http://www.asyura2.com/14/genpatu38/msg/127.html
Tweet |
『美味しんぼ』、ガレキ焼却と鼻血を描いた2コマに、脊髄反射する橋下大阪市長の謎。北海道給食折衝報告。
http://blog.goo.ne.jp/nagaikenji20070927/e/00e6563540b7e18ec692831662c61cba
2014-05-13 02:11:10 木下黄太のブログ
今回の「美味しんぼ」騒動が更に大きく展開しています。
これはマンガの内容が優れているというよりも、そのマンガに過剰反応が拡大しているという話です。
今週号の「美味しんぼ」の中でたった2コマでそのことを取り上げていることに過剰反応しています。
それは、松井英介医師が次のように発言している内容をそのまま書いているだけです。
「大阪で、受け入れたガレキを処理する焼却場の近くに住む住民1000人ほどを対象に、お母さんたちが調査したところ、放射線だけの影響と断定はできませんが、眼や呼吸器系の症状が出ています」
「鼻血、眼、のどや皮膚などに、不快な症状を訴える人が約800人もあったのです」
この話が何に基づいて、松井医師が発言しているのかは、僕は直接知りません。
しかし、まず、これを松井医師が発言していること自体が虚偽でない限り、フィクションであり、尚且つマンガというジャンルの作品表現としては、そこで終わる話です。
この程度のことに過剰反応する感覚そのものを了解することはとても難しいです。
そこで、思い出したのが、ガレキ焼却前に、住民説明会で橋下市長が発言した内容です。
復習も兼ねてもう一度確認しておきましょう。
「鼻血が出ても(がれき焼却との)因果関係は証明できない。」
「瓦礫が危ないというなら、大阪でレントゲンを禁止しなければいけなくなる。」
「リコールするなら手続きを踏んでしてみてろ。」
橋下市長は、こういう発言を繰り返していました。なるほど。因果関係は証明できないから、鼻血が出ても関係ないという立場を当初から明示していたわけです。
そして、今回は鼻血があるという話に脊髄反射的な対応をしています。
橋下市長ら大阪維新グループがガレキ焼却関連で「美味しんぼ」に攻撃をしているので、当時、大阪おかんの会が集めた症例報告を再掲載しておきます。86例、鼻血も報告はあります。
症例総数1,505/報告人数806名
=1.87(一人あたりの平均発症数)
@ 喉の異常・咳・痰…554
A 鼻の異常…鼻水・痛み181+鼻血86=267
B 眼の痛み・かゆみ…263
これらの報告はネットを介して寄せられていて、もちろんその報告が全てが全て、ガレキ由来とは僕は思ってはいません。しかし、放射性物質を多く含んでいる可能性を否定できないガレキを、世界的に前例のない焼却に踏み切ったのは、日本です。しかも、一日100トンという量を非汚染地で焼却し続けているのは、大阪市がまさに先行しておこなっていることです。このような事態がおきていることに、どのように対応するのか。どういう事態が起きるのか、その訴えを聞く手立ては何か必要でした。当時、大阪おかんの会という団体で、メールなどで寄せられたものをまとめています。勿論、限界はありますが、だからといって、住民の健康を本来守るべき地元自体の首長が無視してよい話とはそもそも思えません。
そうした内容については、すでに会見もしているし、大阪市長本人にも届けていると聞いています。
しかし、そうしたことを無視し続けて、ガレキを燃やす判断を橋下市長が継続させたのが、この一連の流れと思います。
ウクライナで、放射線医学研究所の幹部研究者(現地政府寄り)から「放射性物質に汚染されているものを燃やしてはならないのは、常識。ありえない。」という話を聞かされている僕には、こうした判断を橋下大阪市長がし続けた行為は信じがたいものです。
しかも、こうした反対運動に対しても、警察を使って過剰な逮捕という状況もおきました。
オウム真理教や、過激派に対しての手口と同じ手法を、ガレキに反対をしていただけの女性などにも用いたことが、大阪でおきた現実と僕は思います。
そして、今回、そういう状況に基づいて、松井医師が発言した内容について、大阪市や大阪府が、橋下市長が権力を挙げて潰してきている印象です。
たかが、マンガの中の2コマに対して。
こんなものになぜむきになるのか、本当に不可解です。橋下市長は、いったい何を怖れているのか。
まあ、汚染が殆どないエリアに放射性物質に汚染されているガレキをわざわざ持ってきて、一日100トン燃やす決断した大阪市長である事は間違いないでしょう。
そして、万が一、健康被害が出た場合には、その時に市長職に留まっていようが留まっていまいが、賠償責任を問われるターゲットになる可能性は想定できると思います。
政治的に「大阪維新」が極めて厳しい状況にある中で、このガレキ焼却に関しての意識を呼び覚ます可能性があることに、脊髄反射的に過剰反応したのではないかと僕は思います。しかし、滑稽にも滑稽です。無視して、ほって置いたら、多くは気がつかない話なのに。
あせりすぎです。
さて、北海道のある小さい町、給食について学校等と、どういう折衝をして、どういう状況にあるのか、細かい報告が届きました。北海道の給食に関しては、今週土・日に開催する、函館と札幌の報告会でもお話しますね。
道産食材と東日本食材の切り替わりなどについても、確認してください。
=====================================================
講演会には2011年、2013年とお邪魔し、メルマガも購読しています。
さまざまな情報発信に感謝しながら、参考にさせていただいています。
何度かご連絡しようかと思いながら、結局、今になりました。
「給食」という命題を与えられ、これならばご連絡できるかと思い、重い腰を上げました。
私たち家族は、2011年4月より北海道の小さい町へ東京都から越してまいりました。
ちなみに、3月12日午後から14日午後までは、都内で籠城。
15日午前5時に家を出て、羽田へ車で向かい、7時頃の飛行機で北海道へ。
21日夕方に羽田に戻り、22日からはマスク着用で、娘は小学校、私は会社、
主人は引っ越し準備に取り掛かり、29日に予定通り引っ越し荷物搬出、
29日午後には東京を車で出発しています。
娘にはアレルギーがあり、東京の小学校でも飲用の牛乳は止めていたので、
そのようにこちらの小学校でも話をすると、すんなり受け入れてもらえましたので、
当初から牛乳だけは回避していました。
夏の間、北海道はほとんどの野菜を道産で得ることができるので、
給食にも目をつぶっていたのですが、さすがに秋になり関東産が増えることを心配し、
学校の個人懇談で話をし、栄養士に産地を確認しました。
「福島のものは避けている。魚は宮城辺りまで避けている」とのことでした。
しかし、それだけでは不安だったので、娘と「魚は一口食べて残す」ということにしました。
その後、地元で福島の子供の保養などの活動を行っている方の紹介で、
給食での内部被爆を懸念しているお母さんに会い、その方の仲間を中心として、
役場と給食についての意見交換会を約1年続け、2013年度から給食の測定を
してもらえることになりました。
ところが、残念なことに地元のお母さん同士が喧嘩をし始め、給食も測定して
もらえるならば、それで十分だという人もいて、会は解散状態に。
結局、給食調理室の限界があり、
産地も分からない冷凍食品の給食が続くことは間違いなく、
これ以上の改善がこの町の給食に望めないことが分かり、
娘は週に一度、弁当持参の学校へ進学することになりました。
中学でも、飲用の牛乳は飲まないようにしたいと文書で提出
したところ、養護教諭から電話があり、「年度末になるが、牛乳代は返却する」と
言ってくださいました。また、魚は一口食べて残すことを了解してもらうために、
担任と話さなくてはならないと思っていたのですが、周囲の子供がいろいろ残すので、
別に気にせず残せるので大丈夫と娘から言い出し、現在に至ります。
栄養士さんも変わり、関東産の野菜を九州産などに変更してくれていると
いう話を聞きました。こちらも良くなると良いと思いますが、給食における野菜の分量は
たかが知れています。メインが冷凍食品である限り、心配はそちらの方に
あるような気がしています。
話は戻りますが、1年間、給食を考える会ということでみなさんと話をしていて、
「牛乳は避けた方がベター」ということを理解していても、皆さん学校では飲ませている
という違和感を感じました。
我が家はアレルギーで麦茶を持参していることを話しても、「弁当にするしかないかな?」と話しても、「そんなことをしたらいじめられるから、うちはしないよ」という回答が返ってきて愕然としました。なかなか難しいですね。
我が家は主人をはじめとして、娘もよく理解してくれているので、助かっています。
長くなり、漠然とした内容になりましたが、ご参考までにお送りします。
来週末は、札幌まで講演を聞きに伺います。
どうぞ御身体を大切に、お気をつけて北海道までお越しください。
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素38掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。