http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/245.html
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スーパーゼネコン5社のうち、日本の原発の約半分を建設した鹿島のみが経営不振??
スーパーゼネコンとは、鹿島建設、大林組、大成建設、竹中工務店、清水建設の5社。この中で竹中工務店は株式を上場していない。
原発建設費13兆円/ゼネコン大もうけの裏側/東電元幹部「ゼネコンに“裏”仕事」/見返りは受注独占(しんぶん赤旗・日曜版)
http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/550.html
に、日本の商業用原子炉建屋57基を建設したゼネコンの一覧が載っている。これによると、57基中24基を担当したのが鹿島建設だ。
ウィキペディアのゼネコンそれぞれのページで建設実績として実際に個別の原発名が載っているのも鹿島だけだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%B9%BF%E5%B3%B6%E5%BB%BA%E8%A8%AD
原子力発電所
福島第一原子力発電所(本体建屋)
泊原子力発電所
柏崎刈羽原子力発電所
女川原子力発電所
ウィキには上のように記載されてるが、http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/550.htmlでみると、鹿島が原子炉本体を担当したのは福島第一原発の1号炉から6号炉まで全部以外に福島第2の1から3号炉、女川の1から3号炉、柏崎刈羽の1から5号炉、島根の1と2号炉、志賀の1と2号炉、東通となっている。泊は大成建設が原子炉建屋は担当していて、鹿島はその他の工事に関係しているだけだ。つまり、沸騰水型の原子炉のほとんどを鹿島が建設していて、加圧水型の原子炉は一つも造っていない。
なお、http://www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/550.html を見ると興味深いことが分かる。それは、日本での最初の商業用原子炉建設を担った清水建設の原子炉本体の受注が極端に少ないことだ。57基中、鹿島27基、大林11基、大成10基、竹中7基、清水5基という内訳になる。
しかし、清水建設は日本国内最初の商業用発電炉である東海発電所の黒鉛炉(311時は既に廃炉)、最初の100万キロワット級の商業用発電炉東海第二、国内初の改良型沸騰水型炉の柏崎刈羽原発6号機と7号機を建設している。その他には福島第2原発4号炉だけだ。なお、清水建設も沸騰水型原子炉を造っていて、加圧水型原子炉は造っていない。
エコノミストの今年の4/1号の91ページに、「鹿島の失墜 マンション施工ミス、トンネル崩落事故」というタイトルの記事が載っていて、サブタイトルは「『ゼネコンの盟主』の異名を持つ鹿島でトラブルが続出している。好景気の陰でいったい何が起きたのか。」というもの。
この記事では、最初に東京青山の高級マンション「ザ・パークハウスグラン 南青山高樹町」で鹿島が施工ミスをして完成目前に建て替えが決まったとしている。ミスが表面化したのが昨年末だ。次ページで、アルジェリアで鹿島が幹事会社を務めるジョイントベンチャーで昨年事故があり、損失を抱える可能性があるとしている。3ページの記事の最終頁では上場4社中鹿島建設が建築工事の粗利益率が0.5%で最下位としている。素直に読むと鹿島へ何らかの圧力がかけられていると読むこともできる。
原発作業員への日当を実際に差配しているのはどこなのだろう。電力会社は元受に費用を払うだけで、元受は東芝や日立などの原子炉メーカーだとされる。しかし、実際に建設を担ったのはゼネコンであり、関電工などの建設会社が原発作業員を雇っているのは事実だ。
東京電力が廃炉処理を進めている福島第一・第二原発や再稼働の準備をしている柏崎刈羽原発は全体で17基の原子炉があり、その内の13基の原子炉建設を鹿島が担当していた。だから、このことから考えると、原発関連だけでかなりの儲けが出ているはずだとも思える。
東京電力の支払いが渋いものになっているのか。それとも、ゼネコンはあまり現在の工事に関わっていないのか。それとも、鹿島のことは一種のカバーであり、何かほかの計画が進行中なのだろうか。
そして、なぜ清水建設は節目となる原子炉工事はやってもその後の沸騰水型原子炉建設のほとんどを鹿島に持って行かれていたのか。
2014年03月30日23時05分 武田信弘 ジオログのカウンターの値:45409
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