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4月 3rd, 2014 · No Comments
東京が戦争で焼け野原になっても、広島が原爆で壊滅しても、それでもやっぱり、私達の先代たちは、生き抜いてきました。
いろいろ問題になっている、「永遠のゼロ」も、戦地でいかに綺麗に死んだかが、日本の語り継がれる美徳ですが、あの映画のほんのすこしのいいところは、残された家族が悲惨で、結局、誰かに養ってもらわなければ、キレイ事なんて言ってられなかった。
ちょっと美人の未亡人(差別用語ですが)と、女の子一人。再婚できた。
それで、子どもが3人とか、そんなだったら再婚できたかな〜とか。現実は厳しいものです。
「原発引っ越し」という本を読んだ時、「あ」と思いました。
お母さんたちの体験談の本をよくもらいます。それらを読んでいても、胸にせまってくる、まるで自分が体験したように、あの時のことを思い出すことができます。
地震、その後に続く原発事故、頼れない政府。汚染されたほうれん草をたべて大丈夫だと、テレビで言いまくる御用。
この「原発引っ越し」は、玄人が書いた手作りの本です。(つまり、プロが書いた男性目線の体験談)
おそらく、そして、このジャンルの芸術が確立されてされていくことを願います。
お金がないから避難できないのか、お金がないから避難できたのか…。
多くの方が機会があれば、ぜひ手にとってご覧になってほしい。
避難された方も避難できない方も、あの3.11に確実に戻ることができます。
そして、お願い…、日本中の図書館に置いてくださいと、リクエストしてもらいたいのです。
この本が出版社から出版してもらえないことも、ひとつの大問題ですが。
http://genpatsu-hikkoshi.info/
なぜ、出版されないの?出版されたとしても、本屋さんが置かなければ手にとってもらえない。
それは、日本の書店は、トーハン、ニッパンという卸会社から本を卸しているので、そこに、圧力をかけたら、簡単にそんなことができます。
今はゆるやかな規制ですが、秘密保全法が施行されたら、もっと検閲が厳しくなると思います。
つくづくも、私達の「言論の自由」、憲法に規定されてはいますが、魂が入っていなかったと反省ですね。
平和な時代になんでも言えても、ファシズムに向かうときに言葉を引っ込めるなら、それは卑怯者です。
うちの家族はこうじゃない、夫はこうじゃないと思うなら、その人もまたその家族にお似合いです。
あなたが、濃い人間になっていけばいい。
意志が周囲の人の協力を導き出していく、それもごく自然に…。
天は自ら助くものを助く…でしたか。
私達は、目にはビルが立ち並び、事故前となんらかわらないかのような世界に、意識を奪われていますが、れっきとした「焦土」に立っているということ。
東京に行くと、きれいなカフェとかでモデルさんのような人たちや、着飾った人たちがウロウロしている街もあります。
私のチェルノブイリのときからの癖、「この人、見た目はきれいでも、WBCで何ベクレルかな〜、気をつけてんのかなぁ」ってみてしまうんだけれど、とうとう日本人もそんなこと考えながら見るようになっちゃった。
国会議員とか計測してみたいです。
原発引っ越しは、プロの文筆家が書いたものですが、もちろん、お母さんたちも、みんな記録をちゃんとつけること。
あのときも、今も。
逃げる逃げないを、国民の判断にゆだねているということ。
すべて政府の責任放棄だということを、私たちがわかっているか?
自分で判断したのではなく、させられたのだということ
被ばくしたのでなく、被ばくさせられたのだということ
「責任とる」って、原発を作った側は誰もとっていないこと。
そういう、情けない為政者を後世に語り継ぐ、文学や芸術を残していくこと。
放射能は私達からいろんなものを奪っていきますが、人間の魂のエネルギーは奪えない。
今は、国民が国民を助けることしかできません。
それをどう表現するのか、愛というか芸術というか、呼び名はなんでも。
素晴らしい洞察とインスピレーションの演劇。事故前のものらしいですが、ご紹介します。
虚構の劇団「天使は瞳を閉じて」
http://www.youtube.com/watch?v=EEcPdXy2m2w&fb_source=message
事故前は笑えたのかもしれませんが、今は…。
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