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米国国営放送NBC、福島事故直後に「安全偽装キャンペーン」―幹部のメールから発覚/EcoWatch(3月10日)
http://franceneko.cocolog-nifty.com/blog/2014/03/nbcecowatch310-.html
2014年3月18日 フランスねこのNews Watching
今から3年前、地震と津波が福島を襲い悲惨な原発事故が発生していたその時、アメリカ人たちは自国内の古い原発の安全対策について疑問を感じていた。アメリカ人が当時知らなかったことがある。福島事故の数日後、米国政府の原子力推進部隊である米国国営放送(NBC、本部はニューヨーク。米国の3大テレビ局の一つでゼネラル・エレクトリック社の子会社)が、国内の原発に潜む危険に向けられた人々の懸念を懸命にもみ消そうとしていたのだ。
米国国営放送が提出した報告書によれば、同放送局は米国原子力規制委員会関係者の発言に沿う形で、米国民を安心させるための原発安全キャンペーンを実施していた。「知る権利条例」(Freedom of Information Act)に基づいて行われた情報公開請求によって明るみになった2011年3月当時のNBC幹部らのメールの内容から明らかになった。
「もっと情報はあるけれど、今はこのストーリーに沿って行くことにする。」
当時の米国国営放送スコット・ブルネル広報マネージャーはこんなメールを送っていた。
「みんな、予想通り視聴者から(国内の原発が安全かどうかについて)たくさんの問い合わせコールが殺到している―できるだけ早く、うまく応答しなければ!」
福島事故の数日後から、米国国営放送の放送用台本は「一般への回答用」と「追加の非公開・技術情報」の2種が作成された。たとえばこんな風に。
● 一般からの質問:「原発がメルトダウンしたらどうなりますか?」
「一般への回答」
アメリカ合衆国内になる原発は安全です。放射性物質が外部に漏れるのを防ぐ為に、何重もの厳重な遮蔽用バリアが設置されています。
「追加の非公開・技術情報」
溶融した炉心は周りを覆っている容器を突き抜けてコンクリートの床に溶け出す危険があります。メルトスルーが起きて放射性物質が外部に漏れ出す危険があります。
米国内にある100の原発のうち、30基が事故を起こした福島原発で使われていたのと同じゼネラル・エレクトリック社製の原子炉もしくは放射性物質の遮蔽装備を使用している。また、最も古い原子炉は1969年より稼働を続けている。古い原発の安全性に不安を抱いているのはアメリカ人だけでは無い。先週ヨーロッパの各地では240人もの国際環境団体グリーンピースの関係者らが古い原発の危険性を訴える抗議行動を行ったばかりだ。
(抜粋、一部編集)
●元の記事:「暴露メールで米国国営放送による福島原発事故後の安全問題への懸念もみ消しが明らかに」EcoWatch(3月10日)
(“Leaked Emails Expose NRC’s Cover-Up of Safety Concerns Days After Fukushima Disaster”, EcoWatch, 2014.03.10)
http://ecowatch.com/2014/03/10/leaked-emails-nrcs-fukushima/
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