http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/240.html
Tweet |
(プロメテウスの罠)内部告発者:27 GEは口をつぐんだ
http://www.asahi.com/articles/DA3S11057476.html
2014年3月30日05時00分 朝日新聞
初めて会った2人=主催者提供
◇No.875
内部告発者のケイ・スガオカ(62)とデール・ブライデンボー(82)は昨年3月9日、サンフランシスコで初めて会った。
反原発団体「ノーニュークス行動委員会」などの主催で「原子力内部告発者大会」が開かれていた。ブライデンボーは講演の冒頭、会場に「ケイはいるかい」と呼びかけた。
「電話では何度も話したし、新聞で彼の写真を見たが、実際に会ったことは一度もなかったんだ」
スガオカは一番後ろの席の右端に座っていた。司会が前に出るようにという。ちゅうちょしたが、結局、発言者席まで歩いた。ブライデンボーと言葉を交わし、握手した。
会場で会おうとブライデンボーには事前に連絡していたが、登壇するつもりはなかった。「デールに会いに来ただけ」と言ったが、発言者席に座らされてしまった。
2人はみんなの前で東京電力福島第一原発4号機について話し合った。その中で、スガオカはとんでもない事実を明らかにした。
「地震のとき、4号機にはGEの人間がいた。彼らは原発から逃げ出した。そしてGEは彼らを日本から出国させた。GEは口をつぐんでいるが、私は内部につながりがあるから知っている」
GEの技術者たちは地震発生のとき、4号機の原子炉建屋にいた。それなのに、事故に立ち向かわず、東電を助けず、現場を離れたのだという。それは恥ずべきことだとスガオカは思う。
ブライデンボーは4号機の使用済み燃料プールについて語った。そこには1千体を超す多量の使用済み核燃料がある。再びM9クラスの地震が来てプールが壊れ、水が失われると、大変なことになる――。
スガオカが「破滅だね」というと、ブライデンボーは「そのとおり」と答えた。
スガオカは友人のことも語った。
「私には親友がいる。原発のすぐ近くに住んでいたが、いまは避難中だ。彼は東京電力に言った。家族を連れて避難区域に住んで、安全であることを示してくれ、と」
栃久保寿治(59)のことだった。
震災発生当時、4号機では、GEグループが原子炉内の隔壁の取り換え工事を東電から請け負い、作業が続いていた。記者はGEに、第一原発からの技術者の退去について説明をもとめた。回答は「この件にコメントを差し上げることはございません」だった。(奥山俊宏)
*
【プロメテウス】人類に火を与えたギリシャ神話の神族
▲上へ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素37掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。