http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/149.html
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函館市が、大間原発建設差し止め訴訟を起こすのは、極めて当然な行為である。
http://31634308.at.webry.info/201403/article_24.html
2014/03/24 21:36 かっちの言い分
原発を題材にした、2004年公開の「東京原発」という映画がある。
役所広司が主役で、東京都の天満知事を演じている。映画の中で、天馬東京都知事(役所広司)が突然、東京都の幹部職員たちを呼び出して、東京に原発を誘致しようという驚愕の計画を述べるところから始まる。知事は、東京が電気の最大の消費地なのだから、東京に原発を持ってくるのだと言う。それを聞いた職員たちは狼狽し、何とかその考えを撤回させようとする。見ている方も、最初は、この知事は気が狂ったのではないかと思う。
しかし、この映画のオチは、知事の本心は反原発であり、東京に原発を持ってくると言えば、原発について皆が真面目に考え、それに反対することを狙っているというものである。原発は全て都会から遠い地域に作られている。そこが、第二の福島になろうとも、都会人は関係ないということを批判している。
原発を誘致した地域は、原発施設に関わる仕事や十分な補償金を見返りにもらっている。しかし、その見返りと全く関係のない地域住民にとっては、原発は迷惑な施設以外のなにものでもない。その事例が以下の記事である。函館市が、まぐろで有名な大間原発の建設差し止め訴訟を起こしたものである。
大間原発は「住民無視、生命軽視」 函館市長、建設差し止め訴訟で
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/528772.html
電源開発(Jパワー)や国に大間原発の建設差し止めなどを求める訴訟を自治体として起こす函館市の工藤寿樹市長が共同通信のインタビューで「事故が起きれば近隣自治体も合わせて約35万人が避難しきれなくなる。住民無視、人命軽視だ」と述べた。
Jパワーは大間原発が規制基準を満たすかどうかの審査を今秋にも原子力規制委員会に申請することを表明。一方、函館側では提訴の可否を問う議案などが市議会最終日の26日に議決される見通しで、市は4月3日、東京地裁に提訴する方針。
大間のマグロという有名なブランドをもつ大間住民が、福島原発の惨事を見ていながら、何も言わず原発を建設させることが本当に理解出来ないが、その対岸の漁業を糧にしている函館市が反対するのは十分理解出来る。
原発のために、何の恩恵にも浴さない半径30Km、50Km圏内の住民を避難訓練させるなどというのは、どんな権利があってやらせるのかと言いたい。戦争でもあるまいし。函館市が訴訟を起こすのは当然な行為である。
これを裁判所が却下するようなら、日本には正義はない。
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