http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/641.html
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生活必需品の「紙」も危ないのか?
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2014/04/post-52c9.html
2014年4月26日 神州の泉
昨日、ある方からのメールにこんなことが書かれていた。
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最近、指先が痺れたような感覚があり、歳のせいだろうと思っておりましたら、阿修羅の中に古書を扱っていた方が放射能の影響と思しき痺れで古書業を廃業したとの投稿があり、思い当たるところがあって震え上がっております。
思えば、ここ二年でおよそ60冊の古書を購入して読んでおり、便利な世の中になったものだと喜んでいたのですから、おめでたい限りです。目の不調も同じ原因かもしれません。
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そこで阿修羅掲示板の例の記事を読んでみた。題名は「元古本販売者『古書、強烈に汚染されてる可能性が高い』本を触ることでの痛みに耐え切れず、古書売買は廃業」である。この元記事は2014年4月23日に書かれたものだ。
↓(阿修羅掲示板)
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/616.html
↓(元記事)
http://blog.goo.ne.jp/jpnx05/e/754169c8a6e3039326902644d9ba76c6
内容をかいつまんで言うと、(元)古本の販売業者が本をさわることで痛みが出て、それが耐えきれずに古書売買をやめた経緯や、『紙』に関する放射能汚染情報など。また、それに関連する過去記事として、2011年や2012年における、海外在住の方々などの体験談が紹介されている。
神州の泉は、静岡県、神奈川県、山梨県3県の境界に近い所に住んでいるが、この辺の汚染も東京とあまり変わらないレベルなのかもしれない。この汚染状況については自治体の役所も全くだんまりを決め込んでいて、住民はつんぼ桟敷(これは差別用語なのかな?)に置かれている。
日本国民の偽らざる気持ちは、福島を中心として、とくに首都圏をはじめ、甲信越、東北全域などの汚染状況を正確に把握したいというところだろう。同時に食品や生産物などの物流に乗っかってくる汚染がどうなっているかなども知りたいところである。
放射能の汚染状況を知るという行為、あるいは独自計測で局地的な汚染を公表しようとしても、政府は風評被害の名目で、それらの広報性を遮断する傾向がある。これは3・11以降のマスコミ報道、政府の超消極的な発表によく表れている。
これは昨年、オリンピック招致のプレゼンで、安部総理が「汚染水は完全にコントロール下にある」と発言したことに象徴されている。人々は安倍総理のこの発言をとうてい信じることができずに批難の嵐が巻き起こった。だが、考えてみれば、これは安倍総理の単独発言というよりも、政府が原発の真実を隠したいという姿勢の象徴的な表れだったと言うこともできる。
冒頭の古書にまつわる放射能汚染の件も、政府は根も葉もない風評被害だと決めつけるに決まっている。風評被害弾圧は今も続いていると見なさなければならない。事故から3年を過ぎた2014年の現在、福島原発の現在状況や汚染状況はいまだに正確に分かっていない。
マスコミが報(しら)せないことは、事実として、あたかも存在しなかったかのような雰囲気が今の日本である。だが、ウクライナ北部チェルノブイリなどの奇形障害などをみても分かるように、内部被曝・外部被曝による身体的な影響は確実に増大し、進展しているとみるのが常識だろう。
たしかに言われてみると、古書が地面に置かれたり、小型トラックの荷台などに無造作に積み上げられ、大気開放状態であれば汚染された可能性はある。ある時期、ホット・パーティクル(高い放射能を含んだ微粒子)が集中的に首都圏や関東、その他に降り注いでいることは間違いない。このとき、吸湿性の高い物質が大気に開放されていた場合、放射能を取り込んで(吸い取って)それを保持している可能性は高い。
吸湿性の高い物質と言えば真っ先に「紙」が思い浮かぶ。放射能塵埃(じんあい)を吸い取ってしまう物質はほかにもたくさんあると思うが、紙などはその代表格だろう。文明生活は紙の消費で成り立っている面があり、人々は日常的に紙に触れている。冒頭で紹介した記事中に、「福島は森林の除染と称して、間伐材を有効利用しているそうです。」という記述があった。
福島の間伐材は割り箸や生活用紙、あるいは家具などになっているのだろうか。割り箸は中国産も多く97%が外国産である。だが3%はどこかで使われているわけで、その中には福島山林の間伐材も入っているということなのか。
紙と言えば再生紙を考える。再生紙は古本、新聞、雑誌などもリサイクルされる。ふと考えたが、再生サイクルが回を重ねた場合、魚類の食物連鎖と同じように放射能の濃縮率も高くなるのだろうか。もしそうであれば、不運にも濃度の高い紙が集中的にリサイクルされた紙製品は短時間で人を被曝させる凶悪性を放つのだろうか。
記事を読むと、海外在住の方々の反応性が高くなっている、つまり放射能に対して敏感になっているような印象を受ける。これにくらべると、日本、特に関東領域に住む日本人は全体としてはまだあまり影響を感じていないということなのだろうか。
理屈で考えれば、海外在住の人たちよりも、現地に住む我々の方が格段に被曝影響が出ているはずなのだが、どういうわけか伝わってこない。これはその手の情報が特化的に遮断されていて、人々が知らないだけかも知れない。あるいは全く分からないことだが、花粉症などの免疫療法に似た現象が起きていて、被曝していてもなかなか自覚症状や外見的症状が出にくくなっているのだろうか。
これは免疫療法でいうところの“減感作(げんかんさ)”状態になっていて、我々は一過的な耐性ができあがっているのだろうか。減感作療法はアレルギー疾患の治療法の一つで、過敏性の原因となるアレルゲンをごく少量注射し、しだいにその量を増して過敏性を減らしていくという治療らしい。
放射能を浴び続けて3年が経過した我々関東圏の住民は、日々放射能を浴びているうちに減感作療法状態になっていたのだろうか。だが、あるレベル以上の放射能に接触した場合は、身体症状が心臓や皮膚、関節、粘膜などに出てくるということなのか。・・って、減感作と類比すること自体が無理な話か。
真面目な話をすると冒頭話題と関連してかなり気になることがある。
それは政府が必死で押し隠している汚染状況が、まもなく隠しきれない状況になる可能性である。なぜそう思ったのかと言えば、それは昨年の第185回臨時国会でひっそりと成立した「がん登録法」である。
簡単に言えば、これは医療関係者が、がん患者の情報を漏らしただけで2年以下の懲役又は100万円以下の罰金という、重罰を喰らってしまう法律である。がん患者の情報を漏らしたところで、いったいだれがどのような不利益や被害をこうむるというのだろうか。患者さんに対してはプライバシーの問題はあるのだが、知った人間が同情の念を持つことはあっても、それによって社会や個人に深刻なダメージを与えるような性格のものではない。
このリークが2年以下の懲役又は100万円以下の罰金というのは異常すぎる。なぜこんなものが今になってから急に法制化されたのか。それは立法目的が、がん患者発生の実数を世間に知らせないためである。これは政府が近々に放射能被曝を由来とするがん患者数がパンデミックに増大することを予測していると考えれば辻褄が合う。
ハインリッヒの法則という有名なものがある。ウィキペディアを参照すると。これは労働災害における経験則の一つであり1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するというものだ。
冒頭の記事は「紙」によって放射能が原因と思われる身体の異常を感じたというものだが、これにハインリッヒの法則を当てはめると、この現象の背後には多くの人たちが同時進行的に起きている内部・外部被被曝による身体的症状が、まもなく一気に、広範囲に可視化する事態になるということではないのか。
ここにいたれば政府がどんな手を使っても、もはや隠しきれなくなる。そのときに「特定秘密保護法」と「がん登録法」のコラボによって片っ端から国民を逮捕し、世論拡大を封殺することが政府や原子力ムラの本音だと思われる。
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