情等があるから無理からぬ一面もあるが)決して理想的なことではない。


06. 2014年5月13日 20:17:58 : BbxGhFcMPI
専門家という役割は、立場に関係なく専門的な知識経験からのみ意見をいうから専門家なので、立場を考慮したら政治的とか、行政的とか、企業的な人間でしかない。

07. 2014年5月14日 00:30:18 : 7a485pUwzQ
大学の存在を理解できない学長は存在価値も意味もない。
恥ずかしいことを言う前に、顔を洗って出直すことだ。

08. 2014年5月14日 11:19:39 : XMLRfz2MXg
しかし、「竹槍作戦は陸軍の根本作戦ではないか。」というのは、今思うと恐ろしいな。

「ニコニコしてる人には放射能は来ない」と言った御仁がいたが、さしずめ、現在の日本政府の放射能との戦いの根本作戦は、「ニコニコ作戦」とでもいったところか。
「ニコニコ作戦は原発村の根本作戦ではないか。」

竹槍で戦争には勝てなかったように、ニコニコしてても放射能には勝てないよ。
言論封殺しても戦争には勝てなかったように、放射能にも勝てないよ。

勝つためには、事実に対して真摯に目を向けることだ。


09. 2014年5月14日 17:43:38 : ItJIV8rKdU
中井勝己学長の研究者としての研究課題は、
○開発にともなう環境破壊を防止する法制度(例えば,環境アセスメント制度)の研究
○廃棄物処理をめぐる法律問題の研究
○環境保全における住民参加の問題の研究

本来、地域住民の環境権や、大学人の自由な研究と発言を
守り育てる行政政策の研究者であるが
学長になったとたんに、世間体ばかりを気にする
上から目線の権力者になりはてたのだろうか。

荒木田さんの、
(放射能の)除洗がすべての地域でできるわけではないという発言は
今なお除洗が進んでいない事実や住民が住めない地域があると
いう事実からみてその通りといえよう。
(除洗活動が不要と言うのではない。)
むしろ、学生や住民の被曝をできるだけ少なくしていくことが
いま、必要であるとする趣旨もまたうなづける。

一方で、
福島とひとくくりに反応することもまた間違いであろう。
それは、情報を隠しているからこそ、生まれる疑念である。
除洗をしなくても、生活できる地域も福島県には多くある。
十把一絡げのコメントもまた、多くの間違った情報を伝えてしまう。

そのためにも
行政やマスコミは
除洗が進んでない事実を隠すのではなく、
放射能が垂れ流しになっている事実を隠すのではなく
汚染地下水がなお増え続けている事実を隠すのではなく、
それらを多くの人に知らしめて
地域と段階的にしぼったよりよい復興策を推進することが最も肝要である。

美味しんぼの一石は福島の真実を明らかにする意味でやはり大きい。


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