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1060.ヨウ素剤を身内だけで内服していた福島医科大学
http://onodekita.sblo.jp/article/95013296.html
2014年05月01日 院長の独り言
・フクシマ事故直後の福島県立医科大学では、ヨウ素剤をいち早く配布・内服していた。
・日本全国からヨウ素剤を100万錠以上集めながら、三春町をのぞきほとんどすべてが廃棄された。
・鼻血を起こす被爆はなかったと言うが、それならなぜ自分たちだけヨウ素剤を内服していたのか。
・フクシマは「安全」だと主張している人間達は、つねにその言葉とは真逆の行動をとる。
・鼻血騒ぎで「風評」を連呼するのは、いったい誰を利するのか。
フクシマが起きたときの汚染はすさまじく、原子力安全委員会は13,000CPMでの除染と、ヨウ素剤内服(ヨウ素等価線量が100mSvとなるため)を事故直後に勧告していました。
GMサーベイメータによる 13,000cpmはおよそ表面汚染密度40Bq/cm2に当たると思われますが、この数値がすべて内部被曝のヨウ素による物とすると、安定ヨウ素剤投与の基準値となる等価線量100mSvに相当します。よって、スクリーニングにおける基準値は、1000,000cpmまで挙げず、現行のまま13,000cpmに据え置いた方が良いと考えられます。
このときには、すでに100,000CPM(測定器の限界)を超える被爆者がたくさんいたわけですから、かなりの人数が甲状腺癌になり得る被曝をしていたことがわかります。
当然、この情報は福島県立医科大学にも通知され、ヨウ素剤を密かに内服していたと、曹洞宗常円寺住職 阿部光裕氏が2013年6月6日のエッセイの中で書いています。
当時の放射性ヨウ素の貴重なデータがある。福島市の南東に位置する県立医大近辺で3月15日(爆発から3日後)に採取された葉菜の検査記録だ。県が測定し手書きで残したその資料には、ヨウ素だけで1キロあたり119万ベクレルが検出されたことが示されている。
当時医大で医師・看護師などに「安定ヨウ素剤」を配ったのも頷けるデータだ。しかし、私たちにはそうしたデータが公表されることはなかった。
今年の1月、法務省主催の人権フォーラム「震災と人権」でパネリストを務め、こうした事実を伝えた。ところが、後日主催者から報告文書中のこの発言内容について削除したい旨の電話が入った。
医大関係者から「それは医療従事者の既得権益で、なんら問題がない」という意見が寄せられたためだ。私は「百歩譲ってそれを認めたとしても、地震により当時ライフラインの復旧のために何週間もの間、文字通り寝食を忘れ、大量の放射性物質が降り注ぐ中、復旧工事に従事していた人にはなぜ配られなかったのか。彼らには既得権益はないのか」と一蹴すると、1時間足らずで「削除せず、そのまま記録する」との返答があった。明らかな職業差別であったからだ。
すべて事実だろうと思われますが、ほとんどニュースとして取り上げられていません。
FRIDAY 2014/3/7号にこの決定的な証拠とともに、紹介されていました。抜き出してみます
身内だけには配っていた
だが医大内部資料によると、医師たちは秘かにヨウ素剤を飲んでいた。医大は、県から4000錠のヨウ素剤を入手。ー号機が水素爆発した3月12日から配り始め、多いところでは1000錠単位で院内の各科に渡していた。しかも、医療行為を行わない職員の家族や学生にも配布。資料には「水に溶かしてすぐに飲むように」と、服用の仕方まで明記されているのである。
「事故が発生してから病院に来なくなった医師もいて、動揺が広がっていました。院内の混乱を鎮めるために、上層部がヨウ素剤の配布を決めたようです。しかも服用を県に進言していない手前、配布については箝口令が敷かれていました」(医大職員)
当時の国の基準によるとヨウ索剤の服用が助言されるのは、1歳児の甲状腺被曝線量が積算で100ミリシーベルトになると予想される場合だが、後に公表された試算値(3月12日〜4月24日)では、原発か30km上離れた伊達市でも、この水準を超えていたことが分かっている。県立医大の医師たちは、なぜ4000錠ものヨウ素剤を自分たちだけで飲んでしまったのか。医大は院内関係者のヨウ素剤服用は事実だとし、こう主張する。
「情報やデータがないなか、医療機関として最後まで現場に残らなくてはいけないという認識のもと、職員の動揺を抑える目的で医大教磁員と家族への配布に踏み切りました。学生に配布したのは、不安が広がっていたためです。箝口令を敷いた理由は、国や県から服用指示の基準が住民に明確に示されないなか、医大が独自の基準を作ってしまうことになるからでした」(広報戦略室)
ヨウ素剤を管理する福島県地域医療課は、当初事実を確認できないとしていた。だが入手した資料を提示すると医大への配布を認め、あらためて当時の課長が次のように説明した。
「ヨウ素剤は、福島第一原発から50km圏内にある各自治体に配備しました。住民への配布を指示しなかったのは、判断するデータがなく踏み切れなかったからです。医大へ配ったのは、(多くの放射線を浴びる)被災地へ出向く医師などを対象としたもの。医大が家族や学生にまで配ったのであれば、疑問を感じます」
参考。確かに学生にも2000錠配布されています。(4月1日以降ですから、ほとんど無意味と言えますが)
鼻血は風評被害として、福島県民の方もふくめて美味しんぼ批判をやっていますが、こっそりとヨウ素剤を内服していた福島県立医科大学をお許しになるとは、なんと寛大なことでしょうか。本当に戦うべき相手を見失っていませんか。
ヨウ素で100万ベクレル/kgを超える葉物野菜の汚染がありながら、なんの健康被害も起きないのなら、被爆など何も怖くありませんね。それが本当ならば。原発の安全審査も多重防御も、放射線防護学も不必要なのではないでしょうか。
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