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再稼働、第2陣なお不透明 川内原発は書類に不備
原子力規制委員会が優先的な審査を進めている九州電力の川内原子力発電所(鹿児島県)で、九電が提出した書類に不備があることが分かった。規制委は九電に再提出を求める方針で、今夏とみられている再稼働の時期に影響する可能性がある。川内に続く審査合格の第2陣もなお不透明で、今夏の電力需給は厳しい状況が続きそうだ。
「いくつか本来書かれているべき事が書かれていないものがある」。規制委の更田豊志委員は2日の会合で、川内原発の書類の不備を報告した。
九電は規制委から指摘された内容を反映させ、4月30日に約7200ページもの申請書を提出。規制委はこれを受けて合格証明書にあたる「審査書案」の作成に入る予定だったが、8日に急きょ九電の担当者を呼んで出し直しを求めることにした。
不備の大半は火災対策など、すでに規制委から大筋了承を得ている内容の単純な記載漏れ。審査の大幅遅れにつながる可能性は低い。ただ今後の手続きを考えると、8月の電力需要期に再稼働を間に合わせるにはただでさえギリギリの状況だ。
川内に続く再稼働の第2陣もまだ見えない。当面の焦点は四国電力の伊方原発(愛媛県)の動向だ。四国電の千葉昭社長は30日の会見で「5月中旬を目指して地震の想定値を決定したい」と述べた。想定値が規制委の了承を得られれば、川内と同じように審査書案作成の手続きに入る見込みだ。
九電の玄海原発(佐賀県)も早期の合格が有力視されてきたが、九電が川内の審査に人員を集中投入しており審査が進みにくい状況。関西電力の大飯、高浜原発(福井県)は地震の想定を厳しくするよう規制委から求められており、とくに大飯原発では大幅な耐震工事が必要となっている。
[日経新聞1月1日朝刊P.4]
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