http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/439.html
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多くの人々の暮らしを奪った大量放出の真相は未だ解明されたいない。
最も多く継続的に放出していたのは2号機であった。もっとも深刻なのは2号機であった、これまでは配管のつなぎ目や、ふたの部分と考えられていた。残された汚染のデータを分析したところ、14から15日にかけて原発の北西部に高濃度の汚染をもたらしたあと関東一円に拡がった。
2号機の危機はベントがうまくいかなかったからと見られたいた。
この間メルトダウンにより格納容器の圧力は上昇していった。そのうち作業班が建屋内に入れなくなるほど線量は高くなっていった。この時点ではまだ格納容器の圧力は設計上の限界を大幅にこえていないので、放射性物質の大量放出はないと考えられてきた。さまざまな事故調査でもその原因は突き止められてこなかった。
取材班は、シミュレーションや専門家の協力を得て、この問題を探ってきた。
専門家が注目したのは、これまでの格納容器そのものではなく、格納容器の外側のRCICという非常用の冷却装置であった。電気がなくても蒸気によってタービンを回し冷却水を送る仕組み。タービンには原子炉からの高圧の蒸気がながれ、そこから漏れる可能性が指摘された。タービンにはパッキングが四重についているが、実験の結果、蒸気が漏れることが判明した。
かてて加えて、高まる圧力に格納容器が耐えられなくなっていた。3月15日午前10時、格納容器が破られ大量の放射性物質が放出された(水蒸気を噴き上げる2号機の映像がある)。今も人々の帰還を阻む高濃度の放射能汚染、格納容器に放射性物質を封じ込めることが、いかに困難か、2号機が突き付けた重い現実である。
(2号機ではなく)1号機の場合は、ロボット船を使った調査で、格納容器から水が噴き出している様が撮影された。その模様から専門家たちは、格納容器の外側を包んでいるコンクリ−トの材質の違う境目に着目した。解け落ちた燃料が格納容器に壁に接触しなくても、その輻射熱によって600度ぐらいになる。厚さ24ミリの格納容器が熱膨張し、それを支える外側のコンクリートの材質が違う継ぎ目のところで大きな力がかかり破壊されるというシミュレーション結果を得た。
もっとも多くの放射性物質をだした2号機の格納容器の調査はこれからである。
原発から5k離れたモニタリングポスト(双葉町 上羽鳥)が発見され、3年間も放置されたいた詳細なデータが 明らかになった。地震の翌日から始まった高濃度の放射性物質の放出が記録されたいた。
そこには20秒置きの放射線データが地震発生から3日間にわたって記録されたいた。データを解析すると、これまで明らかになっていなかった深刻な放射能汚染の実態が浮かび上がってきた。3月12日午後2時40分、急激に上昇した放射線量がピークに達していた。1時間当たりおよそ4.6ミリシーベルト。これは1号機のベントと符合している。このときの放射性物質の拡散は北西部に広がり上羽根鳥を通過していた。
未だに解明されたいない問題も多く残されているのが事実。これほどの影響を及ぼした事故の検証は道半ばである。
〔短足鰐〕
時間がなく見られなかったビデオを本日見て、大急ぎで文字起こしした。正確さを欠くところがあるのでぜひ番組を見られたい。今回もNHKがコーデネータとなって各分野の専門家の協力を得て作った検証番組である。
事故原因について、新しい知見を得ているが、強調したいのは広い意味でやはり「推定事実」であるということだ。目視で破壊箇所を確認するのはおそらく永遠に不可能だろう。今後も新しい材料があり次第、より確からしい「推定事実を」追及していくしかないと思う。
Re: 2号機については、地震でサプレッション・チェンバー付近が損壊したという見解を田中三彦、小出裕章ら三氏が明らかに
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/526.html
投稿者 短足鰐 日時 2012 年 1 月 04 日 20:23:26: 1dEIvwQCPSw5M
2号機の格納容器、震災直後に穴開いた可能性/(2011年9月22日 読売新聞)
http://www.asyura2.com/11/genpatu17/msg/204.html
投稿者 短足鰐 日時 2011 年 10 月 04 日 20:26:41: 1dEIvwQCPSw5M
(NHKオンデマンド)
メルトダウン File.4〜放射能"大量放出"の真相/2014年3月16日(日)
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2014054672SA000/
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