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福島・いわき市漁協 東電の第一原発地下水バイパス計画 受け入れの方針(福島民報)
http://financegreenwatch.org/jp/?p=42216
3月 19th, 2014 Finance GreenWatch
試験操業が続く福島いわき市
東京電力福島第一原発の汚染水対策で、いわき市漁協は18日、市内の県水産会館で理事会を開き、汚染される前の地下水をくみ上げて海に流す東電の「地下水バイパス計画」を受け入れる方針を決めた。一方、相馬双葉漁協は同日の理事会で一部に反対論が出たため結論に至らず、24日に再度協議して意見集約を目指す。
市漁協は相馬双葉漁協の結論を待って最終判断する意向で、地下水バイパス計画をめぐる議論は大きなヤマ場を迎えた。
冒頭以外、非公開となった市漁協の理事会では、理事、監事計15人全員が受け入れる方向で一致した。地下水バイパスを実施しなければ、高濃度汚染水の処理が追い付かず、海洋に放出される懸念があるためだ。
実施に当たっては、国や東電などに対し、海洋のモニタリング調査を強化するとともに、安全性を第三者機関が監視する体制整備などを求めることを申し合わせた。風評対策の徹底と、風評に伴い魚の価格が低迷した場合の賠償を堅持する要求も盛り込んだ。
ただ、地下水の海洋放出は、市漁協にとどまらない重要な問題として、相馬双葉漁協と歩調を合わせて最終結論を出す方針。理事会後、矢吹正一組合長は「地下水を(海に)流すか流さないか、漁業者は瀬戸際に立たされている。相馬双葉漁協と擦り合わせをして判断するのが基本だ」と述べた。
相馬双葉漁協の理事会は相馬市の同漁協松川浦支所で非公開で開かれ、理事を務める7支所長が各支所内の意向を報告した。この結果、新地(新地町)、相馬原釜、松川浦、磯部(相馬市)、鹿島(南相馬市)、富熊(富岡町)の6支所が受け入れを表明し、請戸支所(浪江町)が反対の立場を示した。
このため、24日に支所長会議を開いて同漁協の方針を最終決定する。佐藤弘行組合長は「本操業再開を目指す漁協として、しっかりと足並みをそろえたい」とした。
県漁連は25日の県漁協組合長会議で地下水バイパス計画について協議し、受け入れ決定を目指している。野崎哲会長は取材に対し、「福島第一原発の廃炉作業を安定的に進める上で、計画の実施は認めざるを得ない」とし、相馬双葉漁協の議論の行方を注視する考えを示した。
※地下水バイパス計画 福島第一原発の山側から海側に向かって流れている地下水を原子炉建屋に流れ込む前に山側の井戸でくみ上げ、水質確認をした上で海に放水する計画。東電は、建屋に流れ込み汚染水となっている地下水400トン(1日当たり)を300トンに減らせるとしている。
http://www.minpo.jp/news/detail/2014031914585
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