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下水処理:汚泥を「うまみ」に…食料生産に利用、全国で(とある原発の溶融貫通(メルトスルー))
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/799.html
投稿者 赤かぶ 日時 2014 年 5 月 05 日 16:28:33: igsppGRN/E9PQ
 

下水処理:汚泥を「うまみ」に…食料生産に利用、全国で
http://blog.livedoor.jp/home_make-toaru/archives/7665263.html
2014年05月05日10:44 とある原発の溶融貫通(メルトスルー)



下水処理施設の一角で収穫期を迎えたトマト。苗の間のビニールダクト(左)から汚泥由来の二酸化炭素を送ることで収量は3割増という=愛知県豊川市の豊川浄化センターで、町田結子撮影


下水処理場から出る汚泥や処理水を食料生産に生かす取り組みが全国に広がっている。トマトの収穫量を増やし、ノリのうまみを増すなど新技術も目を引く。処理技術と農業利用のセットで海外への売り込みを図る国は、汚水と美食のかけ離れたイメージを逆手に取り「ビストロ(庶民的な料理店)下水道」と銘打つ。その“うまみ”やいかに。【町田結子】


トマト、ノリ、スッポンも…


愛知県東部の豊橋市など4市の下水を処理する県豊川浄化センターに、場違いな農業用ハウス(約500平方メートル)が建ち、トマトが丸々と育っている。普通の水耕栽培に見えるが、下水汚泥由来のガスによる発電の過程で出た二酸化炭素(CO2)を、ビニールダクトから苗に吹き付けている。苗の周囲のCO2濃度を高め、光合成を促す。世界初の試みといい、通常に比べ収量は3割増した。苗にはリンなどを含む処理水も吸わせている。


試食した大村秀章知事は「しっかりした味でおいしかったよ」。昨年からこれらの実証実験に取り組む豊橋技術科学大の大門裕之教授(48)は「複合技術として下水処理場の存在価値を高める」と自信を見せる。


既に事業化した例も多い。有明ノリの生産で知られる佐賀市では2007年から下水処理場と漁協が連携し、ノリを養殖する冬場は処理水の窒素濃度をあえて高くしたまま海に放流している。窒素はうまみのもとになるアミノ酸を増やす。また市は業者に委託して毎年約1400トンの汚泥肥料を生産し、農家に販売している。


処理場では、下水の汚れを微生物に分解させて沈殿させ、上澄みの水を放流。沈殿した汚泥は長らく厄介者扱いされ、1990年代まで埋め立て処分が大半を占めた。だが肥料の3大要素、窒素、リン、カリウムを豊富に含み、近年の肥料価格高騰もあり価値が見直されている。


下水道を所管する国土交通省によると、埋め立てに回される量はほぼ毎年減り続け、2010年にはリサイクル率が78%に達した。ただ、うち60%はセメントなど建設資材に用いられ、バイオマス(生物資源)としての利用は農業用肥料15%、発電1%。「不衛生」とのイメージに対し、愛知県のプロジェクト参加者は「さまざまな形で熱処理され、ヒ素やカドミウム、重金属類の公定基準値も検査でクリアしているので管理して使えば害はない」と言い切る。


国交省は、処理水でのスッポン飼育(佐賀市)や汚泥肥料での稲作(北海道岩見沢市)など実用化や出荷に成功した事例20件以上を把握。「下水道資源」と位置付け昨夏、戦略チームを発足させた。今年4月には、こうした農作物の初の料理レシピ集を作り、PRを始めた。


戦略チームが次に目指すのは海外展開だ。日本は米国などに処理技術を輸出してきたが、欧州との競争は激しい。国交省の担当者は「食料生産利用という付加価値は、人口が急増する開発途上国では武器になる。成功事例を世界に発信したい」。


下水汚泥処理に詳しい高岡昌輝・京都大教授(環境工学)は「汚泥が含むリンの総量は日本が年間に輸入する量の5分の1に上る。リンは世界では貴重な“戦略物質”の扱いで、輸入は今後さらに制約されるだろう。国内で回せる資源として、汚泥や処理水の有効利用を考えていくべきだ」と語る。汚泥から「汚」の字が取れる日も近い?


◇下水汚泥や処理水の主な利用例◇


北海道岩見沢市 汚泥肥料をカボチャ栽培に
青森県八戸市  汚泥肥料をニンニク栽培に
高知市     汚泥肥料をイチゴ栽培に
佐賀市     下水処理水をスッポン飼育に
熊本市     下水処理水を稲作に
鹿児島県奄美市 汚泥肥料をサトウキビ栽培に
(国交省調べ)


毎日新聞 2014年04月30日
http://sp.mainichi.jp/select/news/20140430k0000e040157000c.html


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コメント
 
01. 2014年5月05日 16:49:28 : Fz9HdhePO6
中国の下水汚泥から作られた
食用油を連想してしまった。

さすがに安全性は比べものにならない位に高いのだろうが、
問題はやはり放射性物質で有る。

仮に完全に取り除く技術が完成したとして、
コストに見合うのか疑問で有る。


02. 2014年5月05日 21:31:04 : LzDsekqJBE
高岡昌輝という人は、広域がれき焼却が問題になったとき、その精緻さに欠ける実験結果を論文に書き、焼却を後押しする形になった。

信用できない。


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