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株式日記と経済展望
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福島は、放射能デマや妄想によってもたらされた風評に苦しめられてきた。
嘘を繰り返す人は、精神的な問題があるか、日本を貶めて利益を得るのか
2014年5月12日 月曜日
◆放射能デマ拡散者への責任追及を--美味しんぼ「鼻血」騒動から考える 5月8日 石井孝明
http://agora-web.jp/archives/1594113.html
3年経っても広がる妄想
小学館の漫画誌「週刊ビッグコミックスピリッツ」の4月28日発売号の料理漫画「美味しんぼ」で、福島を訪れた主人公らが鼻血を出す場面があった。そして漫画中で双葉町の前町長の井戸川克隆氏が「鼻血はよくあること」と漫画中で述べた。(写真)これは漫画原作者雁屋哲氏と、周囲の人たちの「脳内現象」、「妄想」にすぎないだろう。ばかばかしい。
この表現は、福島県で原発事故による健康被害があると、印象操作を示しているのだろう。医学的な反論は医師が各所でしているので参照いただきたい。(リンク・福島民報「放射線 放射性物質 Q&A」 「鼻血は被ばくが原因か」)
私は福島県を事故後に訪れ、福島県の方と何度も会っている。5月中に福島第一原発も取材する予定だ。もちろん放射能による健康被害は見聞したことがない。風評加害によるストレスへの不満はたくさん聞いた。
また次の要請を3年前からネット上で掲げているが返事はない。ここでも繰り返そう。
「福島県原発事故によって、鼻血など健康被害の出ている人がいたら、私が日本記者クラブと外国特派員協会に紹介します。記者会見をしませんか。顔を隠す形でもかまいません。ただし、詐欺に騙されたくないので、医師・専門家の診断書は持ってきてください。再検査費用は私が負担します。私は医学者ではないですが、ジャーナリストとしてこれまでの医療データを覆す世界的スクープになるでしょう。ピュリッツァー賞候補になるかもしれませんのでよろしく」
雁屋氏と小学館は、鼻血は取材による「真実」だと言っている。(ブログ)言うまでもないが、「鼻血」という現象の有無ではなく、福島の放射能による健康被害という文脈で強調したから、批判が広がっているのだ。雁屋氏、小学館、また彼を擁護する人に対して、理屈をこねる前に「放射能と関連する証拠を出せ」と言いたい。「可能性がある」という逃走、「漫画だ」という虚構の世界への雲隠れは、自分の言説に責任を取らない卑劣な行為である。
福島と東北と日本は、放射能デマや妄想によってもたらされた風評に苦しめられてきた。嘘を繰り返す人は、精神的な問題があるか、日本を貶(おとし)めて利益を得るのか、と勘ぐってしまう。美味しんぼのデマで「福島への見方」を変える人は少ないだろうが、社会に「怒り」「批判」という波紋を広げ、小さいながらも「分断」や「混乱」を日本にもたらした。雁屋氏は大変罪深い。
福島に現時点で「健康被害があるか」という情報は、福島と東北在住・出身の方の人生、そして社会に影響を与えることだ。いや国際的に見ると、日本全体が「汚染されている」というデマが流れている。日本人全体がデマの被害者だ。データや証拠を基に、慎重に議論を展開することを、私たちは肝に銘じなければならない。
そして繰り返すが、各種専門家の見解は、一致して日本で原発事故による健康被害の可能性は極小であるとしている。(記事「福島での被ばくによるがんの増加は予想されない--国連報告書」)
社会の雰囲気はデマの「動揺」から「批判」に
ただし、この「美味しんぼ鼻血騒動」で興味深かったのは、批判の量がすさまじいことだ。福島県双葉町は、小学館に「抗議文章」を出した。各新聞も取り上げている。
さらに環境省が鼻血に的を絞り、健康被害はありえないという文章を出した。(「放射性物質対策に関する不安の声について」)浮島智子環境省政務官もコメントした。(「残念で悲しい…「福島鼻血」漫画で環境政務官」)ここまで批判に晒された以上、小学館と雁屋哲氏は、引けなくなった。連載休止などになったら後味が悪いが、自ら選んだ道だろう。
これまで多くのメディアが、福島の健康被害についてデマを繰り返した。(私の記事「メディアが助成した放射能ストレス」(上)(下))東京新聞は2011年6月16日の社会が動揺している最中に、「子に体調異変じわり 大量の鼻血」という、パニックを誘発しかねない記事を書いた。美味しんぼと内容は似ている。メディアとして最大限の批判をされるべき行為であろう。(東京新聞記事)
私はこうした放射能デマの否定を2011年から機会あるごとに続けた。12年ごろまで、私に感情的な批判が繰り返された。2012年時点で自称ジャーナリストの上杉隆氏が、インターネット上で過去の放射能デマ発言を糺弾された。しかし広がりはネットの上だけだった。(サイト「上杉隆氏の検証」)
こうした状況と比べると、2014年現在はデマへの批判が以前より大きく、広範囲だ。私は日本人の賢明さに確信をいだいている。不必要な放射能の恐怖はばかばかしく、日本人一人ひとりにとって「自傷行為」であるという、当たり前のことに3年経過して気づいたのであろう。
福島の人々は、震災や原発事故でも冷静さを保ち、世界と日本に感銘を与えた。そして東北の人々は辛坊強いという美徳があるとされる。しかし、いくらなんでも3年も「穢れている」とデマを繰り返されたら、腹を立てるのは当然だ。(後略)
(私のコメント)
原発事故に対する問題は複雑多義にわたりますが、最初からデマを飛ばしては顰蹙を買っている人が沢山います。分からないことだらけであり、原発事故もこれからどのように対策がなされるのかもわかりません。住民被害についても政治的な思惑が入りやすく、専門家でも分からない事が多い。
プロパガンダやデマに付いては9日にも書きましたが、福島原発事故についてはデマが最初から飛び交っていました。「株式日記」でも政府がなかなか正確な情報を公開しないので問題にしましたが、飯館村の住民が放射能を浴びて被害を受けましたが政府が素早く情報を公開しなかったからだ。
当時の政府は国民がパニックを起こすのを恐れて情報を隠してしまった。SPEEDIの情報を隠してしまったことが問題になりましたが、原因については二転三転した。菅総理も枝野官房長官も知らなかったと言い逃れをして、対策会議の議事録すら取らせない隠ぺい工作を行った。だからどのような事が話されたのかもわからない。
現在では事故現場もテントなどで覆われて、水蒸気などでの拡散は微量になって来ていますが、原発敷地内では放射線量も高く完全武装でないと中にも入れない。事故当初は東北や関東などに放射能がばらまかれて放射線量も高まりましたが、現在では拡散も収まっている。しかし福島周辺は放射能が堆積して低容量被爆の被害が心配されているのも確かだ。
漫画の「美味しんぼ」では鼻血が出たことで放射能被害が出ていることが描かれていますが、どこまで本当なのだろうか。そのような症状が実際に多く出たのなら医学的検証がなされるべきですが、出て来るのは証言ばかりでデマの可能性もあります。前町長が証言した形で漫画に描かれていますが、医者にかかって診てもらったのだろうか?
放射線による被害が懸念されているから鼻血などが出たら軽症でも見てもらって記録に残さなければ意味がない。低容量被曝に付いてはどの国でもデーターを欲しがっているのだから、医学的な検証も健康診断などで記録に残すべきであり、証言ばかり集めても確かめようがない。
医学的な事は分からないが鼻血=原爆症とは限りませんが、記録だけでも残しておかないと検証する事も出来ない。福島周辺で鼻血や倦怠感や疲労感を訴える人が本当に多いのなら医師のカルテを集めて検証しなければ原爆症と関係があるのかもわからない。低容量被曝は長期的に経過を見なければどの程度の影響があるのかもわからない。
放射能で汚染された作物などの摂取でも放射能は蓄積して行くから体内被曝なども一番心配されます。特に小さな子供に蓄積されやすいから小さな子供を持つ親は福島を離れて西日本に移り住む人もいる。このようになるのはいわゆる風評被害が後を絶たないためですが、デマを飛ばしては人々を不安に陥れる事で、反原発のムードを高めようというのだろうか?
政府にしても原発による放射能被害について隠ぺい工作をしても、ばれれば政治問題になるから意味はないだろう。デマや嘘をまき散らして嘘やデマであったことがばれれば信用を失うだけだ。もし本当なのなら事実が次々と明らかにされてくるだろうから、そのニュースを注意深く見守るしかない。
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