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2014年3月23日 (日)
「事故を起こした日本でさえ、原発は安全だとして再稼働させようとしている。どうして、台湾でやめる必要があるのか」(台湾総統・馬英九)。日本の愚かさを逆手にとられて、あお、恥ずかしい。
昨夜は、火曜日に亡くなった40年来の友を偲んで、思い出の渋谷のバーでキープしてあった彼のボトルに献杯。ボトルにわずかに残る琥珀色の揺らめきをみつめていると、「待たせたな」という声が聞こえてくるような、そんなセンチな夜なのであった。
話はガラリと変わって、台湾がけっこう大変なことになっている。中国と調印した「サービス貿易協定」に反対して、学生たちが日本で言えば国会に当たる立法院の議場を占拠しているのだとか。台湾総統の馬英九はもともと親中国派で、だからこそアメリカの覚えもめでたいのだが、この貿易協定はFTAみたいなもんですからね。中国に対して市場を解放しようというんだから、へたすると経済侵略されてそのうち中国に併合されちゃうぞ、っていう危機感があって、学生が決起したってわけなんでしょう。
・<台湾>行政院長対話は決裂…議場占拠 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140322-00000078-mai-cn
で、台湾では、もうひとつ原発が大きな問題としてクローズアップされている。現在建設中の第四原発ってのがそれで、アメリカのゼネラル・エレクトリックが受注して、原子炉は日立製作所と東芝、タービン発電機は三菱重工が製造したってね。だから、台湾では「日の丸原発」って呼ばれているそうだ。
この原発の着工は1999年で、2004年には稼働する予定だったのが、コストを優先した杜撰な工事が発覚したり、電源喪失や火災が起きたりとトラプル続きなんだとか。さらに、悪いことに、「日の丸原発」は台北市からわずか40kmの新北市にあって、近くには海底火山もあるらしい。
・台湾で脱原発10万人デモ 雨中に即時廃炉訴えhttp://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2014030902000125.html
でもって、福島第一原発事故があったもんだから、これまで原発に賛成だったひとも、この原発はヤバイということで、反対の声はいっそう高まっているんだとか。しかし、馬英九総統の言い草がふるっている。ていうか、日本人には耳の痛くなる言い訳してます。曰く、「事故を起こした日本でさえ。、原発は安全だとして再稼働させようとしている。どうして、台湾でやめる必要があるのか」。こんな具合に、日本の愚かさを逆手にとって原発推進しようという手合いは、台湾だけでなく、日本が原発売り込もうとしているベトナムやトルコなんかからもそのうち出てくるんじゃなかろうか。
でも、こういう理屈って、一方で成立しちゃうんだよね。「事故起こした日本でさえ・・・」って論法は、原発建設に前向きな発展途上国の合言葉になる日はすぐそこまで来ているかも・・・やれやれ。
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