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福島の災難、原因はアメリカの設計
http://japanese.ruvr.ru/2014_04_23/271576166/
19:19 ロシアの声
専門家の試算では福島第1原発の事故処理には数十年が要されるとされている。
設備の作業の停滞や放射性汚水の漏洩は事故後3年がたった今でも続いている。
現在ある問題は、多くは過去の過ちであるとロシア人専門家らはとらえている。福島第1原発は米国企業「ジェネラル・エレクトリック」の設計で建てられた。プロジェクトは当初から高い安全性を有するものではなく、疑問があった。福島第1原発の職員らは何年もたった今、プレスに対し、プロジェクトは完全なものではなかったため、彼らとしてはこれを用いるのは反対だったと語っている。エネルギー安全開発問題研究所のレオニード・ボリショフ所長は、米国版のプロジェクトは事実上不完全なものだったとして、次のように語っている。
「プロジェクト実現開始は1966年。今日、米国にはこうした原発が10箇所に存在する。だが経験を積み、米国の原発における安全基準が厳格化されるにつれ、こうしたブロックには新安全基準に合致するよう2つの刷新が行われた。日本はおそらく刷新に資金を費やすのは非合目的だと考えたのだろう。というのも福島第1原発は数年後には使用停止の計画があったからだ。これ以外に日本では、運営会社はすべての規則に厳しく遵守し、非常に規律正しいと思われていたため、重大な事故の危険性がある事態など起きるはずもないとされていた。ところが自然という外からの作用でやはりそういった事態が起きてしまった。そして日本はこうした事態への準備がなかったことが露呈した。」
エネルギー安全開発問題研究所のレオニード・ボリショフ所長は、2つ目の間違いは原発の建設地の選択ミスだったと指摘して、さらに次のように語っている。
「原発は地下水レベルの高いところに立地している。しかも地震後、排水の気密性は弱くなった。地面から海に向かって流れる地下水によって常に洗い流されている状態だ。原発の汚染区域で起きるこうした水の流れによって、さらに液状の放射性汚物が生まれている。これは大急ぎで溶接された容器に集めようとされている。昨年、福島第1原発では原子炉の冷却水を集めるシリンダーから300トンもの放射性汚水が漏れ出した。このことから、事故処理戦略は完璧に策定されたものではないのではないかと思える。」
産業国で原子力エネルギーを完全に使わずにいられる国はない。エネルギー安全開発問題研究所のレオニード・ボリショフ所長は、日本も必ずや原子力エネルギーに立ち戻るだろうと指摘して、さらに次のように語る。
「これは間違いないだろう。それはどんな先進国の経済にも原子力エネルギーは必要だからだ。このため原子力嫌いもさっさと消える。安倍政権はこれを理解しているため、新たなエネルギープログラムには原子力エネルギーも書かれている。つまり、日本はこの先も原子力を開発し続けることを明らかにしたことになる。問題調整の新たな機関は今、30箇所の原発を検査している。もしこれらが正常に機能しているならば、この先の原発稼動にはGOサインが出されるだろう。」
今現在、10基の原子炉の作業再開許可が待たれている。問題はこの先、福島第1原発の味わった困難を回避することができるかどうかだ。「ジェネラル・エレクトリック」社の設計で建てられたのは福島第1原発にとどまらない。
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